さて、今回の日本への旅、
行きは、ファロ-ミュンヘン-関西空港-羽田
帰りは、羽田-ミュンヘン-ファロ(経由一か所だけ!)
でした。
行きの、ミュンヘン → 関西空港はルフトハンザの機材とクルー、機体はエアバスA350-900
帰りの、羽田 → ミュンヘンは全日空の機材とクルー、機体はボーイングB787-9
以前、航空業界の片隅に身を置いていた者にとって機体はどうしても気になるのです。どちらも最新鋭機。
でもこれは純粋な機体比較ではなくてあくまで一乗客の実際に乗ってみた感想です。
まず結論から言ってしまうと今回はANA B787-9 の方が良かったです。
ルフトハンザのA350。
ルフトハンザ A350-900 |
ピッチ(前の座席と後ろの座席の距離)が結構狭かったです。座った時に「狭いな!」と感じ、国際線でこれはちょっときついのでは?と思いました。以前、同じルフトハンザのA340に乗ったときは狭かった記憶がないので機体によるのでしょうね。
ピッチが狭いゆえに前の座席についている画面がすぐ目の前に来る感じ。あくまで個人の感想だけど画面までの距離に対して画面が大きすぎだ、と思まいました。
操作はすべて画面タッチです。乗務員を呼ぶのも画面タッチ。慣れない人には乗務員を呼ぶのも簡単ではないかも、と思いました。
これは最近の傾向なのでしょうね、映画案内や音楽案内などが載った機内誌は各座席にありません。全部画面の中で確認です。映画など50くらいチョイスがあったからどんな映画があるのかそれを全部見ていかなければなりません。一覧表のようなものがあった方が便利ですね。それは帰りのANAでも同じでした。
サービスはOK。僕はJALやANAはサービスが悪いことはもちろんないのだけれど、むしろ幾分過剰だと思う方なのでエアフランスやルフトハンザのような欧州系の少し素っ気ないくらいのサービスの方が好きです。
食事がカツカレーだったのは意表を突かれました。日本へ行く便なら考えてみたらおかしくないか、と後から思ったけれどミュンヘンから出た飛行機でカツカレーがサービスされるとは予想していませんでした。
でも日本行きにも関わらず日本人乗客はほとんどいませんでした。ミュンヘンの日本人利用はそもそもあまり多くないのかな。
全日空のB787-9 StarWars R2・D2使用。
全日空 B787-9 R2D2 |
僕は言われてもR2D2にどうしても見えなかったのだけれど、そういう外装でした。キャビン内は普通です。
やはりピッチが広い。これは座ってすぐに実感します。国際線の場合はこのくらいあって然るべきではないかと思います。
数値の上ではエアバスA350の方がボーイングB787よりキャビンは広いらしいのですが、僕にはボーイングの方が広く感じます。
画面タッチと同時に従来のコントローラーもあります。この方が良心的ですね。タッチパネルの反応もA350より良かったです。
これはあくまで個人的に感じることだけれど、欧州のエアラインに普段乗っていると乗務員が女性しかいないというのは結構違和感があります。JALも同じなのだろうか?日本では乗務員はやはり女性というイメージが今でも強いのですかね。それとも女性にサービスされたい、とか。それからこれは機内に限らないことだけど、全員が同じ行動、同じような歩き方、同じような話し方、同じようなサービスの仕方をする(マニュアル的)。日本はやはりサービスする側もされる側もこれを良しとするのでしょうね。僕はもっと個人差があっても良いと思います、というよりその方が人間味を感じます。この日本的なサービスはもちろん悪いということはないけれど特に優れたサービスというふうに僕は評価しません。
トイレにウォシュレットはもう日本のエアラインの機体では常識、ですね。
食事は深夜便だったので離陸直後にお菓子などが入ったポシェットを渡され、ミュンヘン到着前に食事でした。食事は…普通…でしたね。可もなく不可もなく。あ、でも機内で結構お腹がすく自分としてはちょっと量的に肩透かしだったかな。
そして到着前にR2D2機体搭乗記念のカードのプレゼント。
B787 R2D2搭乗記念カード |
はは、こういうのいかにも日本らしい!
キャビンをどうするか(席数、シートの種類、トイレの配置など)は各エアラインで違うので他のエアラインのA350やB787に乗ればまた印象が違うはずです。
どの機体に乗るか、というのは飛行機の旅での楽しみの一つですね(少なくとも自分にとっては)
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