それも落ち着いて今でこそ市役所の窓口などは営業を再開しているけれども僕がヴィザ(滞在許可証)でお世話になるSEF (Serviço de Estrangeiros e Fronteiras) はもうずっと閉まったままになっている。これはポルトガル外務省管轄の政府の役所で僕のような外国人のヴィザはもちろん空港での税関も彼らの管轄です。
通常ならヴィザの申請及び更新はしかるべき時にSEFにアポイントメントをとり、当日必要な書類を持って窓口に行きそこで書類が受領されお金を払い後日新しいヴィザが家に郵送で届く、という手順だったのですが、
まずそもそも論で、ポルトガルではすでに日本でいう住民基本台帳が普通になっていてポルトガル人はもちろん、ポルトガルに住所を置いている僕のような外国人もみんな住基ナンバーを持っています。
もとい、銀行口座を開くにも社会保障に加盟するにも何をするにもこのナンバーがないと何もできません。で、このナンバーは住民一人に付き1つ割り当てられているので、このナンバーにアクセスすれば年金を払っているか、税金を払っているか etc, 全て政府側は分かります。犯罪歴があればそれも分かるはずです。
で、SEFのような政府の機関であればこの住基ナンバーにアクセスする権限があるはずなので僕の住基ナンバーをチェックすれば僕がこのポルトガルでちゃんとした暮らしをしているのか(犯罪を犯していないか、税金逃れをしていないか、年金をちゃんと払っているかなど)が全て分かるはずなんです。
なのに、今までは更新のたびに色々な書類を用意しなければならず住基ナンバーは一体何のためにあるんだろう、と思っていたのですが、このコロナでSEFの窓口が全て閉まったせいで更新もネット上でできるようになりました。
SEF のサイトに行き、自分のヴィザ番号を入れると更新期日が迫ってきている段階であれば「自動更新」という項目が出てきます。そこへ行くと自分の情報が表示されるので(と言っても名前と住所と住基ナンバーだけ)それに間違い・変更等なければそのまま更新申請ボタンへ。
すると「申請が送信されました」と表示されてそれで更新手続き終了です。
1分とかかりません。
呆気なさ過ぎて本当に更新されるのか不安になったほどです。
そして約2週間後、新しいヴィザがちゃんと届きました。
今まで必要だった書類は何だったのだろう。ポルトガル、その気になればちゃんとできるじゃん。思わず(不謹慎かもしれないけれど)コロナに感謝しました。
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