こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2016-02-22

Odeceixe


  • Odeceixeはどう発音するのか?

僕も最初に見た時、正しく読めませんでした。
ポルトガル語で“オドゥセイシュ”と読みます。分からないですよね。

ラゴスから大西洋側のAljezur(アルジェズール)へ向かい、そこから更に車で30分ほど北上したところ、Algarve(アルガルブ)とAlentejo(アレンテージュ)の境目にこのOdeceixe(オドゥセイシュ)という町があります。





海側からのショット


普段、冬どこのビーチでも大抵サーファーが数名はいるものなのに、この日ここには誰もいませんでした。


アルガルブはその穏やかな気候に魅せられてイギリス、ドイツ、オランダなど主に北ヨーロッパから移住してくる人が多いのですが(最近はフィンランド人を見かけることも多くなってきました)、面白いのはアルガルブの中でも、アフリカ大陸に面した地域では比較的イギリス人が多いのに、アメリカ大陸に面した側に来ると俄然ドイツ人が増えるということです。



最近、新たなブームになってきているのかキャンピングカーを非常にたくさん見かけるようになったけれども、そのキャンピングカーもイギリスナンバーのものは結構立派なものが多く、ドイツナンバーの物は年代物の「良くそれに乗ってドイツから来たね」と思わせるようなものや、明らかに「あなた改造したね。」というようなオリジナリティー溢れるものが多い様に思います。
(もちろん、実際に数えたわけではなくあくまで印象です)。


これはお金の問題ではなくて国民性の違いですね。
だいたいここアルガルブでもゴルフを含めたリゾート開発をしたのはイギリス人で、ドイツ人はそれに対して自然志向が強いように思います。


リゾート開発が進んだアフリカ大陸側にイギリス人が多く、自然がまだかなり手つかずの状態で残っているアメリカ大陸側にドイツ人が多いのもそういう事だと思います。


ついでに言うと、ドイツ人は住んでいる人でも旅行者でも頑張ってポルトガル語を話そう、という姿勢を見せる人が多いのに対し、イギリス人はやはり開口一番 "Do you speak English?"という人が多いですね。
ま、しょうがないか。


Alentejo(アレンテージュ)とAlgarve(アルガルブ)を分けるSeixe川(セイシュ川)
向こうがAlentejo、犬がいる側がAlgarve


ここから川に沿って5分ほど車で入ったところにOdeceixeのメインの町があります。
今回はそこの写真は撮れませんでした。





2016-02-20

Salema~Figueira


Praia da luzからBurgau、そしてBoca do rioを通り越してSalema(サマ)にやって来ました。

考え見たらここに来るのは久しぶりです。


アルガルブ一帯は海岸沿いを中心にかなり建築ラッシュ(という名の乱開発)が進んでいたのだけれど、2007年に経済危機が訪れてからはそれがストップ。
至る所に建築途中で放棄された建物が並んでいました。スペインでも車で縦断するとそんな光景を色々なところで見ることができます。
ラゴスもここサレマも例外ではありません。


が、久しぶりにやって来てみたらあちこちで工事が再開されていました。


テレビを見ても、例えばフランスでも不動産を購入する人が2015年からまた徐々に増えてきた、というニュースを見たので少しだけ景気が上がり気味になってきているのかもしれません。


サレマの高台に建つ一軒家。
こんな景色のプールが付いた家などいかがですか?



そのサレマの新興住宅街の裏手に入ると海岸沿いを歩く野道が続きます。
ここから隣のFigueira(フィゲイラ)という海岸までの行程は夏には南仏プロヴァンスを思わせる景色で特に好きな場所なのです。


冬もまた良し。

夏はオリーブの木や野生のハーブが溢れてプロヴァンスのようになるのだけれど
唯一、セミがいない。


冬でもこんなアヤメのような花が咲いています。




ハイライトトーンでちょっと芸術風に!?


写真を撮ってばかりいる自分を辛抱強く待つ犬。



僕は都会育ちだけれど、段々と自然に魅かれることが多くなってきたように思います。
こんなほぼ手つかずの自然が自分の住んでいるすぐそばにあることに単純に幸せを感じます。










と、今日書いている内容と全く関係ないけれど、EU(ヨーロッパ共同体)最大の懸案だったBrexit、とりあえずは回避できたようすね。

EUが安定した共同体になるまでにはまだまだいくつもの壁を越えて行かなければならないようです。