考えてみたらこのパラドールをまだ書いていませんでした。
行ったのは2019年。エストレマドゥーラ州にある人口約2000人の小さな村グアダルーペ、にあるパラドール。
この小さな村を有名にしているのは世界遺産に登録されている
サンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院(Real Monasterio de Nuestra Señora de Guadalupe)
この修道院の中に黒いマリア様の像があります。
が、僕の第一の目的はパラドール、修道院見学の方がおまけです。
サラマンカの方から高速道路・銀の道(Ruta de la prata)を通ってプラセンシア (plasencia) まで南下。そこからマドリッド方面へ向かいます。
そこから更に40分ほど走ったところで高速を降り小さな一般道に入ります。
この40分の間ガソリンスタンドがありません。ガソリンの残量が少ないと結構焦るのでご注意を。
この一般道を更に一時間ほど走ると目的地グアダルーペに到着します。この道は田舎道なのですがちゃんと舗装されていて快適に走れます。この辺りスペイン道路事情はかなり優秀です。
グアダルーペに到着する一歩手前、高台から町を一望できます。
中央にサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院が見えます。
ちゃんと知ってみるとパラドールも確認できます。
結構寒かったです。
ここから下りすぐに町に到着します。
パラドール・グアダルーペ Parador de Guadalupe
このサンタ・マリア・デ・グアダルーペ王立修道院(Real Monasterio de Nuestra Señora de Guadalupe) を正面に右側の方へ入っていくとすぐにパラドールがあります。
パラドール宿泊客専用駐車場入り口があるのですが結構入口が狭いです。
ついでに駐車場自体も広くありません。満室だったら路上に車を止めることを余儀なくされると思います。
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パラドール・グアダルーペ 入口 |
駐車場に車を止めた場合はそこからホテル内に通じる別の入口があります。
15世紀に病院として使われていた建物がこのパラドールの原形です。
修道院に住んでいた人、そしてこの地に巡礼に来た人たちを受け入れていたのでしょう。
入口を入ると結構ホテルの規模からするとこじんまりとしたレセプションがあり、そして中庭へと続きます。
オレンジの木が並びなかなか夏場なら快適そうな雰囲気でした。
この中庭を取り巻くパラドール名物の回廊。この一角に階段とエレベーターがありそこから部屋のある2階へ。
レストランスペースが2つあるのですがそのうちの1つもこの回廊に面しています。
全体が白基調でオレンジの実とその木の葉の緑の対比がきれいでした。
いつパラドールとしてオープンしたのか分かりませんが全体的に少し古さを感じさせます。そこがまた良いとも言えるのですがそろそろ改装時かな、という気もします。
ホテル自体は80人収容なのでホテルとしてはどちらかというと小規模な方ですね。
僕らの部屋は左の建物の2階でした。1階はレストラン。写真正面の建物もパラドールの一部です。この写真には写っていない右の方へ更に行くとプールがあります。
レセプションからすぐのところにバーがあるのですがちょっと狭かったですね。外からもバーに来ている人たちがいてほとんど満席だったのですがあまり落ち着ける雰囲気ではありませんでした。ちょっと残念だったところ。まぁ他のパラドールの例にもれずサロンなんかもあったりするのでそこへ避難すれば良いのですが。
夕食を食べたレストランでの写真がありません。何故か撮らなかったんですね、何故だろう。
パラドールに泊る時はいつも2食付きで予約です。値段がかなり割安になることとちゃんと美味しいこと、そしてその土地の料理が必ずメニューの中にあるのもポイントです。
連泊する時はまた変わるだろうけど大抵は一泊しかしないのでその都度レストランを探し回る手間を省くという理由もあります(それが楽しいという人もいるでしょうけれど)。
こちらは朝食用だったもう一方のレストランです。
こちらもレセプションの直ぐ近くに入口があるのですが扉を開けてあまりの広さにびっくり。夏場ならココが満席になるんですかね。やはり貸し切り状態でした。
この後で修道院の見学に行ったのですが敬虔な信者の団体と一緒でした。
全てスペイン語だったのでガイドの説明は全く理解できませんでしたが最後にマリア様の像の前で儀式(ミサ?)とおぼしきものが始まりました。僕はそこで出てきました。
小さな町に不釣り合いなほどの立派な修道院。周りには何もないこの町にこの修道院への巡礼のためにたくさんの人たちがやって来ます。
聞いた話ではこの修道院の前に、日本人がオーナーのホテルがあるらしいですよ。
パラドールのオフィシャルサイトはこちらから(写真をクリック)⤵
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