こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2021-04-20

雨はもう望めない…か。

 昨日、今日と雨が降るなどと予報が出ていた気がするのに、とても良い天気。

初夏です、初夏。

こんな天気。

青空と入道雲

完全に夏の空ですよね、これは。でも本当は雨が降ってほしいです。大雨が。

二冬続けて乾燥していて、最後の冬はいちおまとまった雨が降ったから最悪な事態は免れたけれど、もっともっと降ってほしい。ここでは4月は雨が降る最後のチャンス。今月降らなければ10月までお預けです。


でも、この冬に雨が降ってくれたお陰で例年以上に花がたくさん咲いてます。

野生のラベンダー

これは野生のラベンダー。ポルトガル語で Rosmaninhos(ロシュマニーニュシュ)と呼ばれている野草です。ラベンダーのような特徴的な香りはないけれども辺り一面に咲いてそれはそれはきれいです。これから蜂蜜も作られます。


あやめ

こちらは菖蒲、で合ってますよね?花は見るばかりで全然詳しくないのでもしかしたら間違ってるかも。こちらも誰かが植えたのか、何もないところにぽつねんと毎年花を咲かせます。

白と赤の菊

そして家のテラスの菊も満開です。僕にとって菊と言ったら秋のはずなんだけど、ここでは春と秋、年に2度咲きます。アルガルブの四季は正確には春・夏・春・秋→冬になりかけてまた春に戻る、という感じですね。


名前も知らない黄色い花

こんな打ち上げ花火のような花もあります。もちろん名前分かりません。自然の何がこの花をこういう形に進化させたんですかね。雑草とは呼べないですね。


接写 黄色い花

接写で撮ったら結構いい感じに撮影できました。この花も今の時期一面に咲いてます。

これから6月7月になると乾燥して、花はなくなってしまいます。


2021-03-13

オーガニックのオレンジと、とてもおいしいオリーブオイル。

 先日、FBページで有機オレンジ狩りを催すフランス人の農園を発見しました。

場所はここから車で1時間弱の Silves(シルベシュ)。

 ⇨ Silves(シルベシュ)

中世の頃まで、アルガルブの重要な都市として栄えたところで、今でも街中にある城壁が象徴的な町です。この地域はオレンジの栽培が盛ん。

その中に、フランス人が去年から始めた有機農園を発見しました。

 ⇨ フランス人が営む有機農園(FBページ)


ポルトガルの中でも地域によるのだろうけれど、この辺りの地元のポルトガル人にはまだまだオーガニックだ、有機農法だ、という概念はあまり浸透していないようで、そういうことを意識する人たち、また有機農法を率先してやっていく人たちには圧倒的にこの地に住んでいる外国人が多いです。

今住んでいるところからそう遠くないところで、ブルーベリーの有機栽培をやっている農園があるけれどもやはりポルトガル人ではありません。

他にも、有機農法をやろうとしている知人がいるけれども彼はイスラエル人です。

Silves(シルベシュ)ではオレンジ栽培が盛んだけれども、有機オレンジを実践している農家を見つけたのはこれが初めてです。


行った時は運よく快晴。オレンジ以外にもレモン、マンダリン、少しだけグァバがありました。もう少ししたら杏子ができるそうです。その時が来たらまたやって来ます。


実はポルトガル人、杏子が好きじゃないんですよ。

杏子ジャムもないしシロップ漬けもどこにも売っていません。あるのは桃ばかり。必然的に杏子を使ったお菓子もありません。なのにアルガルブではとてもおいしい杏子が成るんです。しかも出回る時期はとても短い。いつも店頭に出始めると大量に買って一年分のジャムを作ります。

思うにポルトガル人は(少なくともアルガルブでは)味の強いものがあまり好きではないようです。杏子は彼らには酸っぱすぎるのだと思います。桃には杏子のような酸味は無いですからね。


オレンジ農園の犬

このオレンジでジャムはもちろん、オレンジケーキやオレンジピールを作ります。


自家製ついでに、去年12月初めにBeja(ベージャ)で見つけたオリーブオイル。自分が知っている限りでは味も風味も世界で一番だと思っているけれども(もちろん一番搾り、バージンオイル)、このオリーブオイルで贅沢に石鹸を作ってみました。

ベージャのオリーブオイル

オリーブオイルには3種類あって、まず一番搾りの(エキストラ)バージンオイル

その次に、そのエキストラバージンオイルを精製した(精製)オリーブオイル

その次に、搾ったオリーブに溶剤を使って更にオイルを抽出したオリーブ・ポマースオイル

となり、下に行くほど品質も落ち安くなります。


バージンオリーブオイルは値段も高いし、何よりもバージンオリーブオイルを石鹸にするのはもったいないと抵抗があって、今まではずっと精製オリーブオイルを使っていました。ところが、ベージャで見つけたバージンオリーブオイルは僕が今まで買っていた精製オリーブオイルよりも安い。ということで初めてバージンオリーブオイルで石鹸を作りました。

手作りオリーブオイル石鹸

写真では分からないけれども、とてもきれいな薄い緑色(若草色というのか)の石鹸が出来ました。

原材料は、オリーブオイル、水、水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)のみ。

オリーブオイルだけだから泡立ちは控えめだけれども保湿効果抜群の石鹸です。

皆さん、おひとついかがですか?


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