一年に一回もないことなのですが、時々フッと思い立っていく場所、ポルトガル最南西端の町、Sagres (サグレシュ)。
サグレス、ポルトガル語読みでサにアクセントを置いて「サグレシュ」。ビールの名前にもなっている Sagres 。
思い立っていく場所は厳密にはここではなく、更にここから南西端へ向かった Cabo de São Vicente (サン・ヴィセンテ岬 カブ・ドゥ・サォン・ヴィセントゥ)。
予想はしていたけれど、日没を待つ人たちがたくさん集まっていました。
駐車場がある場所のずっと前から車の列です。
ここ5~6年の間にサーフィンが急激にメジャーなスポーツになりそれに伴ってポルトガルの海岸線はヨーロッパで注目を集める場所になりました。サグレスもその例に漏れず10年前に初めて来たときに比べたら明らかに人が増えています。
それでも、町の中心こそいくつかレストランができていたりペンションが出現したりしているけれど、やはり基本何もない場所です。こういう観光シーズンを外して11月や2月辺りの天気が悪いときに来ると「世界の果て」感が存分に堪能できます。
この大陸の果てのような場所(実際その通りなのだけれど)で見る日没は感慨深いものがありますね。
日没までにはまだもう少し時間があります。
地理的にはユーラシア大陸の最西端 Cabo da Roca よりも行きにくさも相まって個人的にはこちらの方が感動します。
絶壁の上にも人人人。海が荒れているときにはこの絶壁の上に届きそうなほどに波が打ち寄せるんですよ。この写真から想像できないけれど。
ここはいつも風が吹くのでラゴスと比較してもいつも10℃くらい温度が低い。この日も風が吹いて半袖では寒いくらいでした。
この時はもう閉まっていたけれど、この灯台の中にコーヒー飲める場所もあります。
あと30分もしないうちに日没でしょうか。でも自分はその前に帰ってきました。
観光地化されたところは好きじゃない、何もないのがいい、と思える方には是非この地、お薦めいたします。
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