カール５世が晩年を過ごしたお城、Parador Jarandilla de la vera / パラドール・ハランディーリャ・デ・ラ・ベラ

Plasencia（プラセンシア）からマドリッドの方へ車で行ったところ。

スペインは道路網がとても発達していて、今時エコの観点からはどうなの？という疑問もあるけれど、とにかく都市から都市への車での移動は便利。
ヨーロッパ共同体からの助成金をフルに活用して東西南北至る所に高速道路を今も建設中です。
その上、一部区間を除き基本無料（日本では考えられませんね）。今年に入ってから更に無料区間が増えました。

そして、これらの高速道路網はマドリッド、ブルゴス、セビリア、サラマンカなどの都市の中心地を迂回するように造られているので、高速道路を走っている限り場所によっては田園風景の中を永遠と走っているだけ。
スペイン人達はどこに住んでるの？と思ってしまうのだけれど、今回のパラドールも車で行くとそんな感じ。



Salamanca（サラマンカ）からSevilla(セビリア)方面へ高速A66通って車で向かうとMérida(メリダ)までほとんど山間の道。

途中見える街Béjar(ベハール）

Alentejo・アレンテージュの町・Monsaraz（モンサラーシュ）

スペインとの国境をなすグアダニア河のそばに位置する町、Monsaraz（モンサラーシュ）を訪れました。

                          

Évora（エヴォラ）からは車で１時間もかからないところ。IP2を行き、そのままN２５６（国道２５６号線）、ほぼまっすぐの道です。

僕は、アルガルブからIC1を通ってOurique（ウリーク）へ北上、そこからBeja（ベージャ）へ向かい、E802（県道？）を使ってPortel（ポルテル）などを通り過ぎながらN256に合流、Monsaraz（モンサラーシュ）へ向かいました。

Ourique（ウリーク)－Beja（ベージャ）間は長いこと工事をしていたけれど、しばらく通らなかったうちにその工事は終わり、すっかり走りやすい道路に変わりましたね。

Monsaraz（モンサラーシュ）入口にある駐車場からの景色。

このすぐ隣りにあるReguengos de monsaraz（レゲングシュ・ドゥ・モンサラーシュ）ではワインやオリーブオイルが作られていています。そのお陰かMonsaraz（モンサラーシュ）の名前はポルトガルでもかなり知られていると思います。

このように小高い丘の上にこの町は造られています。

こちらが入口。石畳と白い建物のコントラストが印象的でした。

見事な石畳です。左のテラスはレストランです。この時期閉まってましたが景色は抜群。夏には観光客も多いのでしょうね。

地理的条件から当然町は細長く町の入口とは反対側のお城に向かうように道が続きます。
不思議な馬や人形のオブジェが色々なところに置かれていました。

びっしり石です。好きです、こういう雰囲気😊

冬だから人が少ないのはしょうがないけれど、どれくらいの人口なのかと調べてみたら２０１１年時点で７８２人だったそうです。それから更に８年経ってるから今はもっと減ってしまっているかもしれないですね。

城の中にはこのようなアリーナがあります。時期によってはここで催し物があるようです。

もちろん愛犬も一緒。

郵便局の看板

調べたらこのMonsaraz（モンサラーシュ）はポルトガルの最も美しい７つの村（7 Maravilhas de Portugal, Aldeias）の一つに選ばれているそうです。それは知りませんでした。

『ポルトガルの最も美しい（又は、素晴らしい）7つの～』と題して、幾つか～に入るカテゴリーがあり、その中のAldeira（村のカテゴリー）部門で Monsaraz は7つの美しい村の一つに選ばれています。2017年9月に選抜会が行われたそうです。
その時、選ばれた7つの村はこちら！ 🎉🎉🎉

1. Dornes (Distrito de Santarém)
2. Sistelo (Distrito de Viana do Castelo)
3. Fajã dos Cubres (Autónoma dos Açores)
4. Piódão (Distrito de Coimbra)
5. Castelo Rodrigo (Distrito de Guarda)
6. Monsaraz (Distrito de Évora)
7. Rio de Onor (Distrito de Bragança)

この7つの村を目指してポルトガルを訪れてみるのもいいかもしれないですね。