こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2023-06-11

エアバスA350 VS ボーイングB787 🛫

 さて、今回の日本への旅、

行きは、ファロ-ミュンヘン-関西空港-羽田

帰りは、羽田-ミュンヘン-ファロ(経由一か所だけ!)

でした。

行きの、ミュンヘン → 関西空港はルフトハンザの機材とクルー、機体はエアバスA350-900

帰りの、羽田 → ミュンヘンは全日空の機材とクルー、機体はボーイングB787-9

以前、航空業界の片隅に身を置いていた者にとって機体はどうしても気になるのです。どちらも最新鋭機。

でもこれは純粋な機体比較ではなくてあくまで一乗客の実際に乗ってみた感想です。



まず結論から言ってしまうと今回はANA B787-9 の方が良かったです。

ルフトハンザのA350。

Lufthansa A350-900
ルフトハンザ A350-900


ピッチ(前の座席と後ろの座席の距離)が結構狭かったです。座った時に「狭いな!」と感じ、国際線でこれはちょっときついのでは?と思いました。以前、同じルフトハンザのA340に乗ったときは狭かった記憶がないので機体によるのでしょうね。
ピッチが狭いゆえに前の座席についている画面がすぐ目の前に来る感じ。あくまで個人の感想だけど画面までの距離に対して画面が大きすぎだ、と思まいました。

操作はすべて画面タッチです。乗務員を呼ぶのも画面タッチ。慣れない人には乗務員を呼ぶのも簡単ではないかも、と思いました。

これは最近の傾向なのでしょうね、映画案内や音楽案内などが載った機内誌は各座席にありません。全部画面の中で確認です。映画など50くらいチョイスがあったからどんな映画があるのかそれを全部見ていかなければなりません。一覧表のようなものがあった方が便利ですね。それは帰りのANAでも同じでした。

サービスはOK。僕はJALやANAはサービスが悪いことはもちろんないのだけれど、むしろ幾分過剰だと思う方なのでエアフランスやルフトハンザのような欧州系の少し素っ気ないくらいのサービスの方が好きです。

食事がカツカレーだったのは意表を突かれました。日本へ行く便なら考えてみたらおかしくないか、と後から思ったけれどミュンヘンから出た飛行機でカツカレーがサービスされるとは予想していませんでした。
でも日本行きにも関わらず日本人乗客はほとんどいませんでした。ミュンヘンの日本人利用はそもそもあまり多くないのかな。


全日空のB787-9 StarWars R2・D2使用。

ANA B787-9 R2D2
全日空 B787-9 R2D2


僕は言われてもR2D2にどうしても見えなかったのだけれど、そういう外装でした。キャビン内は普通です。

やはりピッチが広い。これは座ってすぐに実感します。国際線の場合はこのくらいあって然るべきではないかと思います。
数値の上ではエアバスA350の方がボーイングB787よりキャビンは広いらしいのですが、僕にはボーイングの方が広く感じます。
画面タッチと同時に従来のコントローラーもあります。この方が良心的ですね。タッチパネルの反応もA350より良かったです。

これはあくまで個人的に感じることだけれど、欧州のエアラインに普段乗っていると乗務員が女性しかいないというのは結構違和感があります。JALも同じなのだろうか?日本では乗務員はやはり女性というイメージが今でも強いのですかね。それとも女性にサービスされたい、とか。それからこれは機内に限らないことだけど、全員が同じ行動、同じような歩き方、同じような話し方、同じようなサービスの仕方をする(マニュアル的)。日本はやはりサービスする側もされる側もこれを良しとするのでしょうね。僕はもっと個人差があっても良いと思います、というよりその方が人間味を感じます。この日本的なサービスはもちろん悪いということはないけれど特に優れたサービスというふうに僕は評価しません。

トイレにウォシュレットはもう日本のエアラインの機体では常識、ですね。

食事は深夜便だったので離陸直後にお菓子などが入ったポシェットを渡され、ミュンヘン到着前に食事でした。食事は…普通…でしたね。可もなく不可もなく。あ、でも機内で結構お腹がすく自分としてはちょっと量的に肩透かしだったかな。

そして到着前にR2D2機体搭乗記念のカードのプレゼント。

B787 R2D2搭乗記念カード
B787 R2D2搭乗記念カード

はは、こういうのいかにも日本らしい!


キャビンをどうするか(席数、シートの種類、トイレの配置など)は各エアラインで違うので他のエアラインのA350やB787に乗ればまた印象が違うはずです。

どの機体に乗るか、というのは飛行機の旅での楽しみの一つですね(少なくとも自分にとっては)




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2023-06-09

奥多摩・鳩ノ巣、日帰りの旅。鳩ノ巣駅で強制無賃乗車!

 5年半ぶりの東京でございます。

予想通りいろいろなことが変わっていたけれどそれは追々書いていくことにして、友人と会おう、でどこで会う?ということになるのだけれど新宿も渋谷もその他いろいろな街も興味が湧かない。というよりもどこに行ってもほとんど同じ。同じような店があって、同じようなレストランがあって、同じような建物があって、人が多くてお金を使うには困らない。でもお金を使いたいを思わせるものがない…と自分には映る。本当に小さかったときは別にして、結構前からディズニーランドのようなアトラクションでも心躍らない冷めた部分を持っているのは自覚しているけれど、それに拍車がかかったような。自分の歳、そしてポルトガルで田舎に住んでいるせいか?

そういうわけで都心にはどうも興味がないのでそれなら田舎、ということで友人と奥多摩に行きました。

奥多摩駅

こちらの方が自然と自分になじむ。

奥多摩駅は最終駅。その2つ前に「鳩ノ巣」駅がありそこで降りて「鳩ノ巣渓谷」を歩くことに。名前からして情緒がありますね。

鳩ノ巣駅

鳩ノ巣駅

この路線、青梅駅まではまぁ普通なのですが、青梅駅で乗り換えそして奥多摩駅までは単線です。そしてここから景色が変わります。緑深い中を走ります。

僕はずっと前に購入したPASMOを持っていたのだけれど何がいけないのか、使うことができませんでした。チャージ不可。2週間の滞在のことなので仕方なしに電車に乗るたびに切符を買うことに。

友人とは立川駅構内で待ち合わせ。この時点ではまだはっきりどこへ行こうとは決めていなかったのでとりあえず一駅分だけの切符を買って構内に入り友人と合流。前の日には悪かった天気も回復していたのでその場で奥多摩へ行こうと決定。

当然のことながら鳩ノ巣駅で降りるときに清算すればいい、という算段で電車に乗りそして鳩ノ巣駅到着。

しか~し、誰も駅にいない。人がいないどころか発券機も精算機もない。自動改札機もない。あるのはSUICAやPASMOを読む電柱状の機械だけ。「あれ~、どうやったら精算できるんだぁ?」と友人と一緒にちょっと辺りを探ると「ご用の方は押してください」というインターホンを発見。早速押すと男性の声が。

「立川で切符で駅に入ってSUICAもPASMOも持っていないんですけど」と言うと、

「上に路線図と運賃表がありますよね(上を見る)。それで差額を計算して、○○の裏にある箱に切符と一緒に入れてください。」

確かに探すと精算箱なるものが。でも、

「千円札だけで清算金額ちょうど持ってないんですけど」

「あ、そうですか。そうしましたらですねぇ、次回乗る時に今回の分もお支払いください」

次回乗る時にって自己申告制?もし次回乗ることがなかったら?とりあえずここでは清算しなくていい、というより精算できないということですね。

ということでお金を払わずに駅を出ました。「え、いいの?そんなに緩くて…」でもしょうがない。向こうが精算する手段を与えないのだから自分は何も悪くない。

この100%信用で成り立っているところ、いいですね。


ということがあったところで鳩ノ巣駅を出て「鳩ノ巣渓谷」方面へ。季節は5月末。緑の濃さが日本を感じさせました。この緑の濃さ、深さって他の国ではあまり見られませんよね。

鳩ノ巣渓谷
東京だよ~

思いもがけず感動しました。5年以上も日本の風景を見ていなかったからより感動が強くなったのかもしれません。

鳩ノ巣渓谷の初めにかかる橋

平日の昼間、ほとんど人はいません。鳩ノ巣渓谷の入り口にかかる橋。桜の時期も良し、紅葉も良し、そして新緑も良し。無理に都心の方へ行かなくて正解だったと思います。

鳩ノ巣渓谷の中にたたずむ

結果的に今回日本に来るのは5月末ということになったのだけれど、とても良い時期に来たなと思いました。まだ梅雨には入っておらず、暑いでも微妙に暑すぎない感じ。ましてこの自然の中なら暑くても都会の暑さとは違いますけどね。
この10年以上の間、冬の時期にしか日本に来られなかったから新緑が本当に衝撃的でした。

奥多摩 鳩ノ巣渓谷
緑が濃い!



最近はやりのSUP

最近はやりのサップ(SUP)をやっている人たちがいます。絶好のロケーションですね。


ここで奥多摩駅まで歩くのは止めて一駅前の白丸駅へ。そこから奥多摩駅まで行きお昼を食べようと相成りました。

白丸駅

この白丸駅も鳩ノ巣駅と同じ、ICカードを読む電柱状の機械があるだけで発券機も自動改札もありません。じゃあそのICカードを持っていない自分はどうすれば?というと「乗車地証明証」を出す機械が置いてありそこで「白丸駅」と印が入った紙をとり、奥多摩駅で降りるときに払います。後払いのバスと同じですね。
奥多摩駅は最終駅なのでさすがに駅員がいました。

この奥多摩駅から歩いて10分くらいのところにある川沿いの店でそばを食べてきました。

奥多摩のそば

もっと若いときはそばに魅力を感じず必ずうどんだったんですけどね。そばもおいしいと思うようになってきました。ただ腹にたまらずすぐにお腹がすく。

緑濃い渓谷を歩き、川沿いで食べるおいしいそば、今回の日本滞在のうちでも良い思い出になりました。

今は奥多摩でも洒落たレストランやカフェがあり温泉もある♨。
遠くへ行かなくても良い自然に巡り会えますよ。


奥多摩観光協会
https://www.okutama.gr.jp/site/sightseeing/


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