こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2021-12-22

2度目のパラドール・リンピアス。やっぱり良かった。

 

1度目のリンピアスはこちら⤵


雪が降りそうな空模様のグレドスを後にし次の目的地のパラドール・リンピアスへ向かいます。場所は北スペイン・カンタブリア、Santander (サンタンデール)とBilbao (ビルバオ) の間にあるパラドール・リンピアス。

パラドール・リンピアス
次の目的地、パラドール・リンピアス

ホテルの前の市道を走りN502 (国道502線)に合流したところで左折して Ávila (アビラ)方面へ向かいます。そのまま道沿いに走っていくとほどなく Ávila (アビラ) の街が前方に見えてきます。ここから高速に入り Ávila (アビラ) の街を迂回。

この時 Ávila (アビラ) の街を囲う有名な城壁を遠めに見ることが出来ます。

アビラの城壁
Ávila (アビラ) の城壁 世界遺産登録

でもここで高速の有料区間があるのでそれを避けるため一旦高速を下りて国道を走ります。この辺りはナビで設定しておくと見事に有料区間を避けてくれるのでありがたいですね。

大体スペインは鉄道網は貧弱だけれども道路網はとても発達していてポルトガルよりもフランスよりも車で走るのは快適です。かなり田舎の道もちゃんとしているし雪が降っても除雪作業が徹底してます。

ほどなく走って再び高速道路に合流、Tordesillas (トルデシィリアス) 方面へ向かいます。

Tordesillas (トルデシィリアス) まで来たら次は Valladorid (バリャドリ)、そしてPalencia (パレンシア) で北方面 Santander (サンタンデール) へ向かう高速を行きます。

                        

ここからはしばらく平地が続き景色もモノトーンなのですが Santander (サンタンデール) に近づくにつれて起伏が出てきます。この辺りは登山でも人気のある Picos de Europa (ヨーロッパの頂)の近くです。山の頂にはすでに雪が降っていました。

⇨ Picos de Europa (Wikipedia 日本語)


その起伏を抜けて Santander (サンタンデール) のそばまで来ると気温も急に上がり雪ではなく雨に変わりました(この日、グレドスは氷点下、サンタンデールは10℃でした)。信州の山の中から横浜に出てきたような感じでしょうか。

ここでも Santander (サンタンデール) には入らず手前で Bilbao (ビルバオ)方面に進路変更します。最近本当に思うけれどスペイン人の運転マナーは格段に良くなりましたね。そう思います。もちろんもの凄いスピードで走り抜けていく輩は時々いるけれど後ろにピッタリくっつかれるような経験はほとんどしません、スペインでは。ポルトガルは違います😂。

ほどなくすると目的地 Limpias (リンピアス) の表示。それに従い高速を降り20分ほど市道を走りLimpias (リンピアス) の街を通り抜けパラドールに到着します。グレドスからリンピアスまで5時間はかかりませんでした。

2021-12-18

記念すべき最初にオープンしたパラドール・グレドス (Parador Gredos)

 今までいくつかパラドールに泊って来たけれど、今回のパラドールはちょっと特別。

今では100に届こうとしているほどに増えたパラドールホテルチェーンの元祖、1928年にオープンしたグレドスです。スペイン中央からやや左側、グレドス山脈の中にあります。

スペインのホテル・グレドス

11月30日、大体の時間を計算をしてラゴスの家を朝8時に出発。天気予報では目的地はマイナスに届く予報だけれどもとりあえず雪は降らなさそう。

普段とほぼ同じルートでスペインへ。Silves (シルベシュ) を通って Messines (メッシネシュ)へ行きそこから IC1 を北上。ほぼ平行して有料高速道路があるけれど高速を使う必要はないです。

Ourique (ウリック) から IP2 に入り Beja (ベージャ)へ。この IP2 も工事の間はかなり状態が悪かったけれど開通してからは快適。Beja (ベージャ) までほぼまっすぐの道を飛ばします。

最近は年に数回オリーブオイルを買いだめする街 Beja (ベージャ) を抜けてそのまま Evora (エヴォラ)方面へ。結構インパクトのあるお城がある Portel (ポルテル)を横目に走り続け Reguengos de Monsaraz (レゲンゴシュ・ドゥ・モンサラーシュ) という行き先が見えたらそこで IP2 から N256 (国道256線) に入ります。

するとほどなく Santa Suzana という表示があって左に折れる道があり今まではずっとそこを通って Redondo (ルドンドゥ) 、Alandroal (アランドロアル) そして Elvas (エルヴァシュ)、スペインという行程を辿っていたのだけれど、Santa Suzana までの道がとにかく悪い。穴だらけ。通るたびに今回は舗装しなおされているか、と期待をかけるのだけれど期待外れに終わる。

ちょうど車を替えてあまり悪路を走りたくなかったから今回は試しに Santa Suzana 方面へ行く代わりにそのまま N256 (国道256線) を走り Reguengos de Monsaraz (レゲンゴシュ・ドゥ・モンサラーシュ) まで行きそこから N255 (国道255線) を走って Alandroal (アランドロアル) そして Elvas (エルヴァシュ)、スペインという行程を辿ってみました。こちらの方が良かったです。

                                          

Elvas (エルヴァシュ) から高速に乗ってスペイン入り。スペインは多くの高速道路が無料です。そして、スペインに入ってすぐにすること。

2021-10-22

10月のアルガルブのビーチ

 もう10月の末なんですね。仕事が忙しいままに数か月が経ってしまいもう少ししたら冬時間が始まるところまで来てしまいました。


しかし、人が多い。2020年から今年7月辺りまではとても静かだったのに、8月からどうなっちゃったのだろう。みんな自粛生活が長く続いた反動で遊びまくっているのかもしれない。


数か月の間、ほとんどラゴス界隈から出ることもなくやはり少し気分転換したくなったので本当に久しぶりに断崖ウォーキングへ行ってきました。ちょうど友達も来てたし。


ポルトガルの西海岸
Praia de Cordoama

ポルトガル・アルガルブの西海岸は相変わらず素晴らしい。

初めのうちこそは何にもなくて寂しいところだなぁなんて思ったりもしたけれど、今はその何もないところがよろしい。あまり整備されてレストランや何だと色々できると人がたくさん来ちゃうからね。


アルバンデイラビーチ
Praia de Albandeira

こちらはこのアーチが売りのアルバンデイラビーチ。

ここから隣りのマリーニャビーチまで海岸絶壁沿いを歩く。まだまだ人がいました。馬に乗っている人もいました。

手ごろに歩きづらく、高低があるから歩いていても結構退屈しない。

で、こちらがマリーニャビーチ。

マリーニャビーチ
Praia da Marinha

久しぶりに来たらしっかりした駐車場が整備されていました。確かヨーロッパで最も美しいビーチに選ばれたことがあるんですよね、このビーチ。最も美しいのかどうかは分からないけれども確かにきれいなところです。

そして最近はほぼ毎日、夕日も素晴らしい。

夕日


せわしなくきちっとした生活に疲れてここに移住してくるドイツ人やオランダ人がなぜ多いのか分かる気がします。




2021-07-01

6月のフランス

 去年、コロナウイルス蔓延の影響で店を閉めホームデリバリーに切り替えてから、店を持っていた時とは比べ物にならないくらい時間が出来た。

以前なら、3月に店を開きそして閉める10月末まで自分たちの時間はほぼ無し。休みの日も会計処理や買い出しなどに追われて実質本当の意味での休みではなかった。

それがホームデリバリーにしてからガラッと変わった。時間に余裕があることは素晴らしい!ちょっと用事があったのでフランスへ一週間の駆け足で行ってきた。これも2年前までは考えられなかったこと。暖かい時期に遠出をするのはほぼ10年ぶり。

車で走っていると、いつもは冬にしか見ることのなかった景色が全然変わっていた。殺伐としていたところが緑に覆われていたり、ひまわり畑があったり、入道雲があったり、夕立がきたり。

でも、ポルトガルからフランスに着くまで、どこを走っても人が少なめでした。今までならスペインならたとえ冬でもイギリスやドイツの車、キャンピングカーの類いが良く走っていたのに今回はほぼ皆無。もう6月だったというのに。


フランスの良く行く場所も暑かった(暑さ大歓迎😎)。加えて湿度も高かったから日本の夏の様でした。

近くに Château de Gavaudun(ガボダン城)というお城があります。

ガボダン城

細い道路を走ってカーブを曲がるといきなり目の前にお城。「おお~」。

12世紀にはもう存在していたらしいです。

ガボダン城

もっとそばへ寄り。なんかこんなお城が忽然と目の前に現れるのがいかにもヨーロッパですね。実質このお城で今もちゃんと形を残しているのはこの主塔 (Donjon) だけです。

ガボダン城 主塔

小さな村の立派なお城。冬は相当寂しいところになりそうだけど、夏の間ならこういう田舎町に住んでもいいかも⁈






2021-06-25

ポルトガルとフランス間の移動。何も無し!

 

小さな用事でどうしてもフランスまで行きたかったのだけれど、今まではポルトガルに入ったら14日間の隔離、というのが一番のネックになってずっと機会をうかがってました。


ポルトガル国境


夏が近づけば、観光客を来させるために必ず規制は緩むはず、と踏んでいたら本当に緩くなりました。14日間の隔離は無し。

でももう一つの懸念はPCR検査。ポルトガル・スペイン間は検査無し、とは公表されているから問題なしだけれど(今のところ)、スペイン・フランス間はPCR検査陰性証明の提示が必要、とそれぞれの大使館やその他ネットで調べてもそうなっている(正確には、PCR検査陰性証明 or ワクチン接種証明 or コロナに既に罹患した証明のいずれか)。

でも、実際にフランスから車でポルトガルまで最近やって来た人たちに聞くと全員1人の例外もなく、

「国境には誰もいなかった」

「住所証明は求められたけどれどコロナのことは何も聞かれなかった」

「(スペインで)ホテルも普通に泊まれた」

実際にPCR検査ってポルトガルで1人100€(12,000円ほど)するんです。たぶん他のヨーロッパの国も似たり寄ったり。家族4人だったら検査代だけでとんでもない金額になってしまいますよね。それだけお金払って検査受けて実際には国境で何もなし、だったらお金をどぶに捨てるようなもの。

だから、何も検査はないだろうと見切り発車でフランスまで行ってきたけれど、

実際、本当に何もありませんでした。(^-^;

何なんだろう。安い金額で検査が受けられるならまだしも、万単位でお金がかかる検査の証明が必要と言っておいて実際には何も無し。本当にだ~れもいませんでした、国境に。フランスに入る時も、フランスからスペインに入る時も。

病院や試験場はぼろ儲け。それが目的なんじゃないの?と勘繰っちゃいますよ。

僕はPCR検査代を払わずに済んだからいいんだけど。


既に6月の末だけれども今年の夏の見通しも怪しいですね。イギリスはポルトガルを渡航安全な国に指定した直後に、隔離必要な国に指定しなおしてやって来始めたイギリス人は帰ってしまうし、また最近リスボンでは変異種デルタ(インド変異種)が増え始めて今週末リスボンは閉鎖。リスボンに入るにはPCR検査かワクチン接種必要。


天気だけは良いけれど…😕😕😕



2021-04-20

雨はもう望めない…か。

 昨日、今日と雨が降るなどと予報が出ていた気がするのに、とても良い天気。

初夏です、初夏。

こんな天気。

青空と入道雲

完全に夏の空ですよね、これは。でも本当は雨が降ってほしいです。大雨が。

二冬続けて乾燥していて、最後の冬はいちおまとまった雨が降ったから最悪な事態は免れたけれど、もっともっと降ってほしい。ここでは4月は雨が降る最後のチャンス。今月降らなければ10月までお預けです。


でも、この冬に雨が降ってくれたお陰で例年以上に花がたくさん咲いてます。

野生のラベンダー

これは野生のラベンダー。ポルトガル語で Rosmaninhos(ロシュマニーニュシュ)と呼ばれている野草です。ラベンダーのような特徴的な香りはないけれども辺り一面に咲いてそれはそれはきれいです。これから蜂蜜も作られます。


あやめ

こちらは菖蒲、で合ってますよね?花は見るばかりで全然詳しくないのでもしかしたら間違ってるかも。こちらも誰かが植えたのか、何もないところにぽつねんと毎年花を咲かせます。

白と赤の菊

そして家のテラスの菊も満開です。僕にとって菊と言ったら秋のはずなんだけど、ここでは春と秋、年に2度咲きます。アルガルブの四季は正確には春・夏・春・秋→冬になりかけてまた春に戻る、という感じですね。


名前も知らない黄色い花

こんな打ち上げ花火のような花もあります。もちろん名前分かりません。自然の何がこの花をこういう形に進化させたんですかね。雑草とは呼べないですね。


接写 黄色い花

接写で撮ったら結構いい感じに撮影できました。この花も今の時期一面に咲いてます。

これから6月7月になると乾燥して、花はなくなってしまいます。


2021-03-13

オーガニックのオレンジと、とてもおいしいオリーブオイル。

 先日、FBページで有機オレンジ狩りを催すフランス人の農園を発見しました。

場所はここから車で1時間弱の Silves(シルベシュ)。

 ⇨ Silves(シルベシュ)

中世の頃まで、アルガルブの重要な都市として栄えたところで、今でも街中にある城壁が象徴的な町です。この地域はオレンジの栽培が盛ん。

その中に、フランス人が去年から始めた有機農園を発見しました。

 ⇨ フランス人が営む有機農園(FBページ)


ポルトガルの中でも地域によるのだろうけれど、この辺りの地元のポルトガル人にはまだまだオーガニックだ、有機農法だ、という概念はあまり浸透していないようで、そういうことを意識する人たち、また有機農法を率先してやっていく人たちには圧倒的にこの地に住んでいる外国人が多いです。

今住んでいるところからそう遠くないところで、ブルーベリーの有機栽培をやっている農園があるけれどもやはりポルトガル人ではありません。

他にも、有機農法をやろうとしている知人がいるけれども彼はイスラエル人です。

Silves(シルベシュ)ではオレンジ栽培が盛んだけれども、有機オレンジを実践している農家を見つけたのはこれが初めてです。


行った時は運よく快晴。オレンジ以外にもレモン、マンダリン、少しだけグァバがありました。もう少ししたら杏子ができるそうです。その時が来たらまたやって来ます。


実はポルトガル人、杏子が好きじゃないんですよ。

杏子ジャムもないしシロップ漬けもどこにも売っていません。あるのは桃ばかり。必然的に杏子を使ったお菓子もありません。なのにアルガルブではとてもおいしい杏子が成るんです。しかも出回る時期はとても短い。いつも店頭に出始めると大量に買って一年分のジャムを作ります。

思うにポルトガル人は(少なくともアルガルブでは)味の強いものがあまり好きではないようです。杏子は彼らには酸っぱすぎるのだと思います。桃には杏子のような酸味は無いですからね。


オレンジ農園の犬

このオレンジでジャムはもちろん、オレンジケーキやオレンジピールを作ります。


自家製ついでに、去年12月初めにBeja(ベージャ)で見つけたオリーブオイル。自分が知っている限りでは味も風味も世界で一番だと思っているけれども(もちろん一番搾り、バージンオイル)、このオリーブオイルで贅沢に石鹸を作ってみました。

ベージャのオリーブオイル

オリーブオイルには3種類あって、まず一番搾りの(エキストラ)バージンオイル

その次に、そのエキストラバージンオイルを精製した(精製)オリーブオイル

その次に、搾ったオリーブに溶剤を使って更にオイルを抽出したオリーブ・ポマースオイル

となり、下に行くほど品質も落ち安くなります。


バージンオリーブオイルは値段も高いし、何よりもバージンオリーブオイルを石鹸にするのはもったいないと抵抗があって、今まではずっと精製オリーブオイルを使っていました。ところが、ベージャで見つけたバージンオリーブオイルは僕が今まで買っていた精製オリーブオイルよりも安い。ということで初めてバージンオリーブオイルで石鹸を作りました。

手作りオリーブオイル石鹸

写真では分からないけれども、とてもきれいな薄い緑色(若草色というのか)の石鹸が出来ました。

原材料は、オリーブオイル、水、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)のみ。

オリーブオイルだけだから泡立ちは控えめだけれども保湿効果抜群の石鹸です。

皆さん、おひとついかがですか?


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2021-02-25

薪ストーブの煙突掃除に使えるもの

 今住んでいる家にはすべての部屋にエアコンがあるけれども、それは使わず薪ストーブを設置して使っています。

エアコンで温めるのと薪ストーブの熱は全く違って、一度薪ストーブを使うと止められません。夜、燃える炎を見るのも心安らぎます。


火の入った薪ストーブ


ポルトガルに住むようになってから、いかに物を安易に買わずに自分たちで作れるか、ゴミを減らせるか、環境意識というと自分にとっては大げさに感じられるけれど、無理に極端に走ってストレスになってしまわない範囲で実践するようにしています。

石鹼づくりもその一環。

ポルトガルに移住してすぐに石鹸を自分で作るようになったけれど、色々な種類のオイルで石鹸を作ってみたり、併せて重曹や酢を駆使して、化学の実験のように楽しみながら(これ大事)試していると以来シャンプーもボディーソープも洗濯洗剤なども一切買う必要がなくなりました。


さて、薪ストーブでは当然煙突があって煤が溜まるのだけれど、以前はそれを落とすために煤を落とす専用の一体何が使われているのかよく分からない市販の人工薪を使っていました。

でも、ある時自然のものでとてもいいものがあると知り、それを試してみました。

そのものとは、


ジャガイモの皮

じゃがいも


料理でジャガイモを剥いたら、その皮をストーブのそばに置いて乾燥させます。

後日、その皮をストーブで燃やすと感心・感動するくらい煙突の中の煤が落ちてきます。

燃え盛っている火の中に入れるのではなく、ストーブを使った翌朝、灰の中に炭火があるような状態で乾燥させた皮を入れると一番効果があるようです。

炭火

ジャガイモの皮に含まれる亜鉛が煤を乾燥させて落とすらしいです。

ちゃんと化学的な根拠があるんですね。



2021-01-29

ポルトガル尊厳死合法化か?

 

最近はどうしてもコロナウイルス関連の話ばかり、なのですがその横でポルトガルでは尊厳死が合法化される兆しが見えています。

⇨ https://www.rtp.pt/noticias/politica/lei-da-eutanasia-vai-a-votos_a1293468 (ポルトガル語)

⇨ https://www.lefigaro.fr/international/le-portugal-s-apprete-a-legaliser-l-euthanasie-20210129 (フランス語)


法案が国会をほぼ通過する見通しとなり、通過すればそれを大統領が署名する運びとなります。

ここで大統領には法案を拒否する権限があるのですが、実際には大統領職は名誉職的な面が強く、国会で承認された法案を大統領が拒否することは、よほどの理由がない限り起こりえないと思います。

最近ではニュージーランドで尊厳死が合法化されたけれど、もしポルトガルで尊厳死が合法化されるとヨーロッパ内では、ベルギー、オランダ、リュクセンブルグに続いて4か国目になります。


ポルトガルはカトリックが大半を占める国なのに、

人工中絶が認められ(2007年)、同性婚が承認され(2010年)、同性カップルによる養子縁組も可能です(2016年)。

とても不思議なところです。


これから更に衛生環境が改善され、健康への意識が上がり、医療技術が進歩すれば平均寿命が上がり、それに伴って尊厳死の問題はどこの国でも避けては通れない主題になるはずです。




2021-01-05

ヨーロッパ健康保険カード

 

ポルトガルに移住して仕事を始めてから、社会保障費を国に払っているのですが、これのお陰で病気・事故の時には公共の医療機関を大金を払うことなく利用することが出来ます。


去年は「下肢静脈瘤」の手術でこのシステムを利用しました。

診察料や患部手当てには毎回一部負担で少額の支払いをしたけれど、レントゲンや血液検査、ドップラー検査など格安で受けることが出来ます。ついでに手術代も別途にかかることはありませんでした。


去年はそれなりにポルトガルの医療機関を利用したけれど、それでもEU(ヨーロッパ共同体)内で通用する健康保険カードの存在を年末まで知りませんでした。

僕はポルトガルで税金を納めているけれど、EUの他の国に滞在中に万が一、病気や事故にあった時に、このカードを提示すればスムーズに医療保険を受けることが出来ます。


こういうところはEUのいいところですね。

折角ポルトガルで公共の医療保険を払っているのに使える権利を使わない手はありません。ポルトガルの社会保障機関 Segurança social のサイトで自分の社会保障番号など入力して早速申し込みました。

 ⇨ Segurança Social


ポルトガルの健康保険証カード

そのカードがこちら。

ポルトガルの面白いところ、というか今は過渡期なのかもしれないけれど、公共機関の窓口に実際に行ってアレコレやろうとすると、

  • 人によって言うことが違ったり、
  • 休憩に入って担当の人が予約を取っているにも関わらずいない、
  • コーヒー飲みに行っていない、
  • 窓口の人同士で話をしていて客を無視、
  • 自分の前の人がやたら時間とって全然進まない、

など色々なことがあるのですが、ネットを介すと全てがスムーズ。カードも申し込んでから年末・年始だというのに1週間もかからずに家に届きました。


明後日からフランスへ行く予定にしているけれど、もちろん携帯します。使うことがなければそれが一番いいけれど、同時にいざという時にはポルトガル外でも医療機関を使えると知っていれば安心です。


もしかしたらヨーロッパに住んでいる日本人は当然のように知っていることなのかもしれないけれど、僕はこのカードの存在を知らなかったので、もし僕と同じような人がいたら、すぐに申し込みましょう!


ちなみにフランスでの申し込みはこちら

 ⇨ フランスでのEU健康保険カード申し込み

イギリスはEUから離脱したのでこの制度も通用しなくなるはずです。


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2021-01-01

2021年、始まる

 明けましておめでとうございます🐂(丑)

年内にもう一つくらいブログを書こう、と思っていたのに仕事が思いのほか忙しくなりそのまま年が明けてしまいました。

クリスマスと大晦日が週末に来れば、そのままクリスマスと一週間後の大晦日に仕事をして終わり、となるのに今回はクリスマスが木曜日と中途半端だったために、そのすぐ後の週末にも仕事が入り、そして大晦日になりと、ほとんど一週間仕事続きになってしまい、大晦日には案の定、年を越す前に寝入ってしまいました。そんなに年越しに執着はないからいいんだけど。

コロナウイルスに対する規制のために仕事ができない人たちもいるのだから、仕事で思いのほか忙しかったのはラッキーだったと思わないとね。


ブッシュドノエル・チョコレート
ブッシュドノエル・チョコレート

今年の注文のブッシュドノエルは結構頑張りました。といってもクリスマス前にフランスに行けなかったので飾りはかなりシンプルです。ここでは生憎しゃれた飾り物はみつかりません。

ヨーロッパ中で移動規制はかかっているし、Brexitでイギリス人もそんなに来られないかもしれないし、今年のクリスマスはあまり期待しないでおこう、という心構えでいたけれど、1年前のクリスマスとほぼ変わらない仕事量になりました。


ブッシュドノエル・フルーツ
ブッシュドノエル・フルーツ

こちらは日本のショートケーキ風に。生クリームにフルーツってあまりこちらでは見かけないんですよね。美味しいのに。今回はスポンジ生地の小麦粉の半量をコーンスターチに変えてみたりして、更に軽く出来ました。

ラズベリームース
ラズベリームース

こちらは大量に注文が入ったラズベリームース82個!
店で作っていた時も、一時にこれほど大量に作ったことはなかったです。家で作るにはちょっと無理もあったけれど何とか出来ました。


さて今日、1月1日はやっと仕事が終わってホッと一息。何も予定はありません。
散歩にだけ行ってきました。

塀に止まる4羽の鴨

道中、4羽の鴨に遭遇。
いつか、土地付きの家を買って、家庭菜園にニワトリや鴨などを飼いたいです。


今日からイギリスは正式にヨーロッパを離脱。クリスマスや年末のあとですでにコロナウイルスの第3波、そして3度目のロックダウンも予想されてます。イギリスから発したコロナウイルスの変異種の影響で日本を含めて世界中でまた規制強化。日本へ行けるのもまだもう少し先の話になりそうです。

年が明けて、いきなり物事が良くなるわけではないけれど起きてしまったことはしょうがない。臨機応変に生きていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします。


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