ポルトガルに移住して仕事を始めてから、社会保障費を国に払っているのですが、これのお陰で病気・事故の時には公共の医療機関を大金を払うことなく利用することが出来ます。
去年は「下肢静脈瘤」の手術でこのシステムを利用しました。
診察料や患部手当てには毎回一部負担で少額の支払いをしたけれど、レントゲンや血液検査、ドップラー検査など格安で受けることが出来ます。ついでに手術代も別途にかかることはありませんでした。
去年はそれなりにポルトガルの医療機関を利用したけれど、それでもEU(ヨーロッパ共同体)内で通用する健康保険カードの存在を年末まで知りませんでした。
僕はポルトガルで税金を納めているけれど、EUの他の国に滞在中に万が一、病気や事故にあった時に、このカードを提示すればスムーズに医療保険を受けることが出来ます。
こういうところはEUのいいところですね。
折角ポルトガルで公共の医療保険を払っているのに使える権利を使わない手はありません。ポルトガルの社会保障機関 Segurança social のサイトで自分の社会保障番号など入力して早速申し込みました。
そのカードがこちら。
ポルトガルの面白いところ、というか今は過渡期なのかもしれないけれど、公共機関の窓口に実際に行ってアレコレやろうとすると、
- 人によって言うことが違ったり、
- 休憩に入って担当の人が予約を取っているにも関わらずいない、
- コーヒー飲みに行っていない、
- 窓口の人同士で話をしていて客を無視、
- 自分の前の人がやたら時間とって全然進まない、
など色々なことがあるのですが、ネットを介すと全てがスムーズ。カードも申し込んでから年末・年始だというのに1週間もかからずに家に届きました。
明後日からフランスへ行く予定にしているけれど、もちろん携帯します。使うことがなければそれが一番いいけれど、同時にいざという時にはポルトガル外でも医療機関を使えると知っていれば安心です。
もしかしたらヨーロッパに住んでいる日本人は当然のように知っていることなのかもしれないけれど、僕はこのカードの存在を知らなかったので、もし僕と同じような人がいたら、すぐに申し込みましょう!
ちなみにフランスでの申し込みはこちら
イギリスはEUから離脱したのでこの制度も通用しなくなるはずです。
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