こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2023-03-30

進むデジタル化

 先日、リスボンの日本大使館からメイルが来た。

パスポートの更新手続きが一部オンライン化され、パスポート更新申請はネット上でできるようになったそうだ(受け取りは大使館へ)。

以前、2015年に更新した時は、アルガルブのように遠方からリスボンまで更新に来る人は特別に、午前早くに申請すればその日の午後には発行します、というありがたい対応をしてもらえたのだけれどそれから更に進化しましたね。

パソコンを使う猫


ポルトガルでは僕が住むようになった2011年の時点ですでに Multibanco というネットワークがあり、税金の支払い、諸々の手数料の支払いなど全てネット上でできるようになっていた。国自体は慎ましいのにこういうところはむしろ日本よりも進んでいるのではないか、というそのギャップが面白いです。日本はもといスペインやフランスでもこのようなシステムは今でも無いです。


ポルトガルで銀行に口座を持つ時も、この Multibanco のシステムを使うカード(即時引き落とし、デヴィットカードと同じ)、と月の決まった日にまとめて引き落とされるクレジットカードの2つを持つことになる。そしてこのクレジットカードもポルトガル内での支払いであればクレジットカードとして使うかデヴィットカードとして使うか選択できる。

で、この Multibanco のシステムはアプリを介してスマホでも利用可能でスマホ間でのお金のやりとり、スマホから相手の銀行口座に直接お金の支払いなど、あっけない程簡単にスムーズ出来てしまいます。


今年初め、フランスで買った車(フランスナンバー)をポルトガルナンバーに替えたけれど、これもほとんどの手続きをネットを介して完了することが出来ました。

(もしこれからポルトガルに住むことがあり、ナンバーを替える必要がある時にはお手伝い出来ますよ)

ネットワーク

以前、まだ店を持っていた時は銀行のカード決済端末機を使っていたけれど、これは当然毎月銀行に端末機使用料を払わなければいけない + 決済ごとにコミッションを取られる、つまり使っても使わなくても(1ヶ月店を閉めていたとしても)お金を銀行に払わなければいけない。

ホームデリバリーになってからITにやたら詳しい友人に勧められ Sumup というクレジットカードリーダーを使うようになりました。

これは銀行の端末機とは違うのでまず毎月の使用料が発生しません。使った時だけ決済ごとのコミッションを取られるだけです。スマホと連動しているのでどこへでも持ち歩いて決済することが出来ます。ホームデリバリーにはうってつけ。
日本でもこのようなカードリーダーが出ていますね。

導入に躊躇している人には是非経験からお勧めします。

と宣伝になってしまった。


それからポルトガルでは(多分スペインも同じ)日本で恐らくマイナンバーに当たる制度も徹底してます。
日本ではマイナンバー制に反対の人たちもいるようだけれどここで住むには、そして仕事をするにはそのナンバーがなければ何も始まりません。銀行口座を開こうとしたら、ビジネスを始めるために、領収書を頼むのに、あらゆるところでこの番号が必要になります。もちろん滞在ビザのためにも。

その為に何か不都合が起きているようには見えないけれど、逆に政府はちゃんとこの番号を活用しているのかしていないのか、何か役所の手続きがある度に色々な書類を出さなければならないのはどうして?と思います。



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2023-03-29

アルガルブはオレンジの産地

  右膝を骨折したのは去年の10月初め。ギブスが外れリハビリが始まったのが年末(ギブスが外れてからリハビリが始まるまで一ヶ月超!)。そのリハビリが終わったのが2月半ば。

それから普通に歩くぶんにはまぁ問題なくなったけれど、坂道、階段、山道になるとやはりまだ右膝が完全ではない。特に下る時。痛みはないが何だろう、スムーズに動かない、自然に膝が折れずに引っかかる感じがある。リハビリが終わった時に処方されたサプリメントも飲んでいる(コンドロイチンやらグルコサミンが入ったもの)。効果があるのかないのか確かめようもないけれど。買ってしまったものは取っておいてもしょうがないので飲んでいる。

これは治るには長い時間がかかる、もしかしたら膝の違和感はずっと残るかもしれない、ともう受け入れている。


先日は久しぶりにオレンジ収穫に行った。アルガルブの Silves (シルベシュ)という町はオレンジで有名な町。そこでフランス人が有機農法のオレンジを栽培している。そこへ行って自分たちでオレンジを収穫。

有機オレンジ

来週にはオレンジジャムになっている予定。

ポルトガルには洒落たもの、洗練されたものはあまりないが(リスボン辺りまで行けば事情は違うかもしれない)こういう素のものは逆に手が入っていない良いものが残っているような気がします。

蜂蜜はよくスーパーで買う蜂蜜は中国産で偽物が多い、なんて話も聞いて実際それは本当なのだけれど、ここでは小さい養蜂家がいてそこで買う蜂蜜はおいしい。正真正銘の蜂蜜ですよ。

オリーブオイルもポルトガルに初めて来て食べた時は味が濃くて丸くて本当に美味しいと思った。これはあくまで個人の好みの話だけれども、オリーブオイルはスペイン産よりポルトガル産の方が断然美味しいと僕は思っている。

スペインのオリーブオイルも旅行に行ったときに食べるのだけれど、ポルトガル産に比べて僕からすると青臭い(苦みが若干強い)ものが多いことが多い。

ここ数年は Beja (ベージャ)近郊で生産されているオリーブオイルを機会があるごとに買いだめしている。もちろん一番搾り・エクストラヴァージンオイルを買うのだけれど、これが極めて手ごろな値段で手に入るので(それでも年々高くなっているけれど)贅沢にこの一番搾りのオリーブオイルでいつも石鹸を作っています。

ただ、地元人は商売っ気がないというのか想像力がないというのか、オレンジならオレンジのまま袋詰めにして売ることしかしません。ジャムにしたり砂糖漬けにしたりチョコレートと併せたり、そんなことは一切なし。そういうことをするのはここに住んでいる外国人だけです。


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