5年半ぶりの東京でございます。
予想通りいろいろなことが変わっていたけれどそれは追々書いていくことにして、友人と会おう、でどこで会う?ということになるのだけれど新宿も渋谷もその他いろいろな街も興味が湧かない。というよりもどこに行ってもほとんど同じ。同じような店があって、同じようなレストランがあって、同じような建物があって、人が多くてお金を使うには困らない。でもお金を使いたいを思わせるものがない…と自分には映る。本当に小さかったときは別にして、結構前からディズニーランドのようなアトラクションでも心躍らない冷めた部分を持っているのは自覚しているけれど、それに拍車がかかったような。自分の歳、そしてポルトガルで田舎に住んでいるせいか?
そういうわけで都心にはどうも興味がないのでそれなら田舎、ということで友人と奥多摩に行きました。
こちらの方が自然と自分になじむ。
奥多摩駅は最終駅。その2つ前に「鳩ノ巣」駅がありそこで降りて「鳩ノ巣渓谷」を歩くことに。名前からして情緒がありますね。
この路線、青梅駅まではまぁ普通なのですが、青梅駅で乗り換えそして奥多摩駅までは単線です。そしてここから景色が変わります。緑深い中を走ります。
僕はずっと前に購入したPASMOを持っていたのだけれど何がいけないのか、使うことができませんでした。チャージ不可。2週間の滞在のことなので仕方なしに電車に乗るたびに切符を買うことに。
友人とは立川駅構内で待ち合わせ。この時点ではまだはっきりどこへ行こうとは決めていなかったのでとりあえず一駅分だけの切符を買って構内に入り友人と合流。前の日には悪かった天気も回復していたのでその場で奥多摩へ行こうと決定。
当然のことながら鳩ノ巣駅で降りるときに清算すればいい、という算段で電車に乗りそして鳩ノ巣駅到着。
しか~し、誰も駅にいない。人がいないどころか発券機も精算機もない。自動改札機もない。あるのはSUICAやPASMOを読む電柱状の機械だけ。「あれ~、どうやったら精算できるんだぁ?」と友人と一緒にちょっと辺りを探ると「ご用の方は押してください」というインターホンを発見。早速押すと男性の声が。
「立川で切符で駅に入ってSUICAもPASMOも持っていないんですけど」と言うと、
「上に路線図と運賃表がありますよね(上を見る)。それで差額を計算して、○○の裏にある箱に切符と一緒に入れてください。」
確かに探すと精算箱なるものが。でも、
「千円札だけで清算金額ちょうど持ってないんですけど」
「あ、そうですか。そうしましたらですねぇ、次回乗る時に今回の分もお支払いください」
次回乗る時にって自己申告制?もし次回乗ることがなかったら?とりあえずここでは清算しなくていい、というより精算できないということですね。
ということでお金を払わずに駅を出ました。「え、いいの?そんなに緩くて…」でもしょうがない。向こうが精算する手段を与えないのだから自分は何も悪くない。
この100%信用で成り立っているところ、いいですね。
ということがあったところで鳩ノ巣駅を出て「鳩ノ巣渓谷」方面へ。季節は5月末。緑の濃さが日本を感じさせました。この緑の濃さ、深さって他の国ではあまり見られませんよね。
東京だよ~ |
緑が濃い! |
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