こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2025-03-05

16世紀の修道院、Parador ・Almagro (アルマグロ)、とラ・マンチャ、セルバンテスの風車

 Tordesillas から Parador Almagro へ向けて出発。

いつものパターンでまず Parador Almagro に泊まる、ということが決まっていて、そこからその近辺に何か観るものがあるかどうか探す。

と、ありました。セルバンテスの小説「ドン・キホーテ」で有名になった風車のある街、Consuegra (コンスエグラ) と Campo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ)。

その2つの街をGPSに入れアルマグロまでおよそ450㎞。いざ、出発。

Tordisillas ですぐに高速A6に入りマドリッド方面へ。

途中有料の部分は避けて国道を走るけれどもスペインの国道は走りやすい。まっすぐな道が多くトラックなども抜きやすい。場所によってはほとんど高速と同じ速度で走れる。時には高速ではすっ飛ばしてまう風景や小さな町が見られることもあります。

フランスやポルトガルの国道とは大違い。

マドリッドの外周を大きく回ってトレド方面へ。相変わらずマドリッドの交通網はでかい。車の量もすごい。GPSがなかったら絶対に迷うね。

そしてトレドを横目に見ながらA42をさらに南下。ほどなく、気持ちいいほどにずっとまっすぐな道になってそのはるか先にConsuegraのお城と風車が。

やってきました、Consuegra。

コンスエグラの風車

この風車一台一台に名前がついている。

日本人もよく来るのでしょうね、売店のおじさんは僕が日本人と分かるや否や片言の日本語で話しかけてきました。

コンスエグラの風車

そのおじさんは無視(!?)し一番先にある風車まで。今日一日はずっと車に乗りっぱなしなので良い運動になりました。

コンスエグラの風車

大きさはこんな感じ。絵に描いたような風車、かな。

周囲360度見渡せる。敵の侵攻をいち早く察知できますね。

セルバンテスの小説のお陰で一躍有名な街になった。セルバンテス様様ですね。

しかし、ドン・キホーテに出てくる風車は実はここではなくここから50㎞ほど離れた町 Campo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ) の町の風車であるらしい。

ということでCampo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ)へ。

Compo de Crisptana (カンポ・デ・クリプタナ)

それがこちら。コンスエグラのより若干小さめか。結構でかい駐車場を整備していたので夏は結構な観光客が来るのでしょうね。結婚式用の撮影会も行われていました。あるいは本当の結婚式だったのか?

小高い丘の上にあり夕暮れ時でなかなかきれいな風景でした。


そしてここから Almagro ( アルマグロ)へ向かいます。大体一時間くらいか。

Parador Almagro

👉 Parador Almagro 

このパラドールもアルマグロの街中、アクセスは良いです。16世紀の修道院。アルマグロの町は小さいけれどその中でこの元修道院は結構大きいです。

パラドール宿泊者専用の駐車場も敷地内にあるのでヨシ。

入り口からパラドールのイメージらしいパラドールです。

パラドール アルマグロ

全部で16ものこのような中庭があるらしいです。10くらいまで数えたけれどそこから数えるのを止めました。

中は入り組んでいて一度歩くだけではどこがどこにあるのか把握できません。レストラン2か所、バーはこんな感じ。


パラドール アルマグロ

こんな酒樽のようなものがあります。

パラドール アルマグロ

下からも見ることができます。

パラドールの中でも特徴のあるバーでした。2月にも関わらず結構お客さんがいましたね。バーもレストランもそれなりに埋まっていました。

パラドール アルマグロ

レストランでは子羊のシチューを注文。

部屋の間取りは大体どこのパラドールでも同じだけれど部屋の広さは結構ばらつきがあります。ここはスタンダードの部屋でも結構広かったです。

パラドール アルマグロ 部屋

部屋のアズレージュ(ポルトガル式発音)がなかなかきれいです。アズレ―ジュは使いすぎると部屋全体が重い感じになるけれど、ここはセンスが良かったです。

パラドール アルマグロ 部屋

天井も面白いモチーフです。


久しぶりの新しいパラドールでした。とても良かったけれどまた泊まりに来ることがあるかな?

翌日、帰りは高速を使い、コルドバ、セビリア、ウエルバ、アヤモンテ、そして国境をまたいでラゴスまで。

今年からアルガルブの高速A22は無料になりました。やはり楽ですね。ラゴス・セビリア間およそ2時間強です。実はラゴスからリスボンに行くよりもセビリアの方が近い。

アルガルブは雨模様です。


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2025-03-02

一年ぶりのスペインでございました。

一年ぶりにフランスへ。その帰りは珍しくスペインで2泊。今回初めてのパラドールにも泊まりました。

まず一泊目は以前にも泊まったことのあるパラドール・トルデシィリアス (Tordesillas)。

今回ここに泊まるのは3度目


Parador Tordesillas
Parador Tordesillas

今回はスペインもフランスも寒くなかったですね。冬着を持っていくだけ無駄でした。
ま、運転する以上雪、悪天候に悩まされなくて良かったですけど。

San Sebastian などによりながら順調にここまでたどり着きました。

このトルデシィリアス (Tordesillas) の街を有名にしているのは、
・1494年のトルデシィリアス条約 (Tratado de Tordesillas)、
・そしてカルロス一世 (Carlos I) の母親フアナ (Juana la Loca) が幽閉されていたと言われる修道院がある
ことです。

その修道院がこちら、


この写真の真ん中に移っている建物です。パラドールから歩いて行きました。
映っている河はドウロ河。このままポルトガル・ポルトまで流れていきます。

今回3度目にしてこの修道院を訪れることができました。
が、ガイドの説明によると、フアナがここに幽閉されていたというのは本当ではなく、幽閉されていた修道院は現存していないそうな。ちょっと拍子抜け…

そんなわけでパラドール。
パラドールによって、シェフに任されているのか食事の量にも結構ばらつきがあるのですが、今回ここは前菜の方が主菜よりも量が多いのではないかい、という感じでした。しっかり食べられていいんですけどね。
味はいいのですが、これは食文化的なものか野菜は少なめです。まあ和食と比べること自体が間違ってるけれど。

パラドールのレストラン
食堂


珍しくタコを注文



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