こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2021-12-22

2度目のパラドール・リンピアス。やっぱり良かった。

 

1度目のリンピアスはこちら⤵


雪が降りそうな空模様のグレドスを後にし次の目的地のパラドール・リンピアスへ向かいます。場所は北スペイン・カンタブリア、Santander (サンタンデール)とBilbao (ビルバオ) の間にあるパラドール・リンピアス。

パラドール・リンピアス
次の目的地、パラドール・リンピアス

ホテルの前の市道を走りN502 (国道502線)に合流したところで左折して Ávila (アビラ)方面へ向かいます。そのまま道沿いに走っていくとほどなく Ávila (アビラ) の街が前方に見えてきます。ここから高速に入り Ávila (アビラ) の街を迂回。

この時 Ávila (アビラ) の街を囲う有名な城壁を遠めに見ることが出来ます。

アビラの城壁
Ávila (アビラ) の城壁 世界遺産登録

でもここで高速の有料区間があるのでそれを避けるため一旦高速を下りて国道を走ります。この辺りはナビで設定しておくと見事に有料区間を避けてくれるのでありがたいですね。

大体スペインは鉄道網は貧弱だけれども道路網はとても発達していてポルトガルよりもフランスよりも車で走るのは快適です。かなり田舎の道もちゃんとしているし雪が降っても除雪作業が徹底してます。

ほどなく走って再び高速道路に合流、Tordesillas (トルデシィリアス) 方面へ向かいます。

Tordesillas (トルデシィリアス) まで来たら次は Valladorid (バリャドリ)、そしてPalencia (パレンシア) で北方面 Santander (サンタンデール) へ向かう高速を行きます。

                        

ここからはしばらく平地が続き景色もモノトーンなのですが Santander (サンタンデール) に近づくにつれて起伏が出てきます。この辺りは登山でも人気のある Picos de Europa (ヨーロッパの頂)の近くです。山の頂にはすでに雪が降っていました。

⇨ Picos de Europa (Wikipedia 日本語)


その起伏を抜けて Santander (サンタンデール) のそばまで来ると気温も急に上がり雪ではなく雨に変わりました(この日、グレドスは氷点下、サンタンデールは10℃でした)。信州の山の中から横浜に出てきたような感じでしょうか。

ここでも Santander (サンタンデール) には入らず手前で Bilbao (ビルバオ)方面に進路変更します。最近本当に思うけれどスペイン人の運転マナーは格段に良くなりましたね。そう思います。もちろんもの凄いスピードで走り抜けていく輩は時々いるけれど後ろにピッタリくっつかれるような経験はほとんどしません、スペインでは。ポルトガルは違います😂。

ほどなくすると目的地 Limpias (リンピアス) の表示。それに従い高速を降り20分ほど市道を走りLimpias (リンピアス) の街を通り抜けパラドールに到着します。グレドスからリンピアスまで5時間はかかりませんでした。


Parador de Limpias (リンピアス)

5年ぶり、2度目のリンピアスです。


パラドール・リンピアス ホテル入口

国王 Alfonso XII (アルフォンソ12世)の議会が夏の間拠点にしていた宮殿だそうです。2004年に89番目のパラドールとしてオープンしました。ちなみに Alfonso XII (アルフォンソ12世) と言ったらパラドール・グレドスを作った Alfonso XIII (アルフォンソ13世)のお父さんですね。なんだか繋がっているんですね。

ホテル敷地に入る門からホテルまではきれいな庭園でいわゆる城を使ったパラドールやグレドスのパラドールともまた雰囲気が違います。


このホテルのすぐ横に駐車場があるのですがここは有料で一晩8ユーロだったかな、かかります。もう少し離れたところにも駐車スペースがあるのですがそこは無料です。僕らはそこに止めました。この駐車場が時々ネックでパラドールによっては全く無料のところもあるのにこのパラドールのように有料のところもあります。パラドールの敷地内に駐車できる時は基本無料にしてほしいところです。


入口を入って左側にあるレセプションでチェックイン。そして部屋へ向かいます。本体であるこの宮殿部の奥に客室棟が増設されています。

部屋は最近改装されたようでなかなか今風にシンプルで且つ清潔感があります。

パラドール・リンピアス 客室

出窓のように作られた大きな窓が特徴的です。解放感がありそこから庭も一望できます。
窓の掃除大変だよな、とか余計なことを考えます。
スタンダードの部屋だったけれど広さは十分でした。

パラドール・リンピアス 客室


こういう広い敷地のパラドールだと犬の散歩も楽です。雨が降ったりやんだりあまり天気には恵まれなかったけれどもともと雨の多いところだからしょうがないですね。犬は全く濡れることを意に介さないけれど僕はあまり犬がずぶ濡れになってしまうと車に入れるのが大変なので傘でできるだけ犬が濡れないように歩きます。犬はそんな飼い主の苦労は知らず…

パラドール・リンピアス クリスマスツリー

ホテル入口から真正面に大きな階段があるのですがそこに飾られたクリスマスツリー。
バーでウェルカムドリンクを飲みいよいよ食事へ。

客室棟の一階がレストランになっています。


パラドール・リンピアス レストラン

こちらも庭に面した壁が前面ガラス張りで解放感たっぷりです。
壁で部屋が2つに区切られていて一方を朝食、もう一方を夕食の為に使っていました。
コロナ対策の為に通常の許容量よりもテーブルの数は少ないのだろうけれど、そもそも時期的にお客さんが少ない時、他の宿泊客と距離を保つのも全く問題ありません。

今回は珍しくここで2泊しここを拠点にGaztelugatxe (ガッテルガッチェ)、そして予定していなかったけれど時間があったので Bilbao (ビルバオ)の有名な Guggenheim museum (グッゲンハイム美術館) を見てきました。

ガッテルガッチェ遠景
Gaztelugatxe

グッゲンハイム美術館と蜘蛛のオブジェ
Guggenheim museum

Bilbao (ビルバオ) とその周辺を本格的に観光する、というのであれば Bilbao (ビルバオ) でホテルに泊まった方がいいかもしれないけれど僕は都会から離れた静かなリンピアスで泊って良かったです。



ここからフランスの国境まではさほど遠くないので出発の朝もゆっくりです。
しかし観光目的でなかったとはいえ今回のフランスは本当に天気が悪かった。
また数年後に来ることもあるかな、と思いつつホテルを後にフランスへ向けて出発しました。







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