こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2022-04-29

アルガルブの海岸線を歩く Part 1 (Burgau ~ Forte de Almádena)

 アルガルブの海岸線は東のスペインとの国境 Castro Marin から西の果て Sagres まで海岸線を歩くことが出来ます。

そのうちの家からそばの村 Burgau から 廃墟となった城跡のある Forte de Almádena を歩きました(往復で恐らく12キロほど)

Burgau の横の砂浜

出発点の Burgau (ブルガオ) も特に何があるという村ではないのですがのどかな感じの小さな村という感じがいいとでも申しましょうか。ポルトガルらしい田舎の村ではあると思います。

その村からすぐに急坂を上がってこのような景色が見られます。この日は狙ったわけでもないのに風もなく本当に良い天気でした。

アルガルブのラゴスから西のSagres (サグレス) にかけてはいわゆる観光地化があまり進んでおりません。ですから最近では道しるべはあるものの舗装されているわけでもなく柵が設けられているわけでもなく自然がそのままに残っています。

道しるべ

このような印がちゃんと至る所にあるので道に迷うことはありません。

誰もいない砂浜

恐らく船で海からでないと入れないビーチ。かなり断崖絶壁の上を歩くのですが柵のようなものは一切ありません。自己責任でね~って感じでしょうか。管理を徹底しないところが良いです。

時々釣り人がとんでもない絶壁の上で釣りをしてたりするんですけどね。そして時々落ちます。そういうニュースを時々見ます。


このような道を歩いていきます。冬だと風が吹いてだ~れもいなくてこの世界に自分ひとりみたいな雰囲気なのですがこの時期は結構ちらほらと人とすれ違います。

時期的にフランス人が多い感じですね

水平線とヨット

遠くにヨット。珍しく波もありませんでした。この辺では珍しいですよ、風も波もない日は。このヨットは悠々と Sagres (サグレス) の方まで進んでいきました。

Cabanas velhas

そしてたどり着くのが Cabanas velhas ビーチ (古い小屋という意味)。この写真の右手です。このビーチには一軒レストランがあるんですけどね、数年を待たずに常にオーナーが変わっている気がします。ロケーションは抜群だけれどやはりビジネスをするのはなかなか大変だと思いますよ。何せ人がいないのが売りですから、ここらあたりのビーチは。

Praia de Cabanas velhas

ビーチまで下りてきました。ここも7月8月にはパラソルが設置されるはずです。そういう時期には観光客に陣取られて地元人は来なくなります。雰囲気も全く変わってしまいます。
レストランはまだ閉まっているようでした。開いていればここでコーヒーの一杯でも飲めるんですけどね。


そこから更に道を進めるとほどなく Forte de Almádena 城塞跡。
多少、補修工事がされたらしき跡が認められるけれど風雨にさらされっぱなしです。
ここまで車でアクセスする道もかなりの悪路です。
このあたり、ポルトガル人って本当に何もしないんですよね。ちゃんと補修して道も整えればそれなりに人が訪れるだろうに。

まぁそのお陰で観光地化しないで済んでいる、と考えられないこともないけれど。

サグレスへの眺め

ここから更に西、サグレスまで見渡せます。サグレスまで車で行くと結構距離があるような気がするのにこうしてみるとすぐそこなんですよね。
いつかサグレスまで歩いてみるか?!


ゴジアオイ

時期的にこの花がたくさん咲いています。和名ゴジアオイ(学名 Cistus)だそうです。
この草の葉は油分をたくさん含んでいて乾燥させると暖炉に火をつける時のいい発火剤になります。またハーブティーとしても効果があるようで家でも時々飲んでますよ。
とてもいい香りを放ちます。白が圧倒的に多いけれど紫も時々見かけます。

ここからもと来た道を引き返し。

何だか最近建設ラッシュでどこもかしこ家やマンションが建てられています。不動産バブルになっている兆候があります。
Burgau にもこんな住宅街が。


う~~~ん、美しくない。😅

周囲は折角の自然なのにどうしてこういう魅力のない周りと全く調和していないものを造るかなぁ。最近建てられているものはどうも調和というものを考えず造りたいものを造る、という傾向のようです。



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2022-04-17

新しいハンバーガーレストランオープン。

 イースターの週末。世間は2週間のイースター休暇。

やって来るスペイン人の数がすごいです。走っている車の半分以上はスペインナンバーか。

天気は初夏。

赤いケシの花


ちょっと茄子🍆の花に似ているような


これは多分ローズマリーだと思う

ひまわりをそのまま小さくしたような花

全部その辺に勝手に咲いている花。それぞれちゃんと名前があるんだろうけど全然知らない。

天気は快適。そして雨はもう望めなそう…

プライア・ダ・リュシュ Praia da luz

住んでいる家に近くにハンバーガー屋さんがオープン。

フランス人女性4人で経営しています。このイースター休暇はどこのホテルも満室に近い状況らしいのでこの夏はやっとコロナ前の夏が戻って来るでしょうか?

ハンバーガーレストラン
レストラン入口

お店のFBページ → https://www.facebook.com/lesmazettesluz



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2022-04-06

小さくて超有名な村・グアダルーペ、のパラドール (Parador de Guadalupe)

考えてみたらこのパラドールをまだ書いていませんでした。

行ったのは2019年。エストレマドゥーラ州にある人口約2000人の小さな村グアダルーペ、にあるパラドール。
この小さな村を有名にしているのは世界遺産に登録されている
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院(Real Monasterio de Nuestra Señora de Guadalupe)

グアダルーペ王立修道院

この修道院の中に黒いマリア様の像があります。

が、僕の第一の目的はパラドール、修道院見学の方がおまけです。

                          


サラマンカの方から高速道路・銀の道(Ruta de la prata)を通ってプラセンシア (plasencia) まで南下。そこからマドリッド方面へ向かいます。
そこから更に40分ほど走ったところで高速を降り小さな一般道に入ります。
この40分の間ガソリンスタンドがありません。ガソリンの残量が少ないと結構焦るのでご注意を。

この一般道を更に一時間ほど走ると目的地グアダルーペに到着します。この道は田舎道なのですがちゃんと舗装されていて快適に走れます。この辺りスペイン道路事情はかなり優秀です。
グアダルーペに到着する一歩手前、高台から町を一望できます。

グアダルーペ全景

中央にサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院が見えます。
ちゃんと知ってみるとパラドールも確認できます。

グアダルーペのパラドール

結構寒かったです。
ここから下りすぐに町に到着します。

パラドール・グアダルーペ Parador de Guadalupe


このサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院(Real Monasterio de Nuestra Señora de Guadalupe) を正面に右側の方へ入っていくとすぐにパラドールがあります。
パラドール宿泊客専用駐車場入り口があるのですが結構入口が狭いです。
ついでに駐車場自体も広くありません。満室だったら路上に車を止めることを余儀なくされると思います。

パラドール・グアダルーペ入口
パラドール・グアダルーペ 入口

駐車場に車を止めた場合はそこからホテル内に通じる別の入口があります。
15世紀に病院として使われていた建物がこのパラドールの原形です。
修道院に住んでいた人、そしてこの地に巡礼に来た人たちを受け入れていたのでしょう。


入口を入ると結構ホテルの規模からするとこじんまりとしたレセプションがあり、そして中庭へと続きます。
オレンジの木が並びなかなか夏場なら快適そうな雰囲気でした。


この中庭を取り巻くパラドール名物の回廊。この一角に階段とエレベーターがありそこから部屋のある2階へ。
レストランスペースが2つあるのですがそのうちの1つもこの回廊に面しています。

全体が白基調でオレンジの実とその木の葉の緑の対比がきれいでした。
いつパラドールとしてオープンしたのか分かりませんが全体的に少し古さを感じさせます。そこがまた良いとも言えるのですがそろそろ改装時かな、という気もします。

ホテル自体は80人収容なのでホテルとしてはどちらかというと小規模な方ですね。

パラドール・グアダルーペ 庭

僕らの部屋は左の建物の2階でした。1階はレストラン。写真正面の建物もパラドールの一部です。この写真には写っていない右の方へ更に行くとプールがあります。

レセプションからすぐのところにバーがあるのですがちょっと狭かったですね。外からもバーに来ている人たちがいてほとんど満席だったのですがあまり落ち着ける雰囲気ではありませんでした。ちょっと残念だったところ。まぁ他のパラドールの例にもれずサロンなんかもあったりするのでそこへ避難すれば良いのですが。

夕食を食べたレストランでの写真がありません。何故か撮らなかったんですね、何故だろう。
パラドールに泊る時はいつも2食付きで予約です。値段がかなり割安になることとちゃんと美味しいこと、そしてその土地の料理が必ずメニューの中にあるのもポイントです。
連泊する時はまた変わるだろうけど大抵は一泊しかしないのでその都度レストランを探し回る手間を省くという理由もあります(それが楽しいという人もいるでしょうけれど)。

こちらは朝食用だったもう一方のレストランです。

パラドール・グアダルーペ レストラン

こちらもレセプションの直ぐ近くに入口があるのですが扉を開けてあまりの広さにびっくり。夏場ならココが満席になるんですかね。やはり貸し切り状態でした。


この後で修道院の見学に行ったのですが敬虔な信者の団体と一緒でした。
全てスペイン語だったのでガイドの説明は全く理解できませんでしたが最後にマリア様の像の前で儀式(ミサ?)とおぼしきものが始まりました。僕はそこで出てきました。


小さな町に不釣り合いなほどの立派な修道院。周りには何もないこの町にこの修道院への巡礼のためにたくさんの人たちがやって来ます。

聞いた話ではこの修道院の前に、日本人がオーナーのホテルがあるらしいですよ。


パラドールのオフィシャルサイトはこちらから(写真をクリック)⤵




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2022-04-02

トレドの近く、2度目のパラドール・オロペサ(Parador Oropesa)

 一度目のオロペサ⤵


3年ぶりくらいか、再びオロペサのパラドールに泊りました。まだ行ったことがないところへできるだけ行こうとするから同じところに泊るというのは珍しいのだけれど、もう一度泊まってみてこのパラドールはやはりいいところです。

このパラドールの食堂。バーから続くこの食堂に入ると思ってもみなかった高い天井と空間。古城パラドールらしさの1つだと思います。

レストラン 前菜
前菜

主菜 メイン
メイン

デザート
デザート・チョコレート

結構ボリュームがありますよ。


そしてもう1つこのパラドールで印象的なのがこの広いサロン。

パラドール・オロペサ サロン

これは数あるサロンの1つです。古城、城塞はホテル目的で当然建てらていないからこの手のパラドールはホテルによってかなり違があります。こじんまりだったり大きなものだったり。ここまで大きなサロンとサロンの数が多いパラドールも珍しいです。

ついでに部屋も大きめです。

こんなサロンでゆ~っくりするのもいいのでしょうけど、それはもう少し年を取ってからですね。夏場は泊まる人の人数が違うだろうけど冬場はほとんど貸し切り状態です。


こちらは前回来た時には修復工事中だったレストランの一部。
グレドス山脈がきれいに見えます。

日本ではトレドとそこのパラドールがメジャーな気がしますが、そのトレドから車で1時間強のところです。お勧めしますよ。

前回来た時にホテルの直ぐ横にあったハンドメイドのテーブルクロスなどを売っていたお店が閉店してしまったようでした。とても残念です。

パラドール・オロペサ全景

パラドールから歩いて下れる道がありました。犬の散歩にも最適です。犬を連れて旅をするのでこれも結構重要なポイントなんですよ🐶。

パラドールのオフィシャルサイトはこちらから (写真をクリック)⤵


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