Tordesillas から Parador Almagro へ向けて出発。
いつものパターンでまず Parador Almagro に泊まる、ということが決まっていて、そこからその近辺に何か観るものがあるかどうか探す。
と、ありました。セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」で有名になった風車のある街、Consuegra (コンスエグラ) と Campo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ)。
その2つの街をGPSに入れアルマグロまでおよそ450㎞。いざ、出発。
Tordisillas ですぐに高速A6に入りマドリッド方面へ。
途中有料の部分は避けて国道を走るけれどもスペインの国道は走りやすい。まっすぐな道が多くトラックなども抜きやすい。場所によってはほとんど高速と同じ速度で走れる。時には高速ではすっ飛ばしてまう風景や小さな町が見られることもあります。
フランスやポルトガルの国道とは大違い。
マドリッドの外周を大きく回ってトレド方面へ。相変わらずマドリッドの交通網はでかい。車の量もすごい。GPSがなかったら絶対に迷うね。
そしてトレドを横目に見ながらA42をさらに南下。ほどなく、気持ちいいほどにずっとまっすぐな道になってそのはるか先にConsuegraのお城と風車が。
やってきました、Consuegra。
この風車一台一台に名前がついている。
日本人もよく来るのでしょうね、売店のおじさんは僕が日本人と分かるや否や片言の日本語で話しかけてきました。
そのおじさんは無視(!?)し一番先にある風車まで。今日一日はずっと車に乗りっぱなしなので良い運動になりました。
大きさはこんな感じ。絵に描いたような風車、かな。
周囲360度見渡せる。敵の侵攻をいち早く察知できますね。
セルバンテスの小説のお陰で一躍有名な街になった。セルバンテス様様ですね。
しかし、ドン・キホーテに出てくる風車は実はここではなくここから50㎞ほど離れた町 Campo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ) の町の風車であるらしい。
ということでCampo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ)へ。
それがこちら。コンスエグラのより若干小さめか。結構でかい駐車場を整備していたので夏は結構な観光客が来るのでしょうね。結婚式用の撮影会も行われていました。あるいは本当の結婚式だったのか?
小高い丘の上にあり夕暮れ時でなかなかきれいな風景でした。
そしてここから Almagro ( アルマグロ)へ向かいます。大体一時間くらいか。
このパラドールもアルマグロの街中、アクセスは良いです。16世紀の修道院。アルマグロの町は小さいけれどその中でこの元修道院は結構大きいです。
パラドール宿泊者専用の駐車場も敷地内にあるのでヨシ。
入り口からパラドールのイメージらしいパラドールです。
全部で16ものこのような中庭があるらしいです。10くらいまで数えたけれどそこから数えるのを止めました。
中は入り組んでいて一度歩くだけではどこがどこにあるのか把握できません。レストラン2か所、バーはこんな感じ。
こんな酒樽のようなものがあります。
下からも見ることができます。
パラドールの中でも特徴のあるバーでした。2月にも関わらず結構お客さんがいましたね。バーもレストランもそれなりに埋まっていました。
レストランでは子羊のシチューを注文。
部屋の間取りは大体どこのパラドールでも同じだけれど部屋の広さは結構ばらつきがあります。ここはスタンダードの部屋でも結構広かったです。
部屋のアズレージュ(ポルトガル式発音)がなかなかきれいです。アズレ―ジュは使いすぎると部屋全体が重い感じになるけれど、ここはセンスが良かったです。
天井も面白いモチーフです。
久しぶりの新しいパラドールでした。とても良かったけれどまた泊まりに来ることがあるかな?
翌日、帰りは高速を使い、コルドバ、セビリア、ウエルバ、アヤモンテ、そして国境をまたいでラゴスまで。
今年からアルガルブの高速A22は無料になりました。やはり楽ですね。ラゴス・セビリア間およそ2時間強です。実はラゴスからリスボンに行くよりもセビリアの方が近い。
アルガルブは雨模様です。
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