こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-11-10

今年はキノコにありつけるか?🍄

 ポルトガルでは昨日11月9日から2週間「非常事態宣言」が再び発令されたらしい。

らしい、というのはてっきりポルトガル全土に適用されるものと思っていたら、先に対策が強化された121自治体にのみに適用されるそうだ。今のところアルガルブのほとんどの地域では大きな生活上の制約は見られない。マスク着用や人との距離をとるというような基本的なことのみ。ラッキーであるとともに、感染が広がらないように最低限の注意は続けていかなければならない。


先週末は2度目のまとまった雨が降り、幸先のいいスタートを切った。このまま時々大きな雨が冬の間降ってくれれば、水不足や山火事の心配もなくなる。

きのこ

雨が降ってから2日後、キノコが生えだした。これはフランス語で Rosé-des-prés と呼ばれるキノコで日本語ではハラタケ(原茸)という名前らしい。

雨が降った後に真っ先に出てくるキノコで、見た目はマッシュルームと同じ、ただ、そんなに風味豊かではない。それでもまだ成長しきっていない若芽のうちに食べればそれなりにおいしい。

犬の散歩の最中に発見したので一度家に引き返し、袋を小刀を取って出直してきました。

木陰で休む犬

愛犬はキノコには全く興味を示さず、いったい何をやっているんだという顔で待ってます。

雨の降らない冬が2年続いて全くきのこが出てこなかったから、今年の冬は少し期待できるかな。



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2020-11-02

ポルトガルも一部でコロナ対策強化へ。

先週のフランスでの2度目のロックダウン開始に続いて、イギリスでもロックダウンが施行されることになった(アイルランドとウェールズ地方は既にロックダウンに入っている)。 ドイツも規制強化、スペインは全土での夜間外出禁止。


ポルトガルは、この週末だけ(11月3日まで)実施された自治体間の移動禁止に引き続いて、121の自治体には更に強い対策が施行されることになった。

121の自治体で11月4日から更なるコロナ対策(英語)


この121自治体のほとんどはリスボンとその周辺、および北部地域です(要するに人口が集中しているところ)。

ポルトガルはできる限り、国全てのロックダウンを避ける意向だと思います。アルガルブは8月にそれなりに観光客が来たにもかからわず、大きな集団感染を出さず全般的にみんな対策を厳守した模様です。アルガルブの直ぐ上のアレンテージュと併せて、ポルトガルで最も感染が少ない地域を保持しています。


この時期に色々な国が強い対策に出たのは、もちろんクリスマスを救うため。でも、たとえクリスマスの前にロックダウン自体は解除できたとしても、今年のクリスマスをまるで何事もないかのように祝うことは現実的に考えて無理だと思います。テレビでも何人かのジャーナリストや医療関係の人たちが指摘するように、ロックダウンの成果が出ればクリスマスを普通に過ごせるかのように国民に思わせるのは得策ではない、と思います。


フランスで今年春に最初のロックダウンを行い、夏のバカンスを経済的に救うためにロックダウン解除をしたらどうなったか。ロックダウンから「解放」された人たちが海に街にあふれ、何十人、何百人と集まるパーティーが行われ、そんな中でマスクをしたり、人と適切な距離をとったりなどの対策がみんなが守っているわけがないのは明白。結局、感染の第二波が来てしまいました。しかも、一度目の時にはパリ周辺と東側アルザスに集中していた感染が、夏の間に人がこぞって移動した為にフランス全国に広がってしまいました。

最もこれはフランスに限ったことではなかったらしく、現にヨーロッパのあちこちで感染者数が爆発的に増大している。今、ロックダウンに入って12月に解除したら、この夏の二の舞になってしまうだろうと予想される。本当は厳格な対策を打ち出してその後に一気に緩めるのではなく、中程度の対策を(とても抽象的な言い方だけれど)長期にわたって施した方が効果があるのではないかと思う。

しかし、観光も飲食業もホテルも航空業もクリスマス・年末は夏についで大事な時期なのに、夏に続いてクリスマスにも人がいない、となったらどうなってしまうのだろうか。


ポルトガル・ラゴスの海岸線

久しぶりに泳ぎに行った帰りにラゴスの海へ。もう11月に入ったし誰もいないかと思ったら、意外に人がいました。

2匹の犬

灯台守の2匹の犬。じっと見られた。