ケリビュス城(Le château de Quéribus)がある町、それが…
キュキュニャン (Cucugnan)!!!
面白い名前ですよね。
初めて聞いたら、
「えっ、今なんて言った?!」
と思わず聞き返してしまいそうな名前です。
ついでに、キュキュニャンに住んでいる人たちをキュキュニャネ(Cucugnanais)と言います。早口で5度ほど言ってみましょう。
フランス人にとって、この町の名前を有名にしたのはアルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)が書いた、「風車小屋だより」(Lettres de mon moulin)の中の短編「キュキュンニャンの司祭」(Le curé de Cucugnan)。
恐らく日本人にとっては、アルフォンス・ドーデ(Alphonse Daudet)は「最後の授業」(La dernière classe)の著者として知られていると思います。
ケリビュス城(Le château de Quéribus)から、車で蛇行する道を走って15分ほどでこのキュキュニャンの町に到着します。
写真中央やや左寄りにシンボルの風車が見えるでしょうか? |
町のメイン通り。サッと歩いたら15分とかからずに町の端から端にたどり着くような小さな町です。
この一見のどかな片田舎の町、人口200人にも満たないこの町に、今とても有名になったパン屋さんがあるんです。
⇨ Les Maîtres de mon moulin
町の小高い丘にある町のランドマーク、風車。
で、この足元にかの有名なパン屋があります。
すでに店の中でも外でもパンの焼きあがりを待っている人たちがいました。
サイトでは予約するように言っているけれど、直接店に行っても買えます。
こんな辺鄙な田舎の町なのに、ここのパンを求めてかなり遠方から人が来るのだそうです。
主人の Roland Feuillas氏はいなかったけれど、こんな場所で売れるパン屋を出すとはかなりのマーケティングのやり手ですね。
少し変わった人だ、とはちらっと耳にしました😉。
一緒に行ったフランス人たちは、
「高いから毎日は買えないね」
と言いながら色々なパンをここぞとばかり買っていました。
風車小屋まで登り写真を一枚。
心が晴れ晴れするようないい景色。この風車は麦を挽くための風車として実際に使われています。
ただ、観光客向けに使っているだけで、この風車で引いた小麦は衛生法の理由か何かで使えないんだそうです。つまんないの~。
そしてここからケリビュス城(Le château de Quéribus)が見えます。
う~ん、あの天辺にいたのか、すごいなぁ。
この後は、もう一つのお城ペイルペルチューズ城 (Le château de Peyrepertuse)へ。
こちらもケリビュス城(Le château de Quéribus)に劣らず、いや多分それ以上に凄いところだった。
フランスの名俳優フェルナンデル (Felnandel) が朗読する「キュキュンニャンの司祭」(Le curé de Cucugnan)があります。
是非聞いてみてください。
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