こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-05-18

ヨーロッパの国境が開かれるのはいつのことか?


今日、5月14日までとなっていたポルトガルとスペイン間の移動制限が、更に1ヶ月、6月14日まで延長されました、とリスボンの日本大使館から通達が来ました。
これにより、二国間の移動は、引き続き貨物や労働者に限られます。
また鉄道も引き続き運休です。

ポルトガルでは段階的な規制緩和に伴って、かなりの数のレストランやバーが来週18日から再開されることが予想されるけれど、ヨーロッパ内の国境が閉鎖されたままでは、予想される客数には限界があると思われます。
卸しの店へ行ってもまだいつもの活気は戻って来ていないし、今年の夏のハイシーズンは最悪だろう、とかなり現実的にみんな考えてます。

僕らもデリバリー続行です。今年はもしかしたら店は開けられないかもしれないことも視野に入れています。

フランスでは、7月8月の夏休みはフランス国内で、という政府からのお達しが出て、ホテルなどの予約が開始されたようです。
これが、フランスの外へ出ることが法律で禁止されているのかどうか、ちょっと分からないけれど、この夏ヨーロッパ内でも移動が制限されることは必至ですね。


しかし、実際にはイギリス人に聞いてみると、
「飛行機出てないし、今行くとイギリスに着いた時に検疫で2週間隔離されるから行かない」、という人がいるかと思えば、
「家の前のスウェーデン人夫妻、昨日スウェーデンから車で到着したわよ。」
というフランス人もいるし、はっきり言って情報が交錯してます。

とりあえず、僕は緊急で日本に行かなければならない理由がないから良いけれど…


2020-05-07

動物のいる暮らし

時々、遠くから聞こえてくる牛の群れの音。
牛たちはここではもれなく首に鐘を下げているので、それがカランコロン鳴る音が時折家にいても聞こえてくる。

2組の牛の親子

日本で果たして本物の牛飼い、羊飼いが今でも存在するのかどうか知らないけれど、ここではまだまだ現役の羊飼いたちがいます。
時間が50年ほど前で止まってしまったような光景が見られるのも、ポルトガルならでわです。
牛というのは結構好奇心旺盛な動物で、そばを通ると必ず寄ってきてガン見されます。

2020-05-05

規制緩和、始まる。



今週からポルトガルでは、非常事態宣言から少し緩い災害事態宣言へ移行しました。
美容院や本屋、自動車販売店、図書館など再開可能となり、レストランも定員の50%までという条件付きで再開できることになりました。
そして、スーパーや公共機関、ではマスク着用が必須となりました。

これから2週間後にもし事態の改善が認められればさらなる規制緩和に向かいます。が、万が一、事態が悪化すればまた非常事態が発令される可能性もあります。シェンゲン内の国境はまだ閉まったままです。ヨーロッパ共同体内の国境、そして世界レベルでの国境がいつ開かれるのかまだまだ分からないですね。

ここアルガルブ西部は幸いなことに感染者は無く、国境封鎖と外出自粛で国外からはもちろんリスボンやポルトからも基本人が来ない(来られない)から、規制が多少緩和されてもあまり目に見える変化はないです。

ここでホテルやペンションを経営している人たちは、予約がまだゼロの状態。
このようにまだ先行き不透明なので、僕らもすぐには店を再開せず、デリバリー続行です。

普段、この時期にはもう一日中、店にいることが当たり前だったから、真昼間に犬の散歩をしたり、まだ日が暮れないうちに夕飯食べたり(今の時期、夜9時過ぎてもまだ地平線がうっすら明るいです)、生活習慣がガラッと変わりました。
仕事はもちろんしなければならないのだけど、去年までのようにとにかく毎日あくせく、文字通り朝から晩まで働く生活に疑問を持ち始めています。




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2020-04-30

緊急事態の終わりは近い、のか?

今週末土曜日5月2日にポルトガル政府は緊急事態宣言を解除する方針だそうです。
ただし、もし必要だと判断されれば、緊急事態宣言が再び出される可能性は十分にあります。
緊急事態が解除されても、ここポルトガルやイタリアでは、教育機関は新年度9月までの閉鎖がすでに決まっています。

フランスでは再来週5月11日(火曜日)から緊急事態を段階的に解除することが発表されており、それに伴い小・中・高校なども段階を踏んで再開すること、いくつかの職業(花屋、美容院、書店、etc)も感染を防ぐための必要な手段を講じた上での再開が認められています。ただしこれも状況次第で、5月7日の時点で緊急事態の解除を始めるかどうか政府は決定するそうです。

フランスの学校再開に関しては、1クラスの生徒数を15人に制限する、手洗いやマスク着用の徹底、他人との距離を保つことなど条件が出されているけれど、実際に子供を学校に行かせるかどうかは強制ではなく保護者の裁量に任されています。
すでに、自分たちの子供を学校には行かせない、と公表している政治家もいます。
こんな状況で学校を再開することに果たしてどれだけの意味があるのか、ちょっと疑問です。