こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2021-02-25

薪ストーブの煙突掃除に使えるもの

 今住んでいる家にはすべての部屋にエアコンがあるけれども、それは使わず薪ストーブを設置して使っています。

エアコンで温めるのと薪ストーブの熱は全く違って、一度薪ストーブを使うと止められません。夜、燃える炎を見るのも心安らぎます。


火の入った薪ストーブ


ポルトガルに住むようになってから、いかに物を安易に買わずに自分たちで作れるか、ゴミを減らせるか、環境意識というと自分にとっては大げさに感じられるけれど、無理に極端に走ってストレスになってしまわない範囲で実践するようにしています。

石鹼づくりもその一環。

ポルトガルに移住してすぐに石鹸を自分で作るようになったけれど、色々な種類のオイルで石鹸を作ってみたり、併せて重曹や酢を駆使して、化学の実験のように楽しみながら(これ大事)試していると以来シャンプーもボディーソープも洗濯洗剤なども一切買う必要がなくなりました。


さて、薪ストーブでは当然煙突があって煤が溜まるのだけれど、以前はそれを落とすために煤を落とす専用の一体何が使われているのかよく分からない市販の人工薪を使っていました。

でも、ある時自然のものでとてもいいものがあると知り、それを試してみました。

そのものとは、


ジャガイモの皮

じゃがいも


料理でジャガイモを剥いたら、その皮をストーブのそばに置いて乾燥させます。

後日、その皮をストーブで燃やすと感心・感動するくらい煙突の中の煤が落ちてきます。

燃え盛っている火の中に入れるのではなく、ストーブを使った翌朝、灰の中に炭火があるような状態で乾燥させた皮を入れると一番効果があるようです。

炭火

ジャガイモの皮に含まれる亜鉛が煤を乾燥させて落とすらしいです。

ちゃんと化学的な根拠があるんですね。



2021-01-29

ポルトガル尊厳死合法化か?

 

最近はどうしてもコロナウイルス関連の話ばかり、なのですがその横でポルトガルでは尊厳死が合法化される兆しが見えています。

⇨ https://www.rtp.pt/noticias/politica/lei-da-eutanasia-vai-a-votos_a1293468 (ポルトガル語)

⇨ https://www.lefigaro.fr/international/le-portugal-s-apprete-a-legaliser-l-euthanasie-20210129 (フランス語)


法案が国会をほぼ通過する見通しとなり、通過すればそれを大統領が署名する運びとなります。

ここで大統領には法案を拒否する権限があるのですが、実際には大統領職は名誉職的な面が強く、国会で承認された法案を大統領が拒否することは、よほどの理由がない限り起こりえないと思います。

最近ではニュージーランドで尊厳死が合法化されたけれど、もしポルトガルで尊厳死が合法化されるとヨーロッパ内では、ベルギー、オランダ、リュクセンブルグに続いて4か国目になります。


ポルトガルはカトリックが大半を占める国なのに、

人工中絶が認められ(2007年)、同性婚が承認され(2010年)、同性カップルによる養子縁組も可能です(2016年)。

とても不思議なところです。


これから更に衛生環境が改善され、健康への意識が上がり、医療技術が進歩すれば平均寿命が上がり、それに伴って尊厳死の問題はどこの国でも避けては通れない主題になるはずです。