ポルトガルに住むようになってから初めて日本へ。
ここまで結果的に4年日本を空けてしまったけれど半年でも東京は変わってしまうのに4年も経ったらどんなことになっているのか。
しかし出発直前までいろいろなごたごたから日にちが決まらず航空券も買えず、最終的に出発の2日前にネットでチケット購入。
でもここで今時、飛行機に乗ることがいかに簡単になったのか気づかされました。
行き帰りの日にち、出発地・目的地だけを入れればあとはネットが様々な旅程を検索。そこから自分に都合のいいものを選び購入
その後、チェックインから座席選びもネットで。
空港に着いたらスーツケースを預けるだけ。
今回はポルトガル・アルガルブのファロ空港(FAO)からリスボン(LIS)、パリ(CDG)、そして成田(NRT)。
FAO
↓ TAP・ポルトガル国営航空(スターアライアンス)
LIS
↓ AF・エア・フランス(スカイチーム)
CDG
↓ JAL・日本航空(ワンワールド)
NRT
と飛行機好きにとっては実に3社3様の面白い飛行機旅になりました。
特にJALはボーイングの新型787機。
座席はエコノミーでも間隔が広め。画面も大き目。窓は従来のひさしを上げ下げするものではなく、スイッチでスクリーンが明るくなったり暗くなったり。
そしてトイレにはウォシュレット…さすが。
ポルトガルを出てから日本に着くまでおよそ28時間。でもあっという間でした。
それにしても、話には聞いていたけれどリスボンでもパリでも成田でも本当に中国人がたくさんいましたね。
東京は12月だというのに寒くないですね。
こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。
日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。
2015-12-13
ルネッサンス期の宮殿、Parador ・Argómaniz / パラドール・アルゴマニス
最近は毎年の恒例行事のようになったスペインでのパラドール宿泊。
今回、選んだのはフランスとの国境からもさほど遠くないParador Argómaniz
⇒ http://www.parador.es/en/paradores/parador-de-argomaniz
一番近い街 Vitoria-Gasteiz (ビトリア・ガステイス)からも車で15分程、高速道路からも近くパラドールの中ではアクセスの良さは上位。
それでいてパラドールがあるところは小さな町なので静か。
周りはすぐに自然があるので、今回犬を連れての旅だった自分としてはラッキーでした。
ホテル正面。 右の棟とここからは見えない後ろの棟が本来あった建物を改装したもの 左の棟が増築された部分。 |
2015-12-11
Château Lalande ~ シャトー・ラランド in フランス
只今、休暇中。
ほぼ一年振りのフランスへ。
今、一緒に仕事をしているフランス人の実家がフランス南西Lot-et-Garonne県にあるため、今まで全く縁の無かったフランスのこの地方にも頻繁に足を運ぶようになりました。
ポルトガルでは手に入らない仕事に必要な材料や機材購入の目的も兼ねてます。
フランス全国展開している"Gifi"という日本でいうと丁度ダイソーに当たるような安い値段で色々なものを売っているスーパーマーケットがあるのですが、そのオーナーがこの土地出身でこの度、中世に建てられたChâteau Lalande というお城を買い取り、大改修しました。
それがこちらです。☟
これが大改装前の写真 |
この大胆な色使い!
誰もが想像しなかった結果に地元では大きな話題になっています。それだけでもオーナーの目論見はまずは当たったということですね。
そして、これが夜になるとこのようにライトアップされます。
定期的に青、赤、緑、ピンク、紫、黄色、etcと色が変わっていきます。
この、ある意味掟破りな色遣いに顔をしかめる人もいるようだけれど僕はとてもいいことだと思います。
子供の目から見たら、もうディズニーランドと同じメルヘンの世界。
これからのクリスマスシーズン。子供たちにとっては最高の思い出になるのではないかしら。
枯れ木もアートに変身。ロード・オブ・ザ・リングのようですね。 |
メインのお城の部分にはレストランとホテルが入ってます。
ホテルの方は宿泊してないので見ることはできないけれど、レストラン内装は外観に即した色使い。
奇抜な色使いで人の注意を引くだけでなく、料理もしっかり美味しいものが出てきました。値段も手頃。
夏の間はずっと満席だった要です。
スタッフは若い人たちばかり。
この話題性で地元の経済活動にもいい影響が出ればいいなと思います。
2015-11-11
eBook・電子書籍
海外から日本に向けて初めてEメールを送った時には感動したけれど、最近、同じような感動を再び味わいました。
それがeBook・電子書籍リーダー。
何度か日本から頼んで本を送ってもらったり、また自分で転送会社を利用して本を手に入れたりしたことがあるけれど、本は重いから郵送代が結構かかりたとえ中古で手に入れてもお得感があまりない。
手元に届くまで時間もかかる。
それをこの電子書籍リーダーが見事に解決してくれました。
何しろワンクリックで本丸々一冊分があっという間にダウンロードされすぐに読むことができる。
これだけでももう感動ものだけれど、色々なキャンペーン、セールで興味のある本が安く手に入る可能性がある。
新書か漫画コミックまでお知らせが入る(もちろん買わせるためではあるけれど)。
ネットサーフィンならぬ電子書籍リーダー上でサーフィンしていると読んでみたい本がドンドンたまる(ほしいものリストに保存可能)。
これ一つで何百冊分の本がチャージできて持ち歩けるのだから本好きにはたまらないのではないだろうか。
旅のお供にももってこいである。
自分はたまたまここにいて手に入れやすかったAmazonのKindleを購入。
↓ ↓ ↓
楽天からはこういうのが出てますね。
↓ ↓ ↓
価格:11,800円
(2015/11/12 04:59時点) |
まだすべての本が電子書籍で発売されているわけではないけれど、本を読まれる方は一つ持っておいて損はしないと思いますよ。
自分はKindleを買ってから“手塚治虫”にハマってしまいました。
彼の作品は今まで鉄腕アトムや火の鳥など、本当にメジャーなものしか知らなかったけど、こんなに大人向けの漫画をたくさん描いていたんですね。
新鮮な発見でした。
これも電子書籍リーダーのお陰です。
2015-11-10
冬支度・エコについて考える
中央奥やや右寄りに見えるのがMonchique(モン・シック)山 |
一週間以上続いた悪い天気もやっと回復し、アルガルブらしい青空が戻ってきました。
雨のあとの太陽。キノコも出てきました。
知らないキノコなので食べることを控える |
仕事も終了し、冬も近づいてきたので、近場の林に入って暖炉のための薪集めです。
都会育ちの自分にとっては、薪を自分で採ってきて暖を取るなんて考えた事もなかったけどここに住んでいるフランス人に感化されました。
実際に薪集めはチェーンソーで太い枝を切ったり、斧で割ったり、集めた薪を車まで運んで、家に着いたら今度はそれを下して、と完全に肉体労働で大変だけれども、本物の火の暖かさは他の暖房機器では決して得られない物です。
しかも今、持っている暖炉は上にオーブンスペースがあるので料理もできてしまう。
白米もこの暖炉のオーブンで炊くと味が数段うまい!
切るのはすでに倒れて枯れた木のみ |
しかし、自然は寛大である。
枯れ木を切っているだけでも一冬、家ひとつ温めるには十分以上な薪が集まる。
ほとんどの家では薪は業者に注文して家まで持ってきてもらっているがその薪はほとんどアレンテージュ(Alentejo)、或いはもっと北から来るもの。
この辺りの森林はほとんど手付かず、と言えば聞こえがいいが残念なことにかなりの部分は荒れ地と化している。
君は手伝ってくれないかい? |
自分で集めた薪で家を暖かくするのも満足感のあるもの。
ついでに森はきれいになるし、電気代・ガス代は浮くしなかなかいいものです。
薪を集める労力と時間を厭わないか、お金を出して誰かにやってもらうか、どちらがいい、悪いとは一概には言えないけれど、そんな経験からここに来て少しづつエコロジーに関心が出てきた気ました。
ふとポルトガルの発電はどうなっているのか疑問に思った。
ちょっと調べてみると、ポルトガル国内で生産される電気は全て再生可能エネルギーとのこと。
1990年代までは水力発電が主力だったらしいが今は風力発電が伸びてきている。
確かにここアルガルブに来て真っ先に目に入ったのが風力発電のプロペラ。
未だ、賛否両論あるようだが自然の中に見える風力発電を僕は結構いい景色だと思う。
そしてアルガルブはヨーロッパの中でも最も日照時間の多い地域の一つ。
ソーラー湯沸し器はかなりの家の屋根で見られるが、僕の印象からするとアルガルブのポルトガル人はエネルギーをどちらかと言うと無駄遣いする傾向があるように見受けられる。
冷蔵庫のドアは普通に開けっ放しにするし、車は無意味にスピードを上げるし、全く使わない物でも一日中(或いは一年中)電源が入りっぱなしだったり。
節約の精神は教育がものを言う部分があるんだろうなと思います。
2015-11-06
Clotted cream!
Clotted cream(クロテッドクリーム)をご存知でしょうか?
僕はここポルトガルで初めてその存在を知りました。
とは言ってもポルトガルとは全く関係ありません。
イギリスで主にスコーンと一緒に食べられるクリームです。
ネットで見たところ、こういう説明が載ってました。
“クロッティドクリーム(Clotted cream)はイギリスの乳製品。イギリスの南西部・デヴォン州で2000年以上も前から作られてきた伝統的クリーム。ジャムとともにスコーンに付け食べられるのが一般的である。 -Wikipediaより
そもそも自分たちの店でスコーンを売り始めた時にイギリス人のお客さんから
「Clotted creamは無いの?」と聞かれたのがこのクリームを知ることになったきっかけ。
イギリスから来たチェーン店Icelandが近くにあるのでそこへ行って試しに一つ購入。
スコーン、そしてジャムと一緒に食べるともうこの上ないおいしさ!
本来は牛乳を熱してその表面に固まる脂肪分を取るようだけど、今日のように店で手に入る完全に均質化されてしまっている牛乳ではどんなに熱しても表面に脂肪分は出来ない。
それなら、と脂肪分40%の生クリームを熱してみると、出来ました!クロテッドクリームが!!
スコーンとはもちろん、アップルタルトなどとも相性良し。
まだどのくらいまで生クリームを煮詰めるべきが極めてないけれど是非お試しあれ!!!
2015-11-05
Burgau (ブルガウ)
まだまだ曇り空だったけれどとりあえず雨は止みました。
明日は晴れるそう。いい加減晴れてもらわないと…
アルガルブの海岸線沿いは最西端のSagres(サグレシュ)からスペイン国境のVila Real de Santo António(ヴィラ・レアル・ドゥ・サントゥ・アントニウ)まで歩ける様になっている…はず。
実際に踏破したことはないから“はず”なのだけど、このアルガルブ西部の海岸線沿いは自然の荒々しさ溢れるなかなかにきれいなところで、ほとんど民家もなく犬をリードにつなぐ必要もないから散歩には絶好の場所。
犬を連れてPraia da luzの隣町、Burgau(ブルガウ)へ。
Burgauに着くまでずっとこんな感じ |
正に崖っぷち |
崖の横を歩く |
日本なら必ず立ち入り禁止になっているような崖沿いを歩く。自己責任ってことか。
そして見えてくるBurgauの町。
人口500人にも満たないんじゃないかという小さな町。
夏が過ぎた後は観光客も減り、ひっそりとしてます。
この裏寂れた感がいい感じ。
もと漁師の町らしくこんな船もちらほら。
海側から。
こんな小さな町なのに街中のバーから聞こえてくるのは英語だったりするところがアルガルブらしいところ。
もうほとんどのレストランが休業に入っている中でインド料理屋だけはしっかり開いてました。
客いるのかな?