こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

📷写真素材販売中です

写真素材 PIXTA

2022-06-26

富裕層を引き付ける国ポルトガル

富裕層が移住の候補に挙げる国の内ポルトガルが今年2022年は6位だそうだ(ヨーロッパの中では1位)。


 ⇨ 世界の富裕層が移住を考える国は?


富裕層が移住国を決める要素は、

犯罪率の低さ(これはポルトガルは優等生)

税制措置(自国民にではなく海外のリタイア組に優遇措置をとっているのは知っているけれど)

ビジネスチャンス(人が増えればビジネスのチャンスは増えるだろうけれど、いかんせんポルトガルの行政機関が無能だからこれが改善されればいいかも)


その影響かどうかは分からないけれども、最近のアルガルブの建設ラッシュはすごい。レジデンス(日本でいうマンション)や高級住宅がそれこそキノコが生えてくるように建てられている。そして値段もうなぎ上り。今もし売ることが出来る家、土地を持っているならチャンスです。

反対に家、土地を買いたいと思っている人には最悪の時です。




100万ユーロ (ざっくりと約1億5千万円) は最低ライン。

ちょっと眺めのいいところなら200万ユーロ、300万ユーロ(3億円、4億5千万円)普通です。

一体だれが買うんだ、買えるんだ、と思うんだけどこれが売れるんですね。しかもこのほとんどは居住地ではなくていわゆる別荘。だから1年の大半は誰も住んでいません。でもちゃんと庭やプールのメンテナンスはされている。維持費だけでいくらかかるんでしょうね。


ポルトガルは日本よりもフランスよりもスペインよりもお金のない国です。ポルトガルに来たばかりの頃は地元人と海外リタイア定住者との間の生活レベルの差に驚いたものだけれど、慣れとは恐ろしいもので「ま、こんなもんだよね、これで海外のお金持ちがポルトガルでお金を使ってくれて政府もそれを狙っているんだから」と思うようになりました。

道の先はどこまでも続く海


にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ
にほんブログ村

2022-06-21

6月のラゴス

 フランス、スペインの猛暑がすごい。

南仏の街ビアリッツでは先日43℃を記録。もちろん尋常ではない。下手をするとスペインよりも暑いくらいだ。

ここはどういう作用によるものかすぐ隣りのスペインが猛暑となっているのにも関わらず25℃くらいととても過ごしやすい。夜は寒いくらいになる。

今、コロナ規制がどういう事になっているのか全く分からないけれど恐らく規制はないのだろう、ヨーロッパ中から観光客が来ている。過去2年は7月に入っても人がいなかったのに。

久しぶりにラゴスの Ponta de piedade に行ってみたらすごい人、

ponta de piedade

Ponta de piedade

両側ずらり車の列、この2年間静かだったのでちょっと驚きました。2019年までは毎年こんなだったっけ?
まぁ、賑わっていいのかもしれないけれど誰もいない静かな時の方が良いような。

Ponta de piedade 灯台

人がいない時に慣れてるから何だか違和感が…


こんな遊歩道もいつの間にか設置されて。最近のラゴスは結構頑張ってますね。

Ponta de piedade


今年からは建設ラッシュで Lagos でも Luz でもとにかくマンション、豪邸が建てられているけれども、新しいショッピングモールも近頃完成しました。何でもアルガルブの中で一番大きいらしい。

アルガルブには僕が知っている限りでショッピングモールが4つ (Faro, Ikea [Loulé], Guia, Portimão)、そして今回もう1つ Alcantarilha というところに一番でかいという触れ込みのショッピングモールが出来て、更に Lagos 郊外にもう1つのショッピングモールが建設中です。

大体、建設を決定する前にちゃんとリサーチがあって見込みがあるからショッピングモールを造るんだろうけど正直そんなに需要があるのか、不思議です。消費社会まっしぐらです。


にほんブログ村 海外生活ブログ ポルトガル情報へ
にほんブログ村

2022-06-15

ここもスペインもフランスも暑い 2  そして2度目の Parador Ciudad Rodrigo

 フランスからの帰り、スペイン・Ciudad Rodrigo にあるパラドールに予約をとり出発。

行きと同じくずっと暑いままでした。

France → Bayonne → Bidart → Hendaye → Spain/Irun → Vitoria Gasteiz → Ciudad Rodorigo (Parador)


                       

ちょうどBayonne のところで一つ目の料金所(ここが一番高い)を通過。でも通過してから

「何も考えずに毎回高速使ってるけれど別に急いでないし普通の道で行ってみよう」

とすぐに高速を降り、国道で国境まで向かうことに。

Bayonne, Anglet, Bidart, Saint Jean de Luz, Hendaye と通り抜け国境を越え Irun へ。

高速を使えば20分で行くところ1時間以上かかった感じですかね。急いでいればしょうがないけれど時間に押されていないのであれば国道通るのもいいんでないの、と思いました。高速使えば料金15€近く行くはずだし。往復なら30€近くになるし。

Irun で行きと同じガソリンスタンドで給油。そこから高速に乗るのだけれどこの国境付近は有料のいわゆる高速道路と無料だけれど高速道路と同じように走れる路線が入れ乱れ GPS 様々状態。

スペインは高速は基本無料でマドリッドのような大都市周辺やこの国境付近のような一部区間が例外的に有料です。この国境から Vitoria Gasteiz まで有料道路と無料道路の両方が通っていてもちろん僕らは無料の方を行きます。はっきり言って、無料だからと言って多少道が東京の首都高速のように蛇行しているような部分もあるけれど有料側と比べてより時間がかかるわけでも道路の状態が悪いわけでもない。お金を払う価値がいまいち分かりません。

でも道を1つ間違えると有料側に入ってしまって後戻りはできないので GPS 必須です。

一度高速に乗ったら目的地 Ciudad Rodrigo まで永遠一直線。途中犬を歩かせるために止まりながら行きます。

行きの時も思ったけれど6月に入ったというのに一般車が少なかったですね、気のせいか。一般車よりトラックの方が遥かに多かったですよ。確かにガソリン代が高騰しているからもしかしたらその影響もあるのかも。

最近の車には恐らく普通についている機能なのだろうけどスピードを一定に保つ機能(日本語で何というのか分からない)は超・便利ですね。100㎞にセットすればずっと100㎞を維持する。常にスピードメーターをチェックする必要はないし追い越す時も一定のスピードを保ったまま。楽だし経済的です。

Salamanca を過ぎたら車は更に減り前後見てもほとんど走っている車がない。立派な高速道路があって利用者がどれだけいるんだろうか。

これはイベリア半島に特徴的だけれども、町と町があってその間には何もない。そして Salamanca, Madrid, Seville などの街が突然現れる。日本なんて東京から新幹線で(高速でもいいけれど)大阪・神戸の方へ行くとほとんど街並みが途切れることがないですよね。

スペインの高速は本当に何もないところを走っていくのでスペイン人たちはどこに住んでいるんだろう、と思います。

Salamanca から90キロ走ったところで Ciudad Rodrigo に到着。前回来たのが調べたら2016年の冬だったから5年半ぶり。もうそんな前になるのか。典型的な中世の細い道が入り組んだ街なので GPS があってもなかなかホテルまでたどり着かない。地元人に助けてもらいながらやっとホテルに到着しました。

Parador Ciudad Rodrigo

パラドール

今回写真は本当に撮らなかったので5年半前の写真を。
見るたびスーパーマリオを思う。絵に描いたようなお城です。でも14世紀の歴史あるお城なんですよ。

パラドール


このお城、ちゃんと登れます。この日はほぼ満室状態だったのではないでしょうか。

この町は城壁を一周歩くことが出来るから犬の散歩には困りません。こんパラドールから出発してグルっとまたパラドールに戻ってきます。

パラドール

今回は珍しくパラドールでは食べずに外に出てレストランを探しました。ホテルのすぐそばに一軒発見。

前菜の赤ピーマンをローストして皮をむいたものにドレッシングをかけたサラダ。キュウリの酢の物に近い感じ。暑い夏の夜に絶品でした。主菜はこの地方名産の黒豚肉のステーキ。そう Ciudad Rodrigo は黒豚のハムでも有名な街です。デザートはスペインやポルトガルならどこでも見かける濃厚なプリン。

今思えば写真を撮れば良かった…

このパラドールには庭園があるのですがとても小ぎれいに手入れされていて暑い中でとても気持ちのいい空間を作っています。

パラドール 庭園

パラドール 庭園

何か一度目に来た時よりも良かったです。どうしてだろう。

ここでもチェックアウトぎりぎりまでゆっくりして一路ラゴスへ向けて出発しました。

Ciudad Rodrigo → Plasencia → Cáceres → Badajoz → Olivenza → Monsaraz → Beja → Lagos


                    

帰りは Plasencia までは国道を通り、Plasencia - Cáceres は高速、その後は行きと同じ道を逆に走りラゴスまで帰ってきました。

GPSの指示するままの道で帰って来たけれど後から地図を見たら Ciudad rodrigo から Badajoz まで高速を使わずとも国道で結構良さそうな道がありましたね。次回はそこを挑戦です。


にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ

にほんブログ村

2022-06-14

ここもスペインもフランスも暑い。Parador de Santo Domingo Bernardo de Fresneda

 ほぼ例年通りに今年も10日間弱でフランスまで行ってきた。が、出発の数日前に体調を崩し一日延期しての出発となった。


一週間ほどで全快したので今となってはあれはコロナだったのか、それとも普通の風邪だったのか分からない。嗅覚が消えることも味覚がなくなることもなかったけれど、とにかくひどい頭痛に数日見舞われた。のども痛くなったり寒気が多少あったから熱もあったのだろうけどそれらは結構すぐに収まり頭痛だけがとにかくひどかった。


結局、大事を見て出発を一日延ばした。

けれども出発時も決して本調子ではなかった。加えてとても暑かった。ここもスペインも南仏も。というよりスペインはここよりもっと暑かった。あまり調子が良くない時にこの暑さは正直こたえる。何となく気分も乗らず旅行中珍しく写真を撮ることもなかった。


Lagos → Beja → Portel → Monsaraz →Spain・Olivenza → Badajoz → Cáseres → Salamanca → Santo Domingo de la Calzada (Parador)

 

                     

前回フランスに行ったときにまた新しい道を発見した。


それまではスペインとの国境の街 Elvas まで IC1, IC2 を使い Beja, Portel, Redondo, Alandroal とずっとポルトガル側を通っていたけれどふと地図を見ると Portel のあと Monsaraz に向かいそのままスペインへ入るルートがある。ここからスペインに入り Olivenza, Badajoz へと行く道がある。


厳密に距離を測ると実はちょっと長くなるのだけれど Monsaraz からスペイン側の街 Vilanueva del Fresno で道を曲がるだけで Badajoz までほぼ一直線の道。スピードも出せるので逆に早く Badajoz までたどり着けるような気がします。唯一の欠点は Badajoz の街中を通り抜けないといけないことか。


近頃はガソリン代の高騰で、スペインとポルトガルで値段の差がほとんど無くなってしまったのだけれどそれでも Badajoz で若干安いところをネットで見つけてまずそこでガソリンを入れる。


そこから高速を使わずに国道を使い Cáseres まで。実は1年半ほど前にフランスで2016年製の中古車を購入したのだけれど(シトロエンC3 picasso)燃費がとてもいい。長距離で使ってみた感じでは時速90~100㎞でコンスタントに走っていると驚くほどガソリンが減らない。高速で時速120㎞程出すとまたガソリンの消費が増えるから時速90~100㎞で国道を行くのが燃費の上では一番良いようだ。 


Cáseres からは高速を使うのだけれど、その少し手前に木が立ち並び犬を散歩させるのにちょうど良かった場所があったのに今回通ったら木は全て切り倒されて更地になっていた。木陰がなくなりこの暑さで犬は出せないので残念どこか他を探さなければ、と思っていたらほどなくガソリンスタンドがありその周りが良さそうだったので無事犬も散歩させることが出来た。


Cáceres からは高速に乗りここからは → Plasencia → Salamanca → Valladrid → Burgos ここで高速を下りて国道を今日の目的地 Santo Domingo de la Calzada まで、と書くとアッという間のようだけど結構距離があってしかもかなり暑かったのでちょっと今回は疲れました。ただ今の時期は日が長いから(日没は夜10時頃)19時頃 Burgos に着きそこから国道を目的地まで田舎道を窓を全開に気持ちのいいドライブでした。


Santo Domingo de la Calzada には確か2008年(だから14年前)に来たことがあるはずなんだけど泊ったパラドール以外全く覚えていません。この街までどの道を通って来たのかも思い出せません。この小さな町になぜかパラドールが2軒あって今回はもちろん以前泊まらなった方へ泊りました。

Parador Santo Domingo Bernardo de Fresneda


何だか長い名前が付いてますが元修道院を使ったパラドール。いわゆるパラドールらしいパラドールですね。本来なら写真を撮りまくったはずなのにどうしても病み上がりで写真を撮る気分ではありませんでした。写真のないブログはどうも精彩に欠けますね。

ということで YouTube から パラドール公式のビデオを見つけてきました。


このパラドールのレストランは開いてなかったので夕食は町中のレストランかもう一つのパラドールで食べます。


この町はサンティアゴ巡礼の通り道になっていて翌朝、犬の散歩をした時にはその巡礼者らしき人を結構見かけました。昔はもちろん歩いたのだろうけど自転車でグループを成している人たちもいましたよ。ホタテ貝の飾りをみんなぶら下げているのですぐに分かります。朝8時半、すでに暑くなりそうな気配です。


Santo Domingo de la Calzada → Vitoria Gasteiz → San Sebastian → フランス


朝食ブッフェでしっかり食べ、ここから目的地までは昨日よりずっと短いので朝11時チェックアウトぎりぎりの時間までホテルでゆっくりして出発。しばらく国道を時々小さな町を通り過ぎながら Vitoria Gasteiz まで。僕の田舎は新潟上越なのだけれどそこの夏を思わせる田園風景が広がり暑くても気持ちの良いところでした。


Vitoria Gasteiz の少し手前で高速に乗りそこからはフランスまで一気に走ります。


スペインのガソリン代もかなり高くなったけれどそれでもフランスよりかは若干安いので国境近くでガソリンを入れる。フランスの車ばっかり。少しでも安いですからね。

国境を挟んでスペイン側に1か所、フランス側に2か所(だったかな)料金所があります。


国境でもお金を払うので高速を使うとこの国境付近だけで計4か所で料金を払うことになります。この料金が年々上がっているような気がするんですよね、特にフランス側。スペイン側はポルトガルとの国境からこのフランスとの国境まで一切お金を払うことがないのでまぁちょっとくらい払ってやってもいいか、と思えるのだけれどフランス側はどうもぼったくられている感が拭えない。フランスとスペインで高速道路事情は全く違います。

そのまま目的地まで突っ走りました。


にほんブログ村 海外生活ブログ スペイン情報へ

にほんブログ村