こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2022-12-27

クリスマスケーキ・3種

 愛犬ロッキーがいなくなって一週間。

そしてちょうどクリスマス。やることがあるから気が紛れるか。

今年のクリスマスケーキは3種。

チョコレートケーキ
チョコレート


ティラミスのケーキ
ティラミス


フルーツクリームケーキ
ベリーとフレッシュクリーム

3つともなかなかうまく出来ました。

しかしアルガルブは今まるで春のよう。20℃越えです。いいんだか良くないんだか。冬が終わる前にもう少し雨が降ってほしいところ。

今年も残りわずかです。


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2022-12-22

クリスマスの前に、愛犬ロッキーはもういない

3年ほど前から後ろ足が弱くなっている兆候が見え始め、1ヶ月前にほとんど動けなくなり、そして先日12月20日の朝10時ごろ、愛犬ロッキーは息を引き取りました。

愛犬の写真

まだ店を持っていた2015年の春、ひょこっとロッキーは店に現れました。その時、彼は野良でした。そしてかなりがりがりに痩せていました。犬好きとしてこれを見て何もせずにはいられない。骨やら肉の切れ端やらとにかく犬が食べられそうなものをあげました。

そしてその日からロッキーはほぼ毎日店に顔を出すように。しかしこんなに痩せこけているのにドッグフードは食べない(^-^;。口に無理やり入れても吐き出す始末。無類のチーズ好きだということも知りました。チーズがあると骨を捨ててもチーズを食べる。

僕自身はすぐにでも飼ってもいいと思っていたけれど、当時は狭い借りアパート住まいで動物を飼うことはできず。でもその同じ2015年に家を見つけて購入し10月1日から入ることになったのでもしその日までこの犬が誰か他の人に拾われることなく店に来続けていたら、その時は家に連れて帰ろう、と決めました。この時点で勝手にロッキーと名前を決めていました。

果たして…彼は誰にも拾われることなく10月1日のその日まで店に来続けました。僕は内心大喜び。車の後ろを開け「乗るか?」と聞くと何のためらいもなく飛び乗り、そして引っ越しと同時に犬と一緒に入居しました。


愛犬の写真
始めはかなり痩せていた


それからは車で行くところにはどこへでも連れていきました。ポルトガル内はもちろんスペイン、フランスへも。

飼っていくうちに実はちゃんと躾けを受けていることも英語の命令を理解することも分かってきました。
「Sit!」や「Wait!」など命令をちゃんと聞きます。ということは元々はイギリス人に飼われていた?全然吠えない、他の犬や猫は見事に無視するのに人と見れば撫でてもらうためにすぐに寄って行こうとする。大型犬だったのに全く人を怖がらせない犬でした。

愛犬の写真
Praia da Cordoama にて

全く飼う予定ではなかった状態で飼い始めた犬、でも行儀がよく躾されていて人が好きで車に乗せても問題なく色々な意味でこれ以上は望めない完璧な犬でした。

一度だけ動物病院へ連れて行ったことがあったのだけどその時に獣医がマイクロチップを発見。2007年8月1日にマイクロチップは入れられたことが分かりました。

この犬の過去は全く知りません。ちゃんと躾けられているところを見ても初めはちゃんと誰かに飼われていたはず。なぜ野良になってしまったのか、こんなに行儀のいい犬なのになぜ僕の前に誰も拾うことがなかったのか。

愛犬の写真

恐らく野良だった時に事故にあったのだろう、左前脚に小さなこぶがあり少しびっこを引いていました。

2015年10月に引っ越しと同時に連れてきてから2022年12月20日までの7年と2か月強の間、考えてみたら今の家に住むようになった初日からいたロッキーがいなくなりました。今まで門を開ければ必ずいたロッキーがもういない。何かが足りない。ついつい家に帰って来るといつもロッキーが寝ていた場所を見てしまいます。

愛犬の写真

1か月前にかなり弱ってほとんど動かなくなった時から(語弊があるかもしれないけれど)安楽死などさせることなく自然に死んでいってくれることを願っていました。
死んでしまう前日に食べることも水を飲むこともしなくなりその翌日朝旅立ちました。
今まで何匹か犬を飼ってきたけれど犬の死に際に立ち会ったのはこれが初めてでした。

とにかく頭を撫でてもらうことが大好きな犬だったから悔いのないように思いっきり頭を撫でてきたつもりだったけれど、いざ全てが終わってみるともっと撫でてあげられたんじゃないかと思ってしまいます。


愛犬の写真

動物が死んでしまうとあまりに悲しくて、もう二度と動物は飼わない、という人もいてその気持ちはそれはそれで良く分かります。けれども、僕はまたいつか犬を飼いたいと思います。別れは悲しいけれどそれ以上に犬と一緒に過ごす時間がとてもかけがえのないものに思えてるから。
願わくばロッキーがそうだったように、フッと僕の前に犬が現れないかな、と秘かな希望を抱いています。

ロッキー、ありがとう!今は僕と一緒で幸せであったことだけを願っているよ。少なくとも僕は幸せだったよ。

愛犬の名札

愛犬ロッキー
享年約15歳と6か月



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2022-12-14

リハビリはまだ遠い…

 先週やっとリハビリ通知の封筒が届いた。

12月12日月曜日12時半にラゴスの病院、10分前には来るように。ギブスが取れてから3週間強。

ということで行ってきました。自分としてはやっとリハビリが始まる、どういうことをやるのか、という思いで行ったのですがいざ行ってみると受付でちょっと待たされてお医者さんと面会。脚、膝の様子を見られて「それじゃ、電話で後日連絡するから」とのこと。

ただの診察でした。また「待ち」です(-_-メ)。


ステップアップ階段のイメージ

ギブスが取れてから3週間強の間、かなり良くはなってきました。とりあえず松葉杖なしで歩けるようにはなりました。階段もゆっくり上がり降りできるようになりました。ふくらはぎには筋肉がついてきました。でもまだ完全に腫れは引いていません。膝の腫れも若干良くなってきました。今一番腫れるのは膝の後ろ側、ちょうど膝とふくらはぎの境目の辺り。大腿の筋肉はなかなか戻って来ません。膝も手を使って曲げるには問題ないけれどまだまだスムーズに曲がりません。

まだ試していないけれど車の運転は行けそうです。

これからクリスマスで仕事が忙しくなってくるから年内にリハビリでの電話が来ても場合によっては行けない。そうするとリハビリが始まるのは来年か?なんかその頃には本当に治っちゃてそう。まあこの‟緩さ”がポルトガルらしいけれど。

まぁ、それならそれでもいいけれど。ちなみにここまで薬局で買った注射以外一切お金払ってません。後々請求が来るのだろうか?


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2022-11-23

ギブスは取れた、そしてリハビリはいつ?

 待ちに待った11月16日。

予定された時間に病院へ行き時間きっかりに医者と対面。まずギブスを外す。

6週間ぶりに右脚とご対面。確かに細くなってる。左脚と比べると一目瞭然。腿の筋肉がなくなって左ももは盛り上がっているのに右ももは若干へこんでいる…

ふくらはぎは筋肉の膨らみがなく真っ平。なんか悲しい…右脚だけ20年年取ってしまったようです。

看護師の方から「ギブスが取れてしばらくすると脚が腫れてきますよ」と言われる。その時はそういうものなんだぁと思っただけで理由を聞かなかったのだけれど家に帰ってから本当に腫れてきました、膝から下が。ふくらはぎの筋肉は足から心臓へ血液を押し返す役割を果たしていてその筋肉が弱ってしまったために血液循環がうまく出来ず脚が腫れる、ということのようです(ネット知識)。

さてギブスを外されてまずはレントゲン検査。そこまで自分で松葉杖で移動していくのですが、ギブスが取れたての右脚は怖くて地面に着けられない。ガクッとそのまま倒れてしまいそうで、イヤ、実際体重を載せたら倒れると思う。

レントゲンを撮り、また元の場所に戻って少し待っていると医者から呼ばれる。

レントゲン結果は良好。膝蓋骨に入っていた線は無くなってました。そして整形外科の医者からは全て良しということで次はリハビリ。その手配、というよりリハビリ部門に打診をしたようで後日郵便で連絡が行くから、とのこと。

「へ、郵便ですか??」

メイルでも電話でもなく郵便?いや、今日からでもリハビリ始めて欲しいんだけどなぁ~~。やっぱり無理?


というところから家に帰ってきて丸々一週間が経ちました。まだリハビリの連絡はありません。その間にネットで脚、膝のリハビリの検索しまくり。

まず、足首、膝ががちがちに固まっている。腿とふくらはぎの筋肉ゼロ。本当に悲しいくらいに腿もふくらはぎもぺしゃんこ。膝、ふくらはぎ、足の甲がパンパンに腫れる。何も医学的知識がないから本当に痛みを感じない範囲でストレッチ、筋トレ、マッサージ。

一週間が経ちふくらはぎの筋肉が少しだけついてきました。左のふくらはぎのようにうっすら筋肉の形が出るように。それに呼応するようにふくらはぎの腫れはかなり良くなり、足の甲の腫れも少し引いてきました。結構嬉しい(^^♪


ただここに来て心配なのが膝の腫れ。明らかに水が溜まっている。硬くなって膝が曲がらないのと同時に腫れが膝曲げを邪魔している感覚もある。これもネット知識になってしまうけれど膝に水が溜まるということは膝に何かしらの炎症が起きているということ。でもこの以上のことになるとネットで検索しても色々な情報が出てきて(情報過多)僕には何が本当なのか全く分からない。

はやくリハビリが始まってほしい。ちゃんと整体師や医者が見ればはっきりしたことが分かるでしょう。普通に歩けるようになるのはいつのことやら…


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2022-10-28

ギブス生活・折り返し地点

 病院から出た時に渡された処方箋で36本の血栓予防の注射を買い、それから毎日一本注射。

それが半分終わった。あと半分、この注射が全て無くなったら病院へ診察、そしてギブスは取れるはず。

しかし、言ってしまえば右足が完全に固定されてまっすぐのまま、これだけの事なのに日常のことが何もできない。

脚骨折 松葉杖のイラスト


右足に重心を置くことは当然できない、もとい避けるべきなので移動する時は両手松葉杖。考えてみれば当たり前なのだけれど松葉杖があるから移動する時、何かを持って移動することは基本的にできない。お皿を食器棚から出してテーブルに置くとか、食べ終わった後お皿を台所まで持っていくなんてそんな簡単なこともできない。

階段は登れない。洗濯物を洗濯機に入れてスイッチONまでは何とか出来ても、その洗濯物を取り出して干すのは無理。横になっても自然に寝返りは打てない。ギブスで重くなった右足を意識して動かして寝返りを打つ。その為によく寝られないこともあり。着替えも一苦労。顔洗うだけでも洗っている間は片足立ちだから今一つ不安定、且つ疲れる。

幸いもう暑くはないからギブスの中が思ったよりは痒くならない。最近まではギブスが膝に当たると少し痛みがあったけれどそれも消えた。いい兆候だろう。

同時に寒くもないからずっとスポーツショーツのまま。普通のズボンはけません。

まぁそれでも松葉杖ギブスの生活もある程度慣れが出てきたけれど、いまだに注射は慣れません。

救急車と注射

あともう3週間。


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2022-10-14

やってしまった、右膝骨折!!! 🤕🤕🤕

 あ~💦、まさかまさか、骨折してしまうなんて…それは思いもがけなくあっけなく起こるものなんですね。


夜10時過ぎ、友人の家から帰ったら飼い犬が外に出たがったのでちょっと家の周りの散歩、と思い犬と一緒に歩き始めたら少しも行かないところで野良犬に遭遇。ちょっと脅して追っ払おうとその犬の方に向かって走るそぶりを見せたその瞬間、下が砂利道で想定外に足が滑った…!!そしてそのまま見事に前方にスライドするように転倒。


地面に手をつきそしてそのまま少し滑ったので(砂利のために)両手指や手のひらから出血、そして右膝強打。でもこの時点では右膝は見た目軽い擦り傷程度で大した出血も無し、両手の方がむしろ痛かったのです。

それでも出血をなめて消毒しながらしばらく犬と歩き帰宅。まだこの時点では歩くことが出来たのです。

それから15分くらいしてからだろうか、打った右膝が腫れだし痛み出す。でもまだ何とか歩くことができたので歯磨いて寝ることに。

しかし寝ている間に膝の腫れがひどくなってある角度のままそれ以上曲げることもまっすぐに伸ばすことも痛くてできなくなってしまいました。結構インパクトのある腫れ。

ただ腫れてはいるけれでも別に熱もおびていないし痣のように青くもなっていない。骨は折れていないだろう、折れてなければいいなと淡い期待を抱きながら翌日、一緒に住んでいるフランス人の仕事が終わるのを待って午後一番にラゴスの公立病院へ。


二年ぶりの病院

2020年に静脈瘤のために病院でお世話になってから2年。またこんな形で病院のお世話になるなんて…

病院には Urgente (緊急) があって24時間ずっと何かあったらとりあえずここへ行けば診察してもらえます。

ラゴスの病院の入口で車いすに乗せられ、受付を済ませて、その後に恐らく看護師と思われる人に経緯と症状を説明。それからしばらく待っていると医者に呼ばれその医者に会うとすぐにレントゲンを撮ることに。

そこでレントゲン結果を自分で見ることはなかったけれどすぐに膝が骨折していると言われ(ガ~~~ン、淡い期待はあっという間に消える…)ベットに寝かされ足を簡単に固定されました。

それからしばらく待っていると女性が2人やって来て違うベットに移されそのまま病院前に待機していた救急車へ移動。女性2人は救急車の運転手でした。人生初の救急車に乗せられる前にここまで僕を連れてきてくれたフランス人と話し病院に着いてこれからどうなるのか分かったら電話するということで救急車でここから10キロちょっと離れた隣りのもっと大きな街 Portimão にあるもっと大きな病院へ運ばれることとなりました。


Portimão 病院の緊急外来に到着。

救急車の中で少し待たされたけれど結構手際よく病院の中へ運ばれる。ざっと患者30人くらいがベットの上に寝ている広い部屋に運ばれました。

平均年齢はかなり上。みんなどういう理由でここにいるのかは分からないけれど、かなりの歳と思われる人たちがいました。突然泣き出す人がいたり。いきなり到着した自分には結構異様な雰囲気。それを見た感じかなり若い看護師たちが甲斐甲斐しく世話をしていました。

ここでとりあえず採血、血圧、体温、心電図など一通りのことをされた後にいかにもベテラン風情のお医者さんのところへ運ばれ、ここで初めてラゴスで撮ったレントゲン写真を見ることになりました。

全くの素人の僕が見ても分かるように膝のお皿に線が一筋入っていました。

医者の方は当然そんな写真は見慣れているだろうから別に動ずることもなく(当然だ)助手の人たちと一緒に脚をまっすぐにし(痛かった😂)ギブスを嵌められました。


「後で違う病棟に運ぶから」と言われしばらくは最初の大部屋にいることに。

何もすることないし出来ないからボーっとしていると結構次々に新しい患者が入ってきたり出て行ったり。その間にお腹に血栓(エコノミークラス症候群)を防ぐ注射を1つ打たれました。これが妙な具合に痛い。そして後日この注射を自宅で毎日打つように宣告されます😖。


そして入院

それから程なく外もすっかり暗くなってから整形外科病棟の3人部屋に移されました。

部屋の入口側、真ん中、窓側、僕は窓側の33番。ここで日本人を見るのは初めてだ、と言われました。まぁそうでしょうね。

毎日午後5時から30分だけ外部から人が来ることが出来ます、と説明を受ける。それをラゴスの病院に僕を運んでくれたフランス人に連絡。ついでにこの時点ではいつまで病院にいることになるのかも分からなかったから適当に着替えを持ってきてくれるように頼み、この日はもう遅く何となく気持ち的にも疲れていたのでボーっとした気分のまま就寝。しかし結構暑い部屋で汗かきまくり。



翌日、

病院の朝は早い。外はまだ暗い。6時過ぎに電気がつき有無を言わさず検温と血圧を測られる。その後電気が消えしばらくして9時ごろに朝食、と言ってもパンにバターとコーヒーだけ。質素。たまごも無しヨーグルトも無しフルーツも無し。

そして体を洗いましょう、と石鹸水の入った桶とスポンジとタオルを渡される。まぁ洗うというよりもこれで全身拭きましょうってことです。いちお顔から下までそれなりに拭いてタオルで乾かしそれが終わるとシーツ替え。僕はベットに横になったまま左に向いて右に向いて結構器用にシーツを替えてくれました。

でもそれ以外に別にやることもできることもない。隣りの患者と何とはなしに会話をすることに。

てっきりポルトガル人だと思ったら24歳のウクライナ青年。しかもドンバス出身。3年ほど前に伯母と一緒にラゴスに移住したんだそう。家で高いところから落ちたのか転倒したのか両足骨折。しかも複雑骨折だったようで両足共にワイヤーを入れて骨を固定する手術をしたんだそう。写真も見せてくれましたよ。そしてかれこれもう6週間入院しているんだそうです。

こんなポルトガルの外れの街の病院で日本人とウクライナ人が隣り合わせになりポルトガル語で会話している、不思議だね。

しかし両足はきついですよね。僕はまだ片足が固定されているだけだから松葉づえや歩行器でいちお移動はできる、相当不便だけど。僕が病院に着いた時に彼は車いすに乗って移動など始めていたけれど、入院当初は両足固定でほんの少しの移動もできなかったのではないかな。

しかもこれは2日目に知ったけれど彼は入院がこれが2回目。去年すでに右膝骨折で入院したのだそうです。しっかり手術のあとがついていました。ラゴス3年間のうちにすでに2回も入院、しかも結構な怪我。運が悪いというか何んというか。

さぁ、そして食事。病院食なんてこんなものでしょうね。思っていたほどには悪くはなかったけれどとにかく味がない。ほとんど動いていない状況でお腹も大して空くことはなかったからいいけれど。

そして夕方には血栓を予防するための注射。昨日と同じもの。おへそ横に打たれるのですがこれが妙な具合に痛い。注射そのものが痛いのではなくて中の薬品が体に入ってくるその薬品が痛い。傷口をアルコール消毒する時に感じる痛さ、に近い感じ。これが注射が終わった後も2,3分続く感じ。なんとも後味の悪い注射。

で、入院初日は結局何の情報も病院側からないまま。手術が必要なのかいつまで病院にいることになるのか何も新しい情報を得られないまま終わりました。


入院二日目。

翌朝も朝6時過ぎに検温、検血圧。昨日と全く同じように時間が過ぎていき、午後も3時過ぎた頃に突然医者がやって来た。レントゲン写真からもしかしたら手術の必要はないかもしれない、とのこと。お、ちょっと希望が。

とそれから車いすで連れ出されて別の診察室のような部屋で簡易ベットの上へ。そこで右足のギブスが外されて何が始まるのかと思ったら内出血でたまった膝周りの血を抜かれました。膝の横の方からブスっと針を刺され(しかし意外に痛くなかった)結構な血が出てきたようでしっかり見せてくれましたよ。印象としては200mlくらいか。水200mlなら別にどうとも思わないけどボールにたまった血200mlはインパクトありますね。こんな量の血が膝にたまっていたのかと。血を抜いたら膝周りの腫れが一瞬で消えましたよ。

そこで今度はかなりしっかりしたギブスを嵌められ、それが固まったら再度レントゲンへ。その結果を見て手術が必要かどうか見ると言われました。

脚にギブス

レントゲンを撮られまた自分の部屋に戻ってそのまま夜が来ても何も進展なし。今日も何も無しか、と思っていたら結構遅くなってから医者がやって来て「きれいに骨折しているから手術の必要はない」と言われ翌日病院を出ることに決まりました。まさに不幸中の幸いです。


そして退院。

ということで同居しているフランス人に電話して午後5時に来てもらうことに。

それまで何か色々説明でもあるか、と思いきや何か言われることもなく午後5時に迎えに来てくれたフランス人の彼がわざわざ受付に聞きに行ってやっと松葉杖を買うこと、血栓を防ぐ注射を買って毎日注射すること (😨😨😨)、11月16日に病院に来ることが分かりました。

注射は自分でやるか誰かにやってもらうか。自分で自分に注射をするなんてとてもできないので(こう言うことが全然平気っていう人もいるんですよね)そのフランス人がどうやるか教えられることに。ちょうど注射する時間だったし。

11月16日まで1ヶ月強ギブス生活。そして毎日腹に注射。

結構退院はあっけない。ウクライナ人の彼に別れを告げ、誰かが付き添ってくれるわけでもなく車いすで自分たちで移動して車を病院入口まで持ってきて、その車にやっとのことで乗り込んで病院を後にしました。

家に帰る途中の薬局で松葉づえと注射を購入。これを毎日一本11月16日まで打たなければならないのか…げんなり。


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2022-07-27

夏が戻ってきた!

植えた野菜の収穫が始まりました。

トマト、茄子、ピーマン、南瓜、ルッコラ、きゅうり、etc... 店で買うより断然美味しいですよ。

茄子、南瓜、ピーマン

フランス、スペインは40℃を越えている時にここはとても過ごしやすい夏です。今日など風があってじっとしていると寒くなってくるぐらいです。熱帯夜もなし。


青空と花


 それにしてもいや、本当にすごい人の数。2020年、2021年と2年間8月を除いて全く静かだったのに今年の7月は大盛況。2019年まではこんなだったっけ?

自分は移動していないから良く知らないけれどコロナ規制はもうない様子。マスク義務もないし加えて暑いからマスクはあっという間に忘れ去られた感がある。

何だか6月くらいまでは新しいオミクロンの変わり種が発生しただの新規感染者が何人だとか良く耳にしていた気がするのに7月に入ってからそんな話は一切なし。

やはり経済優先に切り替えたか。というよりすでにポルトガルは感染のピークを通り越したらしいから(日本のニュースサイトで読みました)、日本も第7波だと騒いでいますがしばらくしたら収まるんじゃないですかね。

あ、でもそうすると製薬会社は儲からないですよね。みんなに接種してもらわないと。



もうすぐ7月最後の週末。

観光客7月組と8月組が入れ替わる時です。まだ2年前まで店をやっていた時、8月だけは客層が本当に変わりました(あまり良くない意味で)。家族ずれ多し。

8月は移動費も滞在費も全てが一番高くなる時ですからね。できるだけ現地で節約しようという気持ちは分かります。でも飛行機代もホテル代も繁忙期には(提供するサービスは変わらないのに)高くなるのだからレストランも繁忙期には値上げしてもおかしくないんじゃないの?って思います。

そして8月からは一部水の使用規制も始まります。


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2022-07-17

夏の酷暑に水制限

蛇口と水

 

7月に入りここは夏らしい暑さになりました。

しかしここはラッキーです。どういう気候の作用か、ここ南のアルガルブよりも北のリスボンやポルトの方が暑いようです。山火事も発生しているようですがこの地帯は幸いまだ火事は発生していません。

スペインもフランスも40℃を越える酷暑。フランスで水使用の制限をしているようだけれどもここもついに8月から制限されることになったようです。


水使用制限アルガルブ


アルガルブの全ての市民プール閉鎖。噴水の停止。公共の場の水まき停止または水量削減、芝生の代わりにもっと現地の気候に適したものを植える等々。

もっと早くからこういう規制があってもおかしくないと思っていたのでやっとか、という感じもあります。今のところ一般家庭での庭の水まき禁止、何時から何時まで水の使用禁止などの規制は無いようです。

プールの閉鎖は水泳好きの自分にしたら残念だけれどしょうがないですね。何か他のことをします。

スプリンクラーと芝生

しかし問題だと思うのはゴルフ場。アルガルブに何十とあるゴルフ場の芝生管理だけでも相当の水を使っているはず。この芝生の水やりを止めるだけでもかなりの量の水の節約になると思うのだけれど、同時にゴルフはアルガルブの大事なお金の収入源。

自分はゴルフをやらないから分からないけれどもやっぱりゴルフ場の芝生は青々としていなければならないもの、なのでしょうか?

でも水は生きるのに必要な物、ゴルフはあくまで娯楽、でもたくさんのお金がそこから入って来る、問題解決は簡単ではありません。


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2022-06-26

富裕層を引き付ける国ポルトガル

富裕層が移住の候補に挙げる国の内ポルトガルが今年2022年は6位だそうだ(ヨーロッパの中では1位)。


 ⇨ 世界の富裕層が移住を考える国は?


富裕層が移住国を決める要素は、

犯罪率の低さ(これはポルトガルは優等生)

税制措置(自国民にではなく海外のリタイア組に優遇措置をとっているのは知っているけれど)

ビジネスチャンス(人が増えればビジネスのチャンスは増えるだろうけれど、いかんせんポルトガルの行政機関が無能だからこれが改善されればいいかも)


その影響かどうかは分からないけれども、最近のアルガルブの建設ラッシュはすごい。レジデンス(日本でいうマンション)や高級住宅がそれこそキノコが生えてくるように建てられている。そして値段もうなぎ上り。今もし売ることが出来る家、土地を持っているならチャンスです。

反対に家、土地を買いたいと思っている人には最悪の時です。




100万ユーロ (ざっくりと約1億5千万円) は最低ライン。

ちょっと眺めのいいところなら200万ユーロ、300万ユーロ(3億円、4億5千万円)普通です。

一体だれが買うんだ、買えるんだ、と思うんだけどこれが売れるんですね。しかもこのほとんどは居住地ではなくていわゆる別荘。だから1年の大半は誰も住んでいません。でもちゃんと庭やプールのメンテナンスはされている。維持費だけでいくらかかるんでしょうね。


ポルトガルは日本よりもフランスよりもスペインよりもお金のない国です。ポルトガルに来たばかりの頃は地元人と海外リタイア定住者との間の生活レベルの差に驚いたものだけれど、慣れとは恐ろしいもので「ま、こんなもんだよね、これで海外のお金持ちがポルトガルでお金を使ってくれて政府もそれを狙っているんだから」と思うようになりました。

道の先はどこまでも続く海


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2022-06-21

6月のラゴス

 フランス、スペインの猛暑がすごい。

南仏の街ビアリッツでは先日43℃を記録。もちろん尋常ではない。下手をするとスペインよりも暑いくらいだ。

ここはどういう作用によるものかすぐ隣りのスペインが猛暑となっているのにも関わらず25℃くらいととても過ごしやすい。夜は寒いくらいになる。

今、コロナ規制がどういう事になっているのか全く分からないけれど恐らく規制はないのだろう、ヨーロッパ中から観光客が来ている。過去2年は7月に入っても人がいなかったのに。

久しぶりにラゴスの Ponta de piedade に行ってみたらすごい人、

ponta de piedade

Ponta de piedade

両側ずらり車の列、この2年間静かだったのでちょっと驚きました。2019年までは毎年こんなだったっけ?
まぁ、賑わっていいのかもしれないけれど誰もいない静かな時の方が良いような。

Ponta de piedade 灯台

人がいない時に慣れてるから何だか違和感が…


こんな遊歩道もいつの間にか設置されて。最近のラゴスは結構頑張ってますね。

Ponta de piedade


今年からは建設ラッシュで Lagos でも Luz でもとにかくマンション、豪邸が建てられているけれども、新しいショッピングモールも近頃完成しました。何でもアルガルブの中で一番大きいらしい。

アルガルブには僕が知っている限りでショッピングモールが4つ (Faro, Ikea [Loulé], Guia, Portimão)、そして今回もう1つ Alcantarilha というところに一番でかいという触れ込みのショッピングモールが出来て、更に Lagos 郊外にもう1つのショッピングモールが建設中です。

大体、建設を決定する前にちゃんとリサーチがあって見込みがあるからショッピングモールを造るんだろうけど正直そんなに需要があるのか、不思議です。消費社会まっしぐらです。


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2022-06-15

ここもスペインもフランスも暑い 2  そして2度目の Parador Ciudad Rodrigo

 フランスからの帰り、スペイン・Ciudad Rodrigo にあるパラドールに予約をとり出発。

行きと同じくずっと暑いままでした。

France → Bayonne → Bidart → Hendaye → Spain/Irun → Vitoria Gasteiz → Ciudad Rodorigo (Parador)


                       

ちょうどBayonne のところで一つ目の料金所(ここが一番高い)を通過。でも通過してから

「何も考えずに毎回高速使ってるけれど別に急いでないし普通の道で行ってみよう」

とすぐに高速を降り、国道で国境まで向かうことに。

Bayonne, Anglet, Bidart, Saint Jean de Luz, Hendaye と通り抜け国境を越え Irun へ。

高速を使えば20分で行くところ1時間以上かかった感じですかね。急いでいればしょうがないけれど時間に押されていないのであれば国道通るのもいいんでないの、と思いました。高速使えば料金15€近く行くはずだし。往復なら30€近くになるし。

Irun で行きと同じガソリンスタンドで給油。そこから高速に乗るのだけれどこの国境付近は有料のいわゆる高速道路と無料だけれど高速道路と同じように走れる路線が入れ乱れ GPS 様々状態。

スペインは高速は基本無料でマドリッドのような大都市周辺やこの国境付近のような一部区間が例外的に有料です。この国境から Vitoria Gasteiz まで有料道路と無料道路の両方が通っていてもちろん僕らは無料の方を行きます。はっきり言って、無料だからと言って多少道が東京の首都高速のように蛇行しているような部分もあるけれど有料側と比べてより時間がかかるわけでも道路の状態が悪いわけでもない。お金を払う価値がいまいち分かりません。

でも道を1つ間違えると有料側に入ってしまって後戻りはできないので GPS 必須です。

一度高速に乗ったら目的地 Ciudad Rodrigo まで永遠一直線。途中犬を歩かせるために止まりながら行きます。

行きの時も思ったけれど6月に入ったというのに一般車が少なかったですね、気のせいか。一般車よりトラックの方が遥かに多かったですよ。確かにガソリン代が高騰しているからもしかしたらその影響もあるのかも。

最近の車には恐らく普通についている機能なのだろうけどスピードを一定に保つ機能(日本語で何というのか分からない)は超・便利ですね。100㎞にセットすればずっと100㎞を維持する。常にスピードメーターをチェックする必要はないし追い越す時も一定のスピードを保ったまま。楽だし経済的です。

Salamanca を過ぎたら車は更に減り前後見てもほとんど走っている車がない。立派な高速道路があって利用者がどれだけいるんだろうか。

これはイベリア半島に特徴的だけれども、町と町があってその間には何もない。そして Salamanca, Madrid, Seville などの街が突然現れる。日本なんて東京から新幹線で(高速でもいいけれど)大阪・神戸の方へ行くとほとんど街並みが途切れることがないですよね。

スペインの高速は本当に何もないところを走っていくのでスペイン人たちはどこに住んでいるんだろう、と思います。

Salamanca から90キロ走ったところで Ciudad Rodrigo に到着。前回来たのが調べたら2016年の冬だったから5年半ぶり。もうそんな前になるのか。典型的な中世の細い道が入り組んだ街なので GPS があってもなかなかホテルまでたどり着かない。地元人に助けてもらいながらやっとホテルに到着しました。

Parador Ciudad Rodrigo

パラドール

今回写真は本当に撮らなかったので5年半前の写真を。
見るたびスーパーマリオを思う。絵に描いたようなお城です。でも14世紀の歴史あるお城なんですよ。

パラドール


このお城、ちゃんと登れます。この日はほぼ満室状態だったのではないでしょうか。

この町は城壁を一周歩くことが出来るから犬の散歩には困りません。こんパラドールから出発してグルっとまたパラドールに戻ってきます。

パラドール

今回は珍しくパラドールでは食べずに外に出てレストランを探しました。ホテルのすぐそばに一軒発見。

前菜の赤ピーマンをローストして皮をむいたものにドレッシングをかけたサラダ。キュウリの酢の物に近い感じ。暑い夏の夜に絶品でした。主菜はこの地方名産の黒豚肉のステーキ。そう Ciudad Rodrigo は黒豚のハムでも有名な街です。デザートはスペインやポルトガルならどこでも見かける濃厚なプリン。

今思えば写真を撮れば良かった…

このパラドールには庭園があるのですがとても小ぎれいに手入れされていて暑い中でとても気持ちのいい空間を作っています。

パラドール 庭園

パラドール 庭園

何か一度目に来た時よりも良かったです。どうしてだろう。

ここでもチェックアウトぎりぎりまでゆっくりして一路ラゴスへ向けて出発しました。

Ciudad Rodrigo → Plasencia → Cáceres → Badajoz → Olivenza → Monsaraz → Beja → Lagos


                    

帰りは Plasencia までは国道を通り、Plasencia - Cáceres は高速、その後は行きと同じ道を逆に走りラゴスまで帰ってきました。

GPSの指示するままの道で帰って来たけれど後から地図を見たら Ciudad rodrigo から Badajoz まで高速を使わずとも国道で結構良さそうな道がありましたね。次回はそこを挑戦です。


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2022-06-14

ここもスペインもフランスも暑い。Parador de Santo Domingo Bernardo de Fresneda

 ほぼ例年通りに今年も10日間弱でフランスまで行ってきた。が、出発の数日前に体調を崩し一日延期しての出発となった。


一週間ほどで全快したので今となってはあれはコロナだったのか、それとも普通の風邪だったのか分からない。嗅覚が消えることも味覚がなくなることもなかったけれど、とにかくひどい頭痛に数日見舞われた。のども痛くなったり寒気が多少あったから熱もあったのだろうけどそれらは結構すぐに収まり頭痛だけがとにかくひどかった。


結局、大事を見て出発を一日延ばした。

けれども出発時も決して本調子ではなかった。加えてとても暑かった。ここもスペインも南仏も。というよりスペインはここよりもっと暑かった。あまり調子が良くない時にこの暑さは正直こたえる。何となく気分も乗らず旅行中珍しく写真を撮ることもなかった。


Lagos → Beja → Portel → Monsaraz →Spain・Olivenza → Badajoz → Cáseres → Salamanca → Santo Domingo de la Calzada (Parador)

 

                     

前回フランスに行ったときにまた新しい道を発見した。


それまではスペインとの国境の街 Elvas まで IC1, IC2 を使い Beja, Portel, Redondo, Alandroal とずっとポルトガル側を通っていたけれどふと地図を見ると Portel のあと Monsaraz に向かいそのままスペインへ入るルートがある。ここからスペインに入り Olivenza, Badajoz へと行く道がある。


厳密に距離を測ると実はちょっと長くなるのだけれど Monsaraz からスペイン側の街 Vilanueva del Fresno で道を曲がるだけで Badajoz までほぼ一直線の道。スピードも出せるので逆に早く Badajoz までたどり着けるような気がします。唯一の欠点は Badajoz の街中を通り抜けないといけないことか。


近頃はガソリン代の高騰で、スペインとポルトガルで値段の差がほとんど無くなってしまったのだけれどそれでも Badajoz で若干安いところをネットで見つけてまずそこでガソリンを入れる。


そこから高速を使わずに国道を使い Cáseres まで。実は1年半ほど前にフランスで2016年製の中古車を購入したのだけれど(シトロエンC3 picasso)燃費がとてもいい。長距離で使ってみた感じでは時速90~100㎞でコンスタントに走っていると驚くほどガソリンが減らない。高速で時速120㎞程出すとまたガソリンの消費が増えるから時速90~100㎞で国道を行くのが燃費の上では一番良いようだ。 


Cáseres からは高速を使うのだけれど、その少し手前に木が立ち並び犬を散歩させるのにちょうど良かった場所があったのに今回通ったら木は全て切り倒されて更地になっていた。木陰がなくなりこの暑さで犬は出せないので残念どこか他を探さなければ、と思っていたらほどなくガソリンスタンドがありその周りが良さそうだったので無事犬も散歩させることが出来た。


Cáceres からは高速に乗りここからは → Plasencia → Salamanca → Valladrid → Burgos ここで高速を下りて国道を今日の目的地 Santo Domingo de la Calzada まで、と書くとアッという間のようだけど結構距離があってしかもかなり暑かったのでちょっと今回は疲れました。ただ今の時期は日が長いから(日没は夜10時頃)19時頃 Burgos に着きそこから国道を目的地まで田舎道を窓を全開に気持ちのいいドライブでした。


Santo Domingo de la Calzada には確か2008年(だから14年前)に来たことがあるはずなんだけど泊ったパラドール以外全く覚えていません。この街までどの道を通って来たのかも思い出せません。この小さな町になぜかパラドールが2軒あって今回はもちろん以前泊まらなった方へ泊りました。

Parador Santo Domingo Bernardo de Fresneda


何だか長い名前が付いてますが元修道院を使ったパラドール。いわゆるパラドールらしいパラドールですね。本来なら写真を撮りまくったはずなのにどうしても病み上がりで写真を撮る気分ではありませんでした。写真のないブログはどうも精彩に欠けますね。

ということで YouTube から パラドール公式のビデオを見つけてきました。


このパラドールのレストランは開いてなかったので夕食は町中のレストランかもう一つのパラドールで食べます。


この町はサンティアゴ巡礼の通り道になっていて翌朝、犬の散歩をした時にはその巡礼者らしき人を結構見かけました。昔はもちろん歩いたのだろうけど自転車でグループを成している人たちもいましたよ。ホタテ貝の飾りをみんなぶら下げているのですぐに分かります。朝8時半、すでに暑くなりそうな気配です。


Santo Domingo de la Calzada → Vitoria Gasteiz → San Sebastian → フランス


朝食ブッフェでしっかり食べ、ここから目的地までは昨日よりずっと短いので朝11時チェックアウトぎりぎりの時間までホテルでゆっくりして出発。しばらく国道を時々小さな町を通り過ぎながら Vitoria Gasteiz まで。僕の田舎は新潟上越なのだけれどそこの夏を思わせる田園風景が広がり暑くても気持ちの良いところでした。


Vitoria Gasteiz の少し手前で高速に乗りそこからはフランスまで一気に走ります。


スペインのガソリン代もかなり高くなったけれどそれでもフランスよりかは若干安いので国境近くでガソリンを入れる。フランスの車ばっかり。少しでも安いですからね。

国境を挟んでスペイン側に1か所、フランス側に2か所(だったかな)料金所があります。


国境でもお金を払うので高速を使うとこの国境付近だけで計4か所で料金を払うことになります。この料金が年々上がっているような気がするんですよね、特にフランス側。スペイン側はポルトガルとの国境からこのフランスとの国境まで一切お金を払うことがないのでまぁちょっとくらい払ってやってもいいか、と思えるのだけれどフランス側はどうもぼったくられている感が拭えない。フランスとスペインで高速道路事情は全く違います。

そのまま目的地まで突っ走りました。


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2022-05-01

今週末のデザートは…

 オレンジのムースとチョコレートを合わせてみました。

オレンジムースとチョコレート

ちょうどオレンジをもらったので(友人の家の庭になっていた完全有機栽培のオレンジ)それを使ってムースを作り、ドーム型に流しいれ、少しでもオレンジの味が強くなるようにオレンジのシロップを塗ったスポンジも入れ、少しアクセントに薄く伸ばしたチョコレートを入れ、仕上げにチョコレートのグラッサージュ。

オレンジの味を足すためにこれも家で作ったオレンジの皮の砂糖漬けと飾りに。

意外にうまく出来た予感(^O^)/

オレンジムース

切った断面はこんな感じ。

かなり軽いムースにチョコチップのカリっとした食感。間に挟んだスポンジに含ませたオレンジシロップが少しジュワッと出る感じ。結構いけました!


2022-04-29

アルガルブの海岸線を歩く Part 1 (Burgau ~ Forte de Almádena)

 アルガルブの海岸線は東のスペインとの国境 Castro Marin から西の果て Sagres まで海岸線を歩くことが出来ます。

そのうちの家からそばの村 Burgau から 廃墟となった城跡のある Forte de Almádena を歩きました(往復で恐らく12キロほど)

Burgau の横の砂浜

出発点の Burgau (ブルガオ) も特に何があるという村ではないのですがのどかな感じの小さな村という感じがいいとでも申しましょうか。ポルトガルらしい田舎の村ではあると思います。

その村からすぐに急坂を上がってこのような景色が見られます。この日は狙ったわけでもないのに風もなく本当に良い天気でした。

アルガルブのラゴスから西のSagres (サグレス) にかけてはいわゆる観光地化があまり進んでおりません。ですから最近では道しるべはあるものの舗装されているわけでもなく柵が設けられているわけでもなく自然がそのままに残っています。

道しるべ

このような印がちゃんと至る所にあるので道に迷うことはありません。

誰もいない砂浜

恐らく船で海からでないと入れないビーチ。かなり断崖絶壁の上を歩くのですが柵のようなものは一切ありません。自己責任でね~って感じでしょうか。管理を徹底しないところが良いです。

時々釣り人がとんでもない絶壁の上で釣りをしてたりするんですけどね。そして時々落ちます。そういうニュースを時々見ます。


このような道を歩いていきます。冬だと風が吹いてだ~れもいなくてこの世界に自分ひとりみたいな雰囲気なのですがこの時期は結構ちらほらと人とすれ違います。

時期的にフランス人が多い感じですね

水平線とヨット

遠くにヨット。珍しく波もありませんでした。この辺では珍しいですよ、風も波もない日は。このヨットは悠々と Sagres (サグレス) の方まで進んでいきました。

Cabanas velhas

そしてたどり着くのが Cabanas velhas ビーチ (古い小屋という意味)。この写真の右手です。このビーチには一軒レストランがあるんですけどね、数年を待たずに常にオーナーが変わっている気がします。ロケーションは抜群だけれどやはりビジネスをするのはなかなか大変だと思いますよ。何せ人がいないのが売りですから、ここらあたりのビーチは。

Praia de Cabanas velhas

ビーチまで下りてきました。ここも7月8月にはパラソルが設置されるはずです。そういう時期には観光客に陣取られて地元人は来なくなります。雰囲気も全く変わってしまいます。
レストランはまだ閉まっているようでした。開いていればここでコーヒーの一杯でも飲めるんですけどね。


そこから更に道を進めるとほどなく Forte de Almádena 城塞跡。
多少、補修工事がされたらしき跡が認められるけれど風雨にさらされっぱなしです。
ここまで車でアクセスする道もかなりの悪路です。
このあたり、ポルトガル人って本当に何もしないんですよね。ちゃんと補修して道も整えればそれなりに人が訪れるだろうに。

まぁそのお陰で観光地化しないで済んでいる、と考えられないこともないけれど。

サグレスへの眺め

ここから更に西、サグレスまで見渡せます。サグレスまで車で行くと結構距離があるような気がするのにこうしてみるとすぐそこなんですよね。
いつかサグレスまで歩いてみるか?!


ゴジアオイ

時期的にこの花がたくさん咲いています。和名ゴジアオイ(学名 Cistus)だそうです。
この草の葉は油分をたくさん含んでいて乾燥させると暖炉に火をつける時のいい発火剤になります。またハーブティーとしても効果があるようで家でも時々飲んでますよ。
とてもいい香りを放ちます。白が圧倒的に多いけれど紫も時々見かけます。

ここからもと来た道を引き返し。

何だか最近建設ラッシュでどこもかしこ家やマンションが建てられています。不動産バブルになっている兆候があります。
Burgau にもこんな住宅街が。


う~~~ん、美しくない。😅

周囲は折角の自然なのにどうしてこういう魅力のない周りと全く調和していないものを造るかなぁ。最近建てられているものはどうも調和というものを考えず造りたいものを造る、という傾向のようです。



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