富裕層が移住の候補に挙げる国の内ポルトガルが今年2022年は6位だそうだ(ヨーロッパの中では1位)。
富裕層が移住国を決める要素は、
犯罪率の低さ(これはポルトガルは優等生)
税制措置(自国民にではなく海外のリタイア組に優遇措置をとっているのは知っているけれど)
ビジネスチャンス(人が増えればビジネスのチャンスは増えるだろうけれど、いかんせんポルトガルの行政機関が無能だからこれが改善されればいいかも)
その影響かどうかは分からないけれども、最近のアルガルブの建設ラッシュはすごい。レジデンス(日本でいうマンション)や高級住宅がそれこそキノコが生えてくるように建てられている。そして値段もうなぎ上り。今もし売ることが出来る家、土地を持っているならチャンスです。
反対に家、土地を買いたいと思っている人には最悪の時です。
100万ユーロ (ざっくりと約1億5千万円) は最低ライン。
ちょっと眺めのいいところなら200万ユーロ、300万ユーロ(3億円、4億5千万円)普通です。
一体だれが買うんだ、買えるんだ、と思うんだけどこれが売れるんですね。しかもこのほとんどは居住地ではなくていわゆる別荘。だから1年の大半は誰も住んでいません。でもちゃんと庭やプールのメンテナンスはされている。維持費だけでいくらかかるんでしょうね。
ポルトガルは日本よりもフランスよりもスペインよりもお金のない国です。ポルトガルに来たばかりの頃は地元人と海外リタイア定住者との間の生活レベルの差に驚いたものだけれど、慣れとは恐ろしいもので「ま、こんなもんだよね、これで海外のお金持ちがポルトガルでお金を使ってくれて政府もそれを狙っているんだから」と思うようになりました。
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