こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2019-03-01

ポルトガルワインのおいしい飲み方


世界的に知られたワインの産地と言ったらもちろんフランスだろうけれど、ポルトガルに来てみると、実はポルトガルにもかなりおいしいワインがたくさんあることを、皆さんご存知でしょうか(ポルトガルはポルトワインだけではないのです)。


フランスの場合、産地によってボトルの形が決まっているから、その形を見るだけですぐにどの地方のワインか分かるけれども、ポルトガルは選り取りみどり。ボトルの形もラベルのデザインも色々。
ポルトガルのワイン生産地区分はこんな感じ。

あいにく僕はお酒は量が飲めないので、すべての産地のワインをいろいろ試飲、というわけにも行かないのだけれど、北の方のワインよりも南の方のワインがおいしいと思うことが多いかな、という印象です(あくまで僕の好みです)。
僕が住んでいる ポルトガルの最南地方Algarve(アルガルブ)でもワインづくりは盛んで、最近はオーガニックワインも良く見かけるようになりました。

でも、このポルトガルワイン、おいしく飲むために一つ心に留めておくことがあります。

大概のポルトガルワインはアルコールが13%~14.5%と、とても度数が高いのです。
ボトルを開けてすぐに飲むと、あまりワインの味がせずアルコールが感じられるばかりで、しかも度数が強い分、量を飲まなくても頭が痛くなったりすることも。
そして結果的にポルトガルワインはあまりおいしくない、という印象を持たれることにもなりかねません。

そうならない為には、

1、ワインをデキャンターに開ける。


この時も、静かに注ぐのではなく一気にドボドボッとデキャンターに注ぎます。ポルトガルワインはかなり芯が強いので、こうすることによってその芯を崩しワイン全体の口当たりを丸くすることができます。
実際に栓を開けたばかりのワインと、デキャンターに注いだ後のワインを飲み比べると、口当たりが変わっていることが分かります。またこうすることによって香りも解放されます。

そして、

2、できれば翌日以降に飲む。

なので、誰が人が来るというときは前日にはこの作業を済ませると良いです。
こうするとアルコールも少し抜けて、口当たりもまろやかになりそのワインの良さを最大限に引き出すことができます。



ポルトガルは知る人ぞ知る?!コルクの生産量世界一!の国。
実に世界全体のコルク生産量の半分以上(約52%)がポルトガルで作られています。
そんな国の(実は)おいしいワイン。是非お試しを!


2019-02-27

豪華な侯爵邸に泊まる、Parador Lerma / パラドール・レルマ


もし、スペインを旅する機会があったら、僕が断然お薦めするホテル、それが「パラドール」。

パラドール(Paradores de turismo)はスペインが国中に散らばる遺跡、遺産再建と観光促進のために1928年に始めた国営のホテルチェーン。

素晴らしいのは完全に廃墟となっていた歴史的建造物や、古城、要塞、宮殿、修道院などを国が買いとり、修復し、ホテルとして見事に蘇らせたこと。
第一号のパラドール・グレドスの成功から今ではスペイン全土に97前後のパラドールが存在します(とポルトガルに1つ)。

2007年に初めて、フランスからポルトガルへ行くために車でピレネーの国境を越えスペインを通りました。
まだパラドールというホテルの存在を知らなかった僕は(もとい、スペインもポルトガルも知らなった)、安易に泊まった高速道路わきのホテルで痛い目に遭ってから(少し廃れたラブホテルのようだった…)、こんなことが二度と起きないようちゃんと調べてそこでパラドールというホテルの存在を知りました。
そこで、今度はポルトガルからフランスへの帰り道、Cáceres(カセレス)で初めてパラドールに泊まり、それ以来すっかりパラドール好きになってしまいました。