2016年2月27日

雨、雨、時々晴れ


季節の変わり目でしょうか。天気はとても不安定です。

夏を思わせるような日が続いたと思ったら今日は霰が降るような天気。なんだかひやっと吹く風も冷たいです。



そんな霰と霰の合間の晴れ間。
Praia da luzも空気が澄んでとてもきれいです。



サーファーたちも海へ駆り出します。

少しずつ人が増えてきたようです。
これから春が来るという予感は良いですね。


今年夏のホテルの予約数はすでに去年を35%上回っているらしいです。

忙しい夏になるでしょうか?


2016年2月23日

Odeceixe



  • Odeceixeはどう発音するのか?


僕も最初に見た時、正しく読めませんでした。
ポルトガル語で“オドゥセイシュ”と読みます。分からないですよね。

ラゴスから大西洋側のAljezur(アルジェズール)へ向かい、そこから更に車で30分ほど北上したところ、Algarve(アルガルブ)とAlentejo(アレンテージュ)の境目にこのOdeceixe(オドゥセイシュ)という町があります。





海側からのショット

普段、冬どこのビーチでも大抵サーファーが数名はいるものなのに、この日ここには誰もいませんでした。


アルガルブはその穏やかな気候に魅せられてイギリス、ドイツ、オランダなど主に北ヨーロッパから移住してくる人が多いのですが(最近はフィンランド人を見かけることも多くなってきました)、面白いのはアルガルブの中でも、アフリカ大陸に面した地域では比較的イギリス人が多いのに対し、アメリカ大陸に面した側に来ると断然、ドイツ人が増えるということです。





最近、新たなブームになってきているのかキャンピングカーを非常にたくさん見かけるようになったけれども、そのキャンピングカーもイギリスナンバーのものは結構立派なものが多く、ドイツナンバーの物は年代物の「良くそれに乗ってドイツから来たね」と思わせるようなものや、明らかに「あなた改造したね。」というようなオリジナリティー溢れるものが多い様に思います。
(もちろん、実際に数えたわけではなくあくまで印象ですが)。

これはお金の問題ではなくて国民性の違いですね。
だいたいここアルガルブでもゴルフを含めたリゾート開発をしたのはイギリス人で、ドイツ人はそれに対して自然志向が強いように思います。

リゾート開発が進んだアフリカ大陸側にイギリス人が多く、自然がまだかなり手つかずの状態で残っているアメリカ大陸側にドイツ人が多いのもそういう事だと思います。

ついでに言うと、ドイツ人は住んでいる人でも旅行者でも頑張ってポルトガル語を話そう、という姿勢を見せる人が多いのに対し、イギリス人はやはりというべきか開口一番 "Do you speak English?"という人が多いですね。
ま、しょうがないか。


Alentejo(アレンテージュ)とAlgarve(アルガルブ)を分けるSeixe川(セイシュ川)
向こうがAlentejo、犬がいる側がAlgarve


ここから川に沿って5分ほど車で入ったところにOdeceixeのメインの町があります。
今回はそこの写真は撮れませんでした。





2016年2月20日

Salema~Figueira


Praia da luzからBurgau、そしてBoca do rioを通り越してSalema(サマ)にやって来ました。

考え見たらここに来たのは久しぶりです。

アルガルブ一帯は海岸沿いを中心にかなり建築ラッシュ(という名の乱開発)が進んでいたのだけれど、2007年に経済危機が訪れてからはそれがストップ。
至る所に建築途中で放棄された建物が並んでいました。スペインでも車で縦断するとそんな光景を色々なところで見ることができます。
ラゴスもここサレマも例外ではありません。

が、久しぶりにやって来てみたらあちこちで工事が再開されていました。

テレビを見ても、例えばフランスでも不動産を購入する人が2015年からまた徐々に増えてきた、というニュースを見たので少しだけ景気が上がり気味になってきているのかもしれません。




サレマの高台に建つ一軒家。
こんな景色のプールが付いた家などいかが?



そのサレマの新興住宅街の裏手に入ると海岸沿いを歩く野道が続きます。
ここから隣のFigueira(フィゲイラ)という海岸までの行程は夏には南仏プロヴァンスを思わせる景色で特に好きな場所なのです。


冬もまた良し。
夏はオリーブの木や野生のハーブが溢れてプロヴァンスのようになるのだけれど
唯一、セミがいない。



冬でもこんなアヤメのような花が咲いています。




ハイライトトーンでちょっと芸術風に!?

写真を撮ってばかりいる自分を辛抱強く待つ犬。

自分は都会育ちなのですが、段々と自然に魅かれることが多くなってきたように感じます。
こんなほぼ手つかずの自然が自分の住んでいるすぐそばにあることに単純に幸せを感じます。










と、今日書いている内容と全く関係ないけれど、EU(ヨーロッパ共同体)最大の懸案だったBrexit、とりあえずは回避できたようすね。

EUが安定した共同体になるまでにはまだまだいくつもの壁を越えて行かなければならないようです。





2016年2月18日

再びMeia praia



昨日までの大雨、大風が嘘のような快晴。真っ青な空!
再びMeia praiaを犬と散歩です。



Meia praiaの駅。だーれもいない。駅員もいない。

滅多に通らない電車がたまたま通過。
でもピンボケになってしまた。
遠くにPortimão(ポルティマオ)の街を望む。

端まで歩こうと思ったが意外に遠かったので途中でUターン。
犬はどこまでも歩いて行きたそうな顔をしていたが…

Portimão(ポルティマオ


砂浜の裏側はすぐにゴルフコース
しかし、野良犬が数匹ゴルフコース内を走り回っていたような。それもありね。


後ろにはMonchique(モンシック山)
今日は気持ちいいくらい空気が透き通ってモンシックもよく見えました。

きれいな夕焼けを眺めながら帰路へ。
今日は珍しく風も穏やかでした。


この気候こそここアルガルブの醍醐味。
この冬は確かに寒さこそ厳しくないけど天気が良い日は少なかったなぁ。


2016年2月16日

アルガルブの高速道路A22


先日、フランスから車で戻ってきました。
フランスも雨だったけどスペインもアルガルブもずっと雨。
ここまで天気が悪かったことは初めてです。


今日もこんな空。しかも強風。
雨、曇り、太陽、の繰り返しでした。



フランスから今、自分が住んでいるアルガルブの家までおよそ1500Km。
これが日本でいえばどれ程の距離なのかと調べてみたら、
東京から高速を使って鹿児島まで行っても1300Kmを少し超えるほど。
東京から直線距離で沖縄まで届くらしい。

日本ではまず考えられないのがスペインは一部区間を除いて高速道路は無料。
想像してみてほしい。東京から高速を使って鹿児島まで行くとして、例えば大阪を通過する時だけお金がかかってそれ以外の区間は無料だったら。考えられないでしょ。

確かに今時の環境破壊の観点から言ったらどうなの?無料じゃ車の利用を促すだけでしょう。
という議論も成り立つのだけど車移動が好きな自分としてはスペインは嬉しい国なのです。



さて、この高速道路、スペインからそのまま国境を越えてポルトガルに入るとそこから有料になってしまいます。
それがアルガルブを東西に貫くA22(全行程約130Km、スペイン国境側最東の町Vila real de Santo António(ヴィラ・レアル・ドゥ・サントゥ・アントニウ)から西側Bensafrim(ベンサフリン)をつないでいます)です。




しかし、この高速道路。そもそもはアルガルブの観光促進等の理由でEU(ヨーロッパ共同体)出資で作られた道路で無料だったのです。
それを2011年末、当時の政府が有料にしてしまったのです。

それだけでも憤慨ものなのですが酷いのはそのお金を支払うシステム。

そもそも無料だったので出入り口に料金所はありません。
そこでスピード違反を取り締まるようなカメラを要所要所に設置しました。


こんなものです。



そして車がこの下を通過するとカメラがカーナンバーを捉え料金が計算されるのですが、その料金を払う方法は基本的に2つ。

一つは事前に小さい後付けのGPSのような機械を購入しそれを車のフロントガラスに設置しておくとカメラの下を車が通過する時にレーダーが反応しお金が自動的に銀行口座から振り落とされる。

もう一つは高速道路を使用した48時間後に指定の窓口へ払いに行く。ただし、5日過ぎる前に払いに行かないと罰金を取られます。48時間後というのがミソです。高速道路を使った直後、あるいは翌日には払いに行けません。


このシステムの最大の欠陥はポルトガルナンバー以外の車が通過した時にそれを追跡する手段を一切持っていないことです。
ポルトガル政府はヨーロッパが陸続きであることを知らないのか、この高速道路を通じてスペインはもちろん、北欧や東欧、果てはフェリーを通じてイギリスからも車が入って来るのです。
これらの車がこのカメラの下を通過してナンバーを撮られてもその車を特定することを不可能なのです。
結果どうなるか。ポルトガルの外から来る人たちにとっては事実上無料であり、律儀に料金を払わされるのはポルトガルに住むポルトガル人だけ。

一度、料金を支払う窓口へ行って外国の車が通った時にその人たちにはどうやってお金を払わさせるのか聞いてみたら帰ってきた答えは「分からない」。
むちゃくちゃである。

もう一つの欠陥は使用してから48時間後5日前までに料金を払わなければいけない。でもポルトガルを出てそのまますぐに帰ってこない時にはどうすればいいの?
それに対する窓口の答えも「分からない」。


自動振り落としされる機械を買えばいい、ということになるのだけれどそもそもアルガルブの観光促進のためにEU出資で無料だったものを有料にしたこと。
そしてこの複雑で不公平な支払いシステムのために僕はA22を使うことを拒否しているのです。

有料になって以来、定期的に抗議デモが行われています。
実際に有料になってから国道の交通量が増え、事故も増加しているようです。
が、政府はもちろんいまのところ聞く耳持たずです。

僕もこの高速を使えばスペイン国境から家まで1時間強のところ国道を使い2時間以上かけています。












2016年2月1日

ちょっと政治の話


アルガルブらしい空が戻ってきました。



最近になってポルトガルの首相がいつの間にか変わっていたことに気がつきました。
ちょっとニュースを見ていなかった間に…


今までの社会民主党(PSD)のPedro Passos Coelho(ペドロ・パッソシュ・コエリョ)から社会党(PS)のAntónio Casta(アントニウ・コシュタ)へ。
最近になって急に国道125号線で工事が増えたのもそのためか。


確かに前政府が発足した2011年以来、ポルトガルはEU(欧州連合)やIMF(国際通貨基金)などから金融支援を受け、それと同時にEUやIMFから課せられた緊縮財政策を敢行。
2012年にはそれまで6%と13%だった消費税がほとんどの物を対象に一気に23%になりました。
13%から23%に10%も引き上げです。
日本で散々議論の的になっている8%、10%どころの騒ぎではありません。
電気代にいたっては6%から23%へ。
国民に相当の犠牲を強いた緊急財政策でしたが、それでも2014年に金融支援を終了し自国での財政運営に戻りました。
それなりの結果は出したということです。


しかし、ここに来て左派の社会党出身の首相。
緊急財政策はもうこりごり、という気持ちは分かるけれど今年7月からは公務員を増やし、労働時間も週40時間から35時間に減らす、とのこと。
今、あちこちで道路工事が行われているのも恐らくこの社会党政権になってから。

ただし、23%の消費税が13%に戻るらしい。これは朗報。

フランスの現左派政権と同じようにポピュリズムに乗った政策で数年後にまた財政難、なんてことにならないか少し心配です。