2019年6月5日

15世紀初頭、トレドの貴族のために造られたお城、パラドール・オロペサ(Parador Oropesa)

スペインの首都、マドリッドから西へ160km。
車で渋滞がなければおよそ1時間30分~2時間、高速道路A5をバダホス(Badajoz)方面へ行くと、パラドール・オロペサのお城が見えてきます。


高速道路からもはっきり見えるこのお城を見逃すことはまず不可能です。

パラドール第1号・Gredos(グレドス)に続いて2番目にオープンしたパラドール・オロペサ

マドリッドからすぐ、観光地としても有名なトレド(Toledo)の貴族が1402年に建てたといわれるお城です。代々、トレドの貴族、オロペサの領主、時に兵士、聖職者の避難場所としても使われていたことがあるそうな。
それが1930年、Gredos(グレドス)の成功に続いて第2番目のパラドールとなりました。

この中に城、宮殿、女子の修道院、男子の修道院が同居している世界でも珍しい建築です。

正面の建物がパラドール

高速道路A5をオロペサの出口で降り、お城を目指して行きます。途中からちゃんとパラドールの案内も出るので迷うことはまずないと思います。
ただ、これはスペインの田舎町ではどこでもそうだけれど道幅が結構狭いです。


入口正面。ここを車で入っていき駐車場に到着します。
ここの駐車場は無料です。


正面入り口から駐車場へ入ったところ。あ~、正にパラドール、ですね。
この正面に見えている建物がお城の部分でここは部屋やレストランなどのホテルのスペースとしては使われていません。有料で塔に上ることができます。


そして後ろを振り返ってこちらが本館。左側に緑に囲まれてアーチ状に見えているところがたった今、車で入ってきたところです。車と止めていざレセプションへ。



結構、空間を贅沢に使っているという印象を受けたけれど、レセプションから部屋までが遠かった。その訳は、


こんな広いサロンが部屋にたどり着くまでにいくつもあるのです。


こちらはまた違うサロン。
いちいち感動しながら歩いていたので部屋にたどり着くまでに随分時間がかかりました。


そしてこちらが部屋。スタンダードの部屋なのに今まで泊ったどこのパラドールよりも広かったです。この辺はパラドールによってかなりばらつきがあるんですよね。他のパラドールならアッパークラスの部屋に相当する広さでした。
部屋からの眺めは、



抜群でございました。👍

今度はレストランへ。また違うサロンを通り抜けながら向かいます。


よく見ると壁のいたるところに1930年オープン当時のホテルの写真やスタッフの写真が展示してありました。建物自体も歴史を感じさせるけれどもここはパラドールの歴史も感じることができます。


レストランは朝、夕食と同じところだけれど、前菜、主菜、デザートまでチョイスの豊富さにびっくり。これも今まで泊ったパラドールの中で一番です。パラドールは国営だしいちおどこのパラドールでも同じレベルのサービスを提供するスタンダードがあると思うんだけど、料理はシェフに任せられているんですかね。メニューの数、ボリューム等、パラドールによって違いがありますね。
もちろん、おいしかったですよ。ただ写真は撮らなかった…


部屋も広く、料理もおいしく、一泊だけではもったいないオロペサのパラドール滞在でした。人気のトレドからも約120キロ、車なら1時間の距離です。ツアーではどうしてもトレド止まりでここまで来ることはないかもしれないけれど、個人旅行ならここまで足を伸ばしてみる価値ありです。(トレドのパラドールももちろんいいですけど)。

そしてパラドールのすぐ横に一軒、民芸品店があります。そこでは手作りの刺繍の入ったテーブルクロスやこの地方のモチーフが入ったピッチャーや鍋置きなどが売られていて、店のおばちゃんがいろいろ説明してくれます。このお店もお薦めです。



このオロペサから南に85キロほど下ったGuadalupe(グアダルーペ)というところまでthe route of the Cathoric Kings(la Ruta de los Reyes Católicos)というものが存在します。そこを歩いていくことはないけれど、そのグアダルーペにあるパラドールにも泊ったのでまた改めてブログをアップします。