こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-10-20

台風バーバラが待ちに待った雨を連れてきたよ。

 バーバラと名前が付いた低気圧の影響で、ポルトガル全域で雨が降り、風が吹いてます。

紫の菊

アルガルブでは2年続けて、十分な雨が降らず非常に乾燥した状態が続いていました。今回の雨を始めとしてちゃんとこの冬は雨が降ってほしいです。

ヨーロッパではコロナウイルスの第2波が止まらず、どの国も少しずつ対策を強化しています。

フランスではパリやマルセイユなど9つの地域で夜間外出禁止を実施(21時か6時まで)。スペイン・マドリッドも外出禁止。ここポルトガルも先週から公共の場での人数制限などを更に厳しいものとなったけれど、ポルトガル政府は、もし事態が悪化しつづけるようならまた国全土に外出禁止令を出す可能性もないとはいえない、と示唆しています。

個人事では、年末を挟んだ2か月の間に、運転免許の更新をしなければならず日本に行くかどうか迷いました。更新期間中に手続きをすれば一番簡単で速いのはもちろんだけれど、今日本に行くと、空港での検査に加えて、空港から滞在場所までの移動手段の確保(公共交通機関は使えず)、2週間の自主隔離(これが一番のネック)があり、最低でも3週間は要する。加えて今、ヨーロッパでは感染状況が悪化する方向に向かっていて3週間の日本滞在中にどう状況が変わるか分からない。

更新期間を過ぎてしまった場合の再発行について、東京の試験場に電話してしっかり必要書類などを確認して、とりあえずすぐに失効になるわけではなく、再発行ができるのであれば、今むりして日本へ行くのはやめようとほぼ考えが決まりかけているところです。まだ心の片隅でちょっとだけ迷っているんだけど……今回だけは特例で海外在住者は1年免許更新期間をのばせる、とかあったらいいなぁ。

白い菊


2020-10-11

公共マナーは悪くなっているのか…

⇨ 公共の場での迷惑行為 

「ナラバンゾウ」や「キキナガスクジラ」など、面白いことを考えつく人がいるものだ、と思って笑ったけれども、この記事で例として示されているような迷惑行為はここポルトガルにも存在している。

最近ではフランスのニュースでも l'incivilité(無作法、無礼)なる単語を聞く機会が増えたように思う。

僕が興味を惹かれるのは、日本でも地理的に遠く離れたフランスやポルトガルでも同じような公共の場でのマナー違反、迷惑行為が起きていることだ。グローバル化はこういうところにも及んでいるらしい。

僕がポルトガルに住み始めた時に結構インパクトがあったのが車の運転マナーの悪さ。もちろんポルトガル人全員がとんでもない運転をするわけではないけれど、無謀な運転をする人に遭遇する確率は、明らかに日本より高い。

運転手の何人かにとっては、基本的に、アクセルを踏むこと、と、ブレーキを踏むこと、しか操作の仕方を知らない人たちが存在していると思われる。

前方の信号が赤になっていても、かなり狭い道でも、すぐにT字路で速度を上げても意味がない場面でも、とにかく「どうして?」と思うほどスピードを出す。危険極まりない。

僕が日本で免許を取った時は、人が飛びだしてくるかもしれない、信号が赤に変わるかもしれない、など教習で「かもしれない」運転を心がけるように教えられたけれど(今はどうだか知らないが)、ここでは人は飛びだしてこないだろう、信号は変わらないだろう、と「大丈夫だろう」運転が主流なようだ。

他にも、急ブレーキをかけたら間違いなく追突される距離で後ろに着けられたり、それなりに混雑した駐車場でも平気で2台分取って斜め駐車したり、そんなことは日常茶飯事です。


そんな場面に出くわすたびに、こういうことをする人たちには他人の存在に考えが及ぶ「想像力」がないんだな、と思わされます。

これは確か養老孟子さんが著書の1つの中で(記憶がちょっと曖昧です)、車を運転している時、事故を起こせば自分は怪我をするし、修理代はかかるし、もし対人なら相手を怪我させるし、最悪は死んでしまうかもしれない、相手を死に追いやってしまうかもしれない、色々損害賠償など面倒なことになる、そういう想像力が働けば、自ずと無茶な運転はしなくなる、ということを話していたけれど、本当にその通りだと思います。

もし、公共マナーの悪さが日本でもフランスでもポルトガルでも増えてきいるのだとしたら、この想像力の欠如に原因の一つはあると思う。

そして、この想像力を養うのが教育の本来の目的の1つだと僕は思ってます。もう少し平たく言うと「他人の存在」を意識できること。

この記事にでてくる「カサウシロフルス」や「リュックトドン」などは頻繁に出くわしますね。邪魔になる、傘を振り回して危ない、などに気がつかない、意識が及ばない。その想像力のなさに唖然とすることもあります。

本来は、どんどん法律で規制するよりも、想像力を育てる方が長い目で見て有効である、と思うけれどそれはきっと夢物語ですね。



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