こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

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2018-01-29

ローマ人が残したユネスコ世界遺産・Las Médulas(ラス・メドゥラス)


ベナベンテから更に西に向かって2時間ほど車で走ったところに目的地Las Médulas(ラス・メドゥラス)があります。

           
向かっている途中、雪がちらつき始め本格的に振り出したらやばいな、とちょっと焦ったけれどそれもほどなく止み無事に到着することができました。
Las Médulas(ラス・メドゥラス)とは紀元前1世紀から3世紀ごろまでにローマ人が金の採掘を行った場所で、そのためにできた景観は1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。



高速の出口を出てからさらに30分ほど車で走るとLas Médulas(ラス・メドゥラス)の小さな小さな町に到着します。そこにある観光案内所に車を止めてそこから犬を連れてLas Médulas(ラス・メドゥラス)散策です。


事前に問い合わせたら一年中観光OK、犬はリードにつなげばOKということでした。でもこの1月の寒い最中にここに来ていたのは自分たちともう一組のスペイン人のカップルだけでした。


この風景は自然にできたものではなく、ローマ人が金を採掘した結果こうなったそうです。

その方法というのは地面にアリの巣の様に通路を縦横に掘り、そこに水を流して水の圧力を利用して山を破壊するというもの。

挿絵でこのような説明書きがありました。言うのは易し、実際にどれほどの大規模な作業だったのだろう。今のように大きな採掘する機械があるわけではなし穴を掘るのも手作業。掘ってできた余計な土はこれまた手作業で外に出す。水を引いてくる水路も作らなければならない。今とは作業にかけた時間が違いますね。

このような水を通すために掘った穴が今で見られます。


今では栗の木がこの地を占領しています。また何百年もしたら地盤が緩んで崩れ落ちるなんてことも起こるのかもしれませんね。


最後にMirador de OrellánというLas Médulas(ラス・メドゥラス)が一望できるところから。すでにここが山頂のようなところにあるので一体どこから山を崩すための水を引いてきたのか謎です。

それにしても寒かった…😅

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