こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-04-17

ポルトガル・再度緊急事態延長です


ポルトガルの緊急事態は更に2週間、5月2日まで延長されました。

ひなげしの花
ひなげしが咲き始めました

先日、フランスでは緊急事態が5月11まで延長されました。
それとは別に、ポルトガルとスペインの国境閉鎖は今のところ5月14日までとなっています。
また15日間、外出自粛が延長されて家の近所のポルトガル人たちはぼやいていました。

でも、どこの国も経済のためにはいつまでも外出規制をするわけにもいかず、少しずつ規制を解く動きも見え始めています。
ここアルガルブも天気が良いせいもあって、外出自粛要請が出ている割には、結構みんな出歩いていますね。警察も時々巡回している車を見るけれど、集団になっていなければ特にお咎めを受けることもないようです。

昨日見たフランスのニュースでは、新型コロナウイルスで外出自粛なって以来、地元農家で野菜や果物、小麦などを買う人が増えた、という話をしていました。

たまたま僕が知っている農家の人がそのニュースに出ていたのですが、そこでは必要な用事以外で外出できない人たちのために、宅配サービスを始めたところ、注文が殺到し新型コロナウイルスの問題が起きる前よりも忙しくなっているとのこと。
この農家はもう1960年代から有機農法を守り抜いている農家で、これを良い機会に、大手巨大チェーンスーパーを介さず、地産地消で地元の農家が自分たちの仕事でちゃんと生活できる流れができ上がり、それがコロナウイルスが過ぎた後も維持されればよいな、そのように消費者側の意識が変わればいいな、と心の底から思います。


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2020-04-14

フランス・マクロン大統領の大転換


フランスでは先日、マクロン大統領の全フランス国民に向けたテレビ演説が行われた(新型コロナウイルスの問題が発生してから5回目)。
この演説の中で、フランスは5月11日まで非常事態が維持されること、それに伴う外出規制が継続することが発表された。そして、レストラン、劇場、イベント会場、映画館など人が集中することが予想される分野に関しては7月中旬まで禁止する、と発表した。

ポルトガルでもすでに大統領が非常事態の延長の意向を表しているので、ここでも確実に延長されると思う(その時は5月1日まで)。
フランスで非常事態が延長されたこと自体は全く驚くに値しないけれど、今回は以前と違い演説内容が具体的になったような気がします。



この演説の中で、一時失業手当(特にホテル業、飲食業に対して)の強化、特に影響を受けている分野(飲食業、ホテル、観光業、文化)への社会保障支払いの延期や取り消しなどの早急の対応、銀行に対してさらなる支援措置の強化を要請、低所得世帯への援助、などが発表された。
大統領が発表したこれらの対策がどれだけ実行に移されるか、という問題はあるけれど、一国の大統領が国営放送(日本で言えばNHK)で5回にも渡って国民に対して語り掛けるなど、日本とは随分違うな、と思いました。