もうかれこれ日本に住まなくなって長いけれど今までは全く気にとまらなかった違い、目につかなかった違い。おそらく5年半という空白がその違いを際立てたのではないか、と思う。
フランスやポルトガル(そして恐らくヨーロッパ全体)に表札は存在しない。
Villa ○○、とか Casa ○○とか家に名前はついていたりするけれど、そこに誰が住んでいるのかという名前の表示は基本的にない。
だから郵便物は住所さえ書けば名前は何でも届く。確認できるもの(表札)がないから。今回日本に行ってなぜか、
「あ~、日本は表札というものがあるんだ。誰が住んでいるか名前が分かるんだ」
と今更ながらに新鮮な驚きがありました。場合によっては苗字のみならず家族全員の名前が出ていることもありますよね。
そこに誰が住んでいるか分かってしまう。最近の個人データがとか個人情報が奪われるとかそういう考えからしたらこの表札も個人情報を公開しているわけでヨーロッパでは表札を出すなんて考えられないけれど、習慣って面白いです。
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違いついでに、僕は電気製品を見るのが好きで量販店などに行ってしまうとカメラから家電から見て回って、
「これが富士の最新カメラか」とか、
「お、ここは Pentax を置いている、珍しい」とか、
「炊飯ジャーってこんなに種類があって以外に高いんだね」とか、
本屋に行くのと同じくらい時間がかかってしまうのだけれど、そこで思ったヨーロッパと日本で大きく違う家電2つ。
1つ目は洗濯機
洗濯機は基本ドラム式、というよりドラム式しか売ってません。最近は縦型もあまり水を消費しないものが出てきているのかもしれないけれど、ドラム式は圧倒的に水の消費量が縦型に比べて少ない。水が豊富にある日本と違うからヨーロッパではドラム式が主流になったのかな、と思います。
日本でも最近はドラム式があるけれど僕が見た限りなぜか全部乾燥機能と一体化していて洗濯機能だけのドラム式がない。なぜだろう。
そしてこれは電力の違いのせいか、ヨーロッパのドラム式洗濯機は90℃まで水温を上げることができる。さすがに90℃で洗濯することは僕はないけれど30℃~60℃を選んで洗濯できるのは便利ですよ。
慣れてしまっているせいもあるけれど僕はドラム式の方が好きです。
それからこれは洗濯機に限らず家電全般に言えること、日本の家電はとにかく色々な音や音楽を出しますね(時にしゃべるものも)。洗濯機が音楽を奏でる、電子レンジが音楽を奏でる、炊飯器が音楽を奏でる、お風呂が沸くと音楽が流れる…正直うっとうしいです(^^;
そして2つ目は食器洗浄機
なんだろう、日本の食洗器はみんな小さいです。一人暮らし用なんてものも最近売ってますね。
日本の食洗器はこんな感じ |
ヨーロッパの食洗器 |
逆に日本では普通でヨーロッパに普及していない家電と言ったら…
ウォシュレットか?
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