こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2020-04-11

イースターの週末、人はいない。


9日から13日まで、ポルトガルでは外出自粛規制が強化され、隣りの市へ行くことも原則禁止されています。

イースター前の金曜日。ポルトガルではこの日が、フランスではイースター後の月曜日が祭日です。
本来なら Sexta-feira santa(聖金曜日)と言って宗教的な祭日なのに、規制強化も手伝って驚くほど静かです。

外出自粛で人のいないビーチ
ビーチに人は無し


ポルトガルでは昨日9日、今までで最多のコロナウイルスの感染者数を記録した。
その前日は699人、更にその前日は712人とずっと平行線で来ていたところに、一気に1,516人、倍に増えてしまった。これは感染の勢いが頂点に達しつつあることを意味するのだろうか。

https://www.rtp.pt/noticias/pais/portugal-regista-maior-numero-de-novos-casos-de-covid-19-num-so-dia_v1219961

地域別の感染状況では、ポルトを含む北部での感染者および死亡者数が圧倒的に多い。
リスボンと比べて倍以上の開きがある。その理由は分からないけれど、Alentejo(アレンテージュ)やAlgarve(アルガルブ)で感染者数が少ないのはやはり絶対数が少ないからか。

ポルトガルでは来週の木曜日(16日)が非常事態宣言の最終日だけれども、大統領はすでに延長したい意向を表明しています。

2020-04-10

ストロベリーアイスクリームの極意


どうしても話題が新型コロナウイルス (Covid-19)のことばかりになってしまうので、全く関係ないお菓子の話を。

食材としてのイチゴは生でタルトに使ったりショートケーキに使うにはおいしいけれど、それ以外の用途で使おうとすると、意外に難しいのです。
それというのも、イチゴは例えばムースのように一度加工してしまうと味がボケてしまうのです。
ラズベリーやチェリー、リンゴなどのようにはっきりした味が出ない。しかも一度冷凍すると解凍してももう元の状態には戻らない。

イチゴを使ってアイスクリームを作っても、おいしくなくはないけれど、今一つイチゴの風味が凝縮されたような弾ける味にならない。

何とかイチゴの味を引き出せないものか、と色々試した後やっとできました。イチゴの味がしっかりと感じられる納得のいくストロベリーアイスクリームが。

一度できてしまえばコツは簡単。
イチゴをピューレにしてそのままクリームと混ぜただけではイチゴの味が霞んでしまうので、まず低糖のジャムを作ります。

(イチゴジャム)
いちご 450g
砂糖   90g(いちごの20%)
レモン汁 1個分

ジャム完成直前にレモン汁を入れるのがポイント。レモン汁の酸味はイチゴの味を引き出してくれます。ついでに色も良くなります。
また、イチゴはジャムにしてもやはり保存している間に味がとんでしまいやすいので市販のものは買わず、アイスクリームを作る時にジャムも自前で作るのが一番いいと思います。

基となるカスタードソースを作ります。
(カスタードソース)
生クリーム  200cc
牛乳     200cc
卵黄  3つ
卵   1つ
砂糖  80g

いちごジャムとカスタードソース