非常事態宣言が出されてから、ペットの散歩による外出は認められているので、なんだか急に犬の散歩をしている人が増えたように見えるのは、きっと気のせいですね。
急に散歩の量が増えて疲れたかい?
スペインでは新型コロナウイルス (Covid-19)が原因による死亡者数が二千人を超えてしまったそうである。
厚生労働省のホームページで発表されている数字(感染者数)では、
イタリア 59,138人
スペイン 28,572人
フランス 16,018人
ポルトガル 1,600人
対し、日本は 1,086人
(3月23日正午現在(日本時間))
日本にいないから具体的にどういう措置が取られているのか分からないけれど、日本では感染者が少なく、増加が抑えられているように見受けられます。
まずは一安心。
とは言っても感染者ゼロではない。
青森県でも初の感染者が確認されたそうだし、東京都だけでも新たな感染者が16名出てしまったそうである。
そんな中、格闘技イベント「K1 World GP」が昨日22日に埼玉アリーナで開催されたそうだ。
そこに集まった観客は6,500人。
この話を見ると、3月初めにフランス・リヨンで開催されたフランス・リヨン対イタリア・トリノのサッカーの試合を思い出す。
実はこの時、すでにイタリア北部での感染拡大が確認されていた時で、フランスでは学校閉鎖や集会は中止などの措置が取られ始めていた時でした。
そんな状況だったにもかかわらず試合は開催され、トリノからも3,000人ほどのサポーターがやって来ました。
当時、学校閉鎖、集会中止としておきながらサッカーの試合は問題ないのか、と政府に対して強い抗議の声が上がったのを覚えています。
それも原因の一つになったのかどうか知る由もないけれど、それからフランスでも感染者数が急速に増え始め、今では非常事態宣言が出されて基本外出禁止。15日経過したのちも延長されることは目に見えています。
加えてフランスでは国民性か、非常事態下にあるにも関わらず外を歩き回る人が絶えないために、ついに罰金や禁固刑などの厳罰化も実施されました。
ヨーロッパではそんな状態である時に、日本では学校再開の声があがっているそうだ。
それが果たして得策なのかどうか。
ヨーロッパでは、経済への影響を懸念したために対策が後で後でになり、ヨーロッパ共同体としての一貫した対策も実施できないまま結果的に経済危機に陥るかもしれない危険な状態になってしまいました。
人間、当事者になってみないとなかなか事の重大さが見えないものだけど、ヨーロッパの二の舞にならないために、日本では感染者数がまだ少ない今のうちに、目先の経済への影響に捕らわれず厳しい対策をとる方がもしかしたらいいのかもしれない、とも思います。
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