こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-11-25

こんなものがここに…?!

 近くの小さいスーパーに行ったら、なんと「シメジ」発見。全部白いけど。

白いポルトガルのシメジ

いや、これがリスボンやポルトなら今どき珍しくないでしょう、きっと。


ここでもキッコーマン醤油は売ってるし、なぜか時々味りんもあるし。でもシメジですよ。こんなポルトガルの南の先っちょの何もない、日本とは何のゆかりもない、日本人コミュニティーがあるわけでもないこんなところで「シメジ」。棚にも「SHIMEJI」と思いっきり日本語名で表記されていたし。


以前、違うスーパーではバーモントカレーが売っていたし、一体だれが買うんだ???


キノコと言えば、ポルトガル人はキノコを恐れる。アルガルブだけの現象なのかどうか定かではないけれど、基本自分たちが知っているものしか食べようとしないポルトガル人。食べることに関してはとても好奇心旺盛な日本人とは対照的です。


色々なキノコのイラスト

何でもその昔、ポルトガルの北の方で毒キノコにあたって亡くなった家族があったらしい。それが嘘か真か知らないけれど、それ以来ポルトガル人はキノコに手を出さなくなったのだとか。


一度、農業技師だったポルトガル人と一緒に食事をしたことがあるけれども、頑なにキノコは食べようとしなかった。「お前は食べても俺は食べん」と言って。
こんなおいしいものを怖がって食べないなんてもったいないね。


で、このシメジ、バター醬油で食べたら思いのほか美味しかったです。


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2020-11-24

コロナウイルスワクチン

注射と聴診器

コロナウイルスワクチン開発が急ピッチで進められており、ファイザー(Pfizer) とモデルナ(Moderna) がそれぞれ結果を発表し、アメリカでは12月中にもワクチン接種が開始されそうな勢いだ。


でもぼくには安全性への不安がある。僕は全くこの分野の知識がないから尚更である。

ワクチン開発に通常どれほどの時間を要するのか、調べてみた。

ワクチン開発にかかる時間


通常10年単位でかかるワクチン開発。今回発表されたワクチンが本当に12月にも接種が開始されたら、驚くほどの速さで開発されたことになる。だからどうしても安全性がしっかり確立されているのか疑いたくもなる。


新型コロナウイルスワクチンの安全性

2つの新型コロナウイルスワクチン

6か月後、2年後、5年後に何か重篤な副作用がでるリスクはないのだろうか、と考えてしまうのは、心配しすぎなのだろうか。僕はワクチンに限らず、薬も摂らないで済むなら摂らないに越したことはないと普段から思っている。どうかワクチン接種の義務化だけにはならないでほしい。



2020-11-23

完璧な城壁を残す街・アビラとパラドール・アビラ(Parador de Ávila)

フランスからの帰り道、今回はアビラという街に寄ってみることにした。
アビラは首都マドリッドから西そしてやや北へ向かったところにある街、マドリッドから電車で1時間30分ほどのところです。

どうしてアビラに決めたかと言えば、もちろんこの街にパラドールがあるから。それが一番の理由。好きなものはしょうがないですね。でもアビラの街もパラドールもいいところでしたよ。


アビラの城壁


僕は車でアクセスしたので、フランスからスペインに入ってひたすら高速を走り(無料!)Victria-Gasteiz(ビクトリアーガステイス)、Burgos(ブルゴス)、Valladrid(バリャドリ)を抜け、Tordesillas(トルデシィリアス)からA-6線に入りそこから南下、もうちょっと走ったらそこはもうマドリッド、というところでちょっと西に走り、アビラに到着します。
以前は有料だった Victria-Gasteiz(ビクトリアーガステイス)ーBurgos(ブルゴス)間は数年前から無料になりました。すごいな、スペイン。日本で無料になった元高速道路ってあるんだろうか。

       

この行程では、アビラの街へ東から北側にかけて回り込むようにして到着します。
有名な城壁の全景が見えると「お~、あれかぁ」と結構感動しました。運転しながらよそ見運転することになるのだけど…

街に入る直前にちょうど直近で全体を見渡せる場所がありしっかり駐車スペースも用意されていたのでそこでまずは一枚。

アビラ全景、有名な城壁と。

直ぐに日が暮れ始め、ライトアップ。

ライトアップされたアビラの街
この、街の名前のモニュメント(?)は流行りですね。最近、どこへ行っても見かけるようになりました。

2020-11-19

何だか分からなくなってくる…

今週の月曜日からここ南ポルトガルのラゴスもコロナウイルス感染リスクの高い191自治体の1つに入って2週間のコロナ対策対象になった。

でも実際には情報が交錯していてちゃんと正しく自分は理解しているのかどうか、どうも怪しいと感じる時がある。

リスボンの日本大使館から送られてきたメイルを見る限りでは、いわゆるロックダウンではなくて、マスク着用義務や人との距離をとる、という今までにすでに施行されていた措置に加えて、週の間は夜間外出禁止(23時から5時まで)、週末土曜日、日曜日は13時から翌朝5時までの外出禁止、ということらしい。つまり、昼間は普通に、週末は午前中は移動の制限はない、ということでいいらしい。

スペインは全土で夜間外出禁止だけれどその禁止時間外では店もレストランも開いているのではないかと思う。フランスではロックダウンが施行されて、ペットの散歩やスポーツ、買い物のための外出など用意されている外出届のような用紙をちゃんと記入しそれを携帯し、そして1時間だけ、とかなり厳しい措置が取られている。街中の個人店、本屋、レストラン、バーは開けることが許されず、その横で Carrefour や Auchan のような大きなスーパー(日本のイーオンのようなもの)はしっかり開いていて、個人自営業からは大きな反感を買っている。

ちょうど2週間ほど前、10月の末に運転免許更新のために日本へ行こうか行くまいか迷っていた時に、フランスもスペインもドイツも感染者数が増え始めて、コロナ対策を強化していたので、日本に行ったはいいけれど、帰りの便がキャンセルになってクリスマス前にポルトガルへ帰って来れなくなったら困る、と考えて日本へ行くことはやめたのだけれど、その代わりにクリスマスでの仕事のために必要なものを買ってくるという目的もあってフランスへ行こうと思ったら、フランスもロックダウンに入ってしまって、結局日本にも行かずフランスにも行けず、という状態になってしまった。

今思えば日本へ行ってしまえば良かったか、などと珍しくちょっと後悔しています。

日本に行ったら行ったでどうなっていたか分からないから、後悔したって全く意味がないことは分かっているんですけどね。

ポインセチア
クリスマスを待たずに赤くなったポインセチア

今日、ネットでは日本でも感染者が増えた、東京では最高の感染者数を記録した、と報道されていました。

最近では「Hold up」のような嘘なのか真実なのか知りようのないドキュメンタリーは出るし、専門家の間ではマスク一つとっても意見が分かれているし、もっと警戒しなければいけないのか、それとも敏感になりすぎなのか、メディアは国民の恐怖を煽りすぎているのか、それとも彼らの言うことを真剣に受け止めなければならないのか、真実は後になって分かるのですかね?



2020-11-13

ラゴスもついに来週から。

 ポルトガル政府は、コロナウイルス対策を更に強化し、対策対象となっていた121自治体を191自治体に増やしました。来週の月曜日から2週間の予定で施行されます。その後はその都度、状況を見てから。

ポルトガル、191自治体分布図
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今回その191自治体の中に、僕が住んでいるラゴス地区も入ってしまいました。
日常生活への一番大きな影響は、平日の23時から翌朝5時、そして週末は13時(!!!)から翌朝5時までの外出禁止令ですね。
特に週末(土・日)の13時からの外出禁止は大きいと思います。
ということは、サーファーたちも🏄🌊🏄🌊🏄週末の午後からは波に乗ることが出来ない。

でも正直なところ、新しい対策が発令されたり、自分の住んでいるところには関係なかったりと、何が良くて何がダメなのか良く把握しきれていません。

クリスマスがどうなるのか、ますます覚束なくなるようです。

2020-11-10

今年はキノコにありつけるか?🍄

 ポルトガルでは昨日11月9日から2週間「非常事態宣言」が再び発令されたらしい。

らしい、というのはてっきりポルトガル全土に適用されるものと思っていたら、先に対策が強化された121自治体にのみに適用されるそうだ。今のところアルガルブのほとんどの地域では大きな生活上の制約は見られない。マスク着用や人との距離をとるというような基本的なことのみ。ラッキーであるとともに、感染が広がらないように最低限の注意は続けていかなければならない。


先週末は2度目のまとまった雨が降り、幸先のいいスタートを切った。このまま時々大きな雨が冬の間降ってくれれば、水不足や山火事の心配もなくなる。

きのこ

雨が降ってから2日後、キノコが生えだした。これはフランス語で Rosé-des-prés と呼ばれるキノコで日本語ではハラタケ(原茸)という名前らしい。

雨が降った後に真っ先に出てくるキノコで、見た目はマッシュルームと同じ、ただ、そんなに風味豊かではない。それでもまだ成長しきっていない若芽のうちに食べればそれなりにおいしい。

犬の散歩の最中に発見したので一度家に引き返し、袋を小刀を取って出直してきました。

木陰で休む犬

愛犬はキノコには全く興味を示さず、いったい何をやっているんだという顔で待ってます。

雨の降らない冬が2年続いて全くきのこが出てこなかったから、今年の冬は少し期待できるかな。



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2020-11-02

ポルトガルも一部でコロナ対策強化へ。

先週のフランスでの2度目のロックダウン開始に続いて、イギリスでもロックダウンが施行されることになった(アイルランドとウェールズ地方は既にロックダウンに入っている)。 ドイツも規制強化、スペインは全土での夜間外出禁止。


ポルトガルは、この週末だけ(11月3日まで)実施された自治体間の移動禁止に引き続いて、121の自治体には更に強い対策が施行されることになった。

121の自治体で11月4日から更なるコロナ対策(英語)


この121自治体のほとんどはリスボンとその周辺、および北部地域です(要するに人口が集中しているところ)。

ポルトガルはできる限り、国全てのロックダウンを避ける意向だと思います。アルガルブは8月にそれなりに観光客が来たにもかからわず、大きな集団感染を出さず全般的にみんな対策を厳守した模様です。アルガルブの直ぐ上のアレンテージュと併せて、ポルトガルで最も感染が少ない地域を保持しています。


この時期に色々な国が強い対策に出たのは、もちろんクリスマスを救うため。でも、たとえクリスマスの前にロックダウン自体は解除できたとしても、今年のクリスマスをまるで何事もないかのように祝うことは現実的に考えて無理だと思います。テレビでも何人かのジャーナリストや医療関係の人たちが指摘するように、ロックダウンの成果が出ればクリスマスを普通に過ごせるかのように国民に思わせるのは得策ではない、と思います。


フランスで今年春に最初のロックダウンを行い、夏のバカンスを経済的に救うためにロックダウン解除をしたらどうなったか。ロックダウンから「解放」された人たちが海に街にあふれ、何十人、何百人と集まるパーティーが行われ、そんな中でマスクをしたり、人と適切な距離をとったりなどの対策がみんなが守っているわけがないのは明白。結局、感染の第二波が来てしまいました。しかも、一度目の時にはパリ周辺と東側アルザスに集中していた感染が、夏の間に人がこぞって移動した為にフランス全国に広がってしまいました。

最もこれはフランスに限ったことではなかったらしく、現にヨーロッパのあちこちで感染者数が爆発的に増大している。今、ロックダウンに入って12月に解除したら、この夏の二の舞になってしまうだろうと予想される。本当は厳格な対策を打ち出してその後に一気に緩めるのではなく、中程度の対策を(とても抽象的な言い方だけれど)長期にわたって施した方が効果があるのではないかと思う。

しかし、観光も飲食業もホテルも航空業もクリスマス・年末は夏についで大事な時期なのに、夏に続いてクリスマスにも人がいない、となったらどうなってしまうのだろうか。


ポルトガル・ラゴスの海岸線

久しぶりに泳ぎに行った帰りにラゴスの海へ。もう11月に入ったし誰もいないかと思ったら、意外に人がいました。

2匹の犬

灯台守の2匹の犬。じっと見られた。