こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

📷写真素材販売中です

写真素材 PIXTA

2020-03-31

新型コロナウイルス (Covid-19) で、はからずも見えてきたもの。



小池都知事の緊急記者会見があったようだ。
「夜間の酒場、ライブハウス、カラオケなど出入り当面自粛」、あくまで自粛要請なんですね。

春ですよ、春!



これはフランスでのニュース。

https://www.lci.fr/sante/video-sante-comment-la-france-est-elle-devenue-dependante-de-l-etranger-2149497.html

費用がかからない、より安く、という経済面だけを最優先にして、薬、マスク、人工呼吸器などの製造・生産を外へ委託していたために(主に中国)、この状況になってあれが足りない、これが不足する恐れがある、となる始末。

2020-03-28

歓迎されない人たち


外出禁止令が出ている中で、とにかく天気が良いアルガルブ。

日本での新型コロナウイルス (Covid-19)の進展に関してを考察した記事を見つけたのでシェアしたいと思います。

コロナで絶体絶命のイタリアと違い、日本で死者激増の可能性は低い理由

日本は感染者がかなり早い段階で発見された国の1つだけれど、韓国やヨーロッパで見られるような爆発的な感染が起きていない、それはなぜなのか、という考察は欧米でかなりされているようで、


  • 日本には、風邪をひいたり、また花粉症の時期になるとマスクをする習慣がすでに存在する、
  • 欧州のように、あいさつでキスをしたり握手をする習慣がない、
  • 公衆衛生意識が行き届いている、


などが理由として考えられているけれど、
同時に検査数の少なさも指摘されている。

2020-03-26

この非常事態にいきなり見直されている職業。


こういう非常時にやはり国民性が出るのか。

イタリア、スペイン、ポルトガルでは非常事態宣言による外出禁止命令が比較的守られている印象を受けるけれど、フランスではそれでも外に出る人が後を絶たず、ついに政府は罰金刑、禁固刑など厳罰化。飽和状態に近づきつつある病院で最前線で治療にあたっている医師、看護師からもソーシャルメディアを通じて、家にいるように、外に出ないように、と懇願される始末。
さすがは「自由の国・フランス」ならではのことか。

個人の行動の自由、思想の自由はもちろん守られるべきもの、だけれどこの非常時に国全体の安全・国民全体の安全と個人の自由との間、どこに境界線を引くか、これも大きな課題だろう思う。


ここラゴス近辺でも、観光客はもちろん、年を通して住んでいるリタイア組の一部も自分たちの国へ帰って行ったのか、今週に入って目に見えて人が少なくなった気がします。

それでも、そもそも人が少ないところ。自分たちの国や都会に帰るより、ここにいる方が遥かに安全だ、天気もいいし、と残っている人たちもいます。

2020-03-23

日本とヨーロッパの温度差


非常事態宣言が出されてから、ペットの散歩による外出は認められているので、なんだか急に犬の散歩をしている人が増えたように見えるのは、きっと気のせいですね。


急に散歩の量が増えて疲れたかい?


スペインでは新型コロナウイルス (Covid-19)が原因による死亡者数が二千人を超えてしまったそうである。

厚生労働省のホームページで発表されている数字(感染者数)では、
イタリア 59,138人
スペイン 28,572人
フランス 16,018人
ポルトガル 1,600人

対し、日本は 1,086人
              (3月23日正午現在(日本時間))

日本にいないから具体的にどういう措置が取られているのか分からないけれど、日本では感染者が少なく、増加が抑えられているように見受けられます。
まずは一安心。

2020-03-22

この状況でも仕事が忙しい…


非常事態宣言が発令されてから、大きく生活が変わったか?
個人的にはほとんど変わってません。

確かに本来なら店を開けていたところを、この状況でそれは取りやめ(目下、いつオープンできるか分からない)、代わりに宅配・ホームデリバリーを提供したら、これが思いのほか当たり、家にいるのになんだか忙しい日々を過ごしている。

そして、犬は飼い主が一日中一緒にいるから大喜び🐶🐶🐶。
なんだか、もし宅配サービスがヒットしたらこのまま店はやめて宅配に完全にシフトチェンジしてしまおうか、とそこはかとなく考え始めてます。


今日、土曜日は特に注文が多い。


注文のいちごタルト。

これから新型コロナウイルス(Covid-19)がどれだけ世界経済に影響を及ぼすのか、予測不可能だけれど、おいしいものを食べることも少しは心を明るくしてくれるのではないかな。

2020-03-20

ポルトガルも非常事態宣言発令!

在ポルトガル日本大使館から毎日のようにメイルが送られてきます。
異常事態ぶりがひしひしと感じられます。

先日3月17日にはついに、ヨーロッパ共同体とそれ以外の国との入出国が制限されるようになりました。

それを受けてポルトガルからEU国外、EU国外からポルトガルへの国際線も原則運休です。
(カナダ、アメリカ、ベネズエラ、南アフリカ、ポルトガル語圏諸国は例外)


ここラゴス近辺ではまだ外出禁止令は出ていないので、買い物などできるけれど、スーパー、薬局などは全て人数制限をしているからどこも入口の前には行列ができています。
友達に会っても握手もできません。

スペインーポルトガル国境

今からたった2週間前にフランスからスペインを縦断してポルトガルへ普通に帰って来たのに、その国境も閉鎖されました。

2020-03-16

ポルトガルも非常事態を避けられないか???


何だか、どうしてもコロナウイルスの話題ばかりになってしまうけれど…

ポルトガルではリスボンから北の地域を中心に確実に感染者が増えています。
現在331名。

スペインは国境閉鎖を決定したようです。僕の好きなパラドールも全館閉鎖されました。
フランスでもイタリアと同じように国全体を閉鎖する可能性もちらつかせています。

ポルトガルでは非常事態宣言を出すかどうか、水曜日に大統領と政府が話し合うことになっています。もし発令されると、1974年の革命以来初のことになるそうです。
そして今日ついにポルトガルでも初めての新型コロナウイルス (Covid-19) の犠牲者が1名出てしまいました。


今日、いつも仕事をしている町に行ったけれど、人数制限をしているためにスーパーの前も薬局の前も行列。
いつも行っている卸しの店でも、マスクをしている人や手袋をはめている人などなど、いつもとは全く違う重々しい空気が流れていました。

正直、ちょっとショックを受けてます。

不安や心配を煽ってばかりいてもしょうがないけれど、世界中の国のトップの指導者も含めて誰もここまでの事態は想定していなかったのではないでしょうか。
フランスでの政府の対応を見てもそんな気がします。


気分転換に数日前に羊の大群に襲われたビデオです🐑🐑🐑🐑🐑😄




にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ
にほんブログ村

2020-03-14

ポルトガルでも新型コロナウイルス対策が強化されます。


今週からは全教育機関が閉鎖されることになったポルトガル。
老人ホームなどの介護施設への面会も禁止です。

毎週土曜日のラゴスの市場も、3月一杯閉鎖されます。


いつもなら大勢の人で賑わう市場。車もバスもありません。

2020-03-13

ポルトガルの今の状況


3月13日、ポルトガルでのコロナウイルス(Covid-19)の感染者は112名(内アルガルブでは6名)。

新型コロナウイルス(Covid-19)の世界規模の広がりを受けて、ポルトガル政府は新たな指針を打ち出しました。

来週から(今のところ)2週間、大学・保育園を含めた全教育機関の閉鎖。
全ての介護施設での面接禁止。
クルーズ船からの下船禁止(ポルトガル在住者を除く)
スーパー、スポーツジム、ショッピングセンター、レストラン等サービス業の営業縮小
etc...


政府からも、
国民一人一人が(感染を広げないよう)責任ある行動をとるように呼び掛けています。

これを受けて、毎週土曜日のラゴス (Lagos)のマルシェも3月一杯、中止です。

中国からイタリアへ物資と人材の救援が送られた、というニュースもあります。
⇨ Mais de mil mortos em Itália. China envia ajuda material e humana

中国から始まったコロナウイルス、次第にヨーロッパが問題の中心になりつつあるようです。


2020-03-11

その町の名は…キュキュニャン(Cucugnan)!!!


ケリビュス城(Le château de Quéribus)がある町、それが…

キュキュニャン (Cucugnan)!!!

面白い名前ですよね。
初めて聞いたら、
「えっ、今なんて言った?!」

と思わず聞き返してしまいそうな名前です。


ついでに、キュキュニャンに住んでいる人たちをキュキュニャネ(Cucugnanais)と言います。早口で5度ほど言ってみましょう。

フランス人にとって、この町の名前を有名にしたのはアルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)が書いた、「風車小屋だより」(Lettres de mon moulin)の中の短編「キュキュンニャンの司祭」(Le curé de Cucugnan)。

恐らく日本人にとっては、アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)は「最後の授業」(La dernière classe)の著者として知られていると思います。

2020-03-09

フランス南西部、カタリ派 (Cathare)の砦だったことで有名なお城の1つ、Quéribus (ケリビュス城)。


フランス南西部、Perpignan (ペルピニャン)とCarcassonne(カルカソンヌ)間に位置する Corbières(コルビエール)という地域に点在するお城跡の数々。少し前に何かの番組で映像を見て以来、いつか是非行ってみたいものだと思っていました。


この地域を特に有名にしているのは、12世紀前後に起きた、カタリ派(Cathre)、またはアルビジョワ派 (Albigeois)というキリスト教の一派をローマ教会が異端として殲滅させた歴史。
その時、カタリ派の信者が籠城しローマ教会の弾圧に抵抗した、とされるのがこの地域に残るお城の数々です。

幾つかお城はあるのだけれど、今回はそのうちの2つ、Quéribus(ケリビュス)とPeyrepertuse(ペイルペルチューズ)を訪れることにしました。

Château de Quéribus(ケリビュス城)

2020-03-07

アルガルブでのコロナウイルスの現状は?


一昨日、フランスから帰ってきました。

フランスでもコロナウイルスの感染者は増え続け、今は1000人に届く勢い。
スペインでも400人近くの感染者が確認されているところで、僕が今日最後に見たポルトガルのニュースでは、この国の感染者は18名。

感染者が少なければもちろん良いこと、なのだけれど果たしてこれは本当の数字なのだろうか、とついつい疑ってしまうのも事実。

フランスから車で帰って来る時も、国境でも何もありませんでした。
マスクが品切れ状態になっているらしいけれど、フランスでもスペインでもポルトガルでもマスクをしている人を見かけません。リスボンやポルトなど大きな街に行けば状況は違うのだろうか。

今のところ、印象としては街中、特に人が少なくなっているようにも見えません。
時期相応に観光客もいるし、何かいたって普通です。

フランスや日本のニュースでコロナウイルスがほとんどの話題を占めているけれど、ここにいると現実味が全く湧いてきません。

危険がなければ、それは歓迎すべきことだけど本当にこんなに感染者が少ないのかなぁ?

2020-03-03

フランスとスペインの国境、Parador Hondarribia / パラドール・オンダリビア


ビスケー湾に面したフランスとスペインの国境、パラドールの前を流れる河の向こうはもうフランスというところ。

当然のごとくこんな地理的条件のもとで、敵(フランス)を討つために10世紀に建てられた要塞、それがここオンダリビア(Hondarribia)のパラドールです。

サン・セバスチャン (San Sebastian)からもすぐ、フランスからのアクセスも容易なこともあって、日本でも特によく知られたパラドールの1つだと思います。

高速道路AP-8、スペインからフランスへ国境を越える直前の出口で降り、そこから20分くらいで到着しました。

パラドール・オンダリビア