アンダルシアというと、グラナダ、コルドバ、セビリア、マラガなどが有名どころだけど、セビリアよりもポルトガルへ向かったこの辺りはあまり知名度がないのではないでしょうか。
ちょうどHuelva(ウエルバ)とBadajoz(バダホス)の間に位置する地域です。
山間のこの辺りはちょっとお金のあるセビリアの人たちが避暑地としてやって来るところ。東京に対して軽井沢や清里のような感じでしょうか。
まず、Aracena(アラセーナ)という町に行ってきました。
スペインとポルトガルの国境・Guadiana(グアディアナ)河にかかる橋。
スペイン側の国境の町Ayamonte(アヤモンテ)から。橋の向こうはポルトガルです。
ポルトガル・ラゴスから高速を走ってHuelva(ウエルバ)へ行き、そこから国道N435に入ってAracena(アラセーナ)まで、およそ3時間くらいの行程です。
セビリアからAracena(アラセーナ)行きのバスも出ていると思います。
⁂ちなみにスペイン側から来ると、ちょうど国境を越える手前、最後のAyamonte(アヤモンテ)への出口と一緒にあるサービスエリアのSARASというガソリンスタンドはスペインの中でも特にガソリンが安いです。国境を越えてポルトガルに入る前にここで給油することをお勧めします。
ちょうどフランス北部にはキアラという嵐が来ている時で少しはその影響があるか、と思ったら全くそんなことはなく雲一つない快晴。
Aracena(アラセーナ)に到着したら、まず町の中でもひときわ高くなった丘の上に象徴的に立つお城へ。
2€で城内を見学できるけれど、そこまでする必要はないかな。
グルっと周囲を回り、まずはお昼を食べに。
やはりアンダルシアらしい白で統一された建物に抜けるような青空。きれいですね。
ここへ来た一番の目的はスペインでも特に大きいとされる鍾乳洞(Gruta de las Maravillas)
へ行くこと。
そこが開くのは午後3時からなのでその前にお昼を食べに行きます。
レストランは町の中心に集中して何軒かあります。
この辺りはイベリコ黒豚で有名なところなのでおいしいお肉が揃ってます。
パラソルがある辺りがレストラン。上にお城が見えます。
そしてこちらが鍾乳洞の入口。
反対側に入場券売り場があります。午後はこの時期15時から18時の間、開いてます。
が、この時間に入場券を買って自由に見学できるのかを思ったら、ちゃんとガイドが付きで出発時間が決まっています。
僕らはそれを知らなかったので、次の見学時間まで1時間待たされてしまいました。
Aracena(アラセーナ)のインフォメーションサイト(英語)
https://www.spain.info/en/que-quieres/ciudades-pueblos/otros-destinos/aracena.html
1時間待っていざ、見学。
鍾乳洞を見学するのは何年ぶりだろうか。
全長2km強。そのうち見学できるのは1,2kmだそうです。
場所的にはちょうどお城の下にあたります。
ガイドの説明によると、鍾乳石は1mm形成されるのに平均で1世紀=100年かかるそうです。
とういうことは、1㎝できるのに1,000年。
10㎝では10,000年。
1mのためには100,000年
鍾乳洞の中には何メートルにも及ぶ鍾乳石があるから果てしない時間をかけて、出来上がっているんですね。
この鍾乳洞も観光客による被害が出ないように、人数制限を設けています。
それでも被害がひどくなるようだったら、いずれ見学できなくなってしまうかもしれませんね。
しかし、入口に写真禁止の絵があったにも関わらず、みんな写真を撮っていて、ガイドも何も言わないので自分も撮りました。
鍾乳洞の中は涼しい、と見込んでいたら歩いていると汗ばんでくるほど暑かったです。
見学時間はおよそ45分。
見学が終わった後はAracena(アラセーナ)を後にし、今日泊るところ、Zafra(サフラ)のパラドールへ向かいました。
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