こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2019-02-16

松林の中に佇む領主の館、Parador ・Tordesillas / パラドール・トルデシィリアス



Valladrid(バリャドリー)からSalamanca(サラマンカ)方面へ高速道路A62で30分ほど行ったところにある街、Tordesillas(トルデシィリアス)にあるパラドールです。
パラドールでは珍しく、高速を降りた後すぐに道路わきにあります。拍子抜けするくらいアクセスの容易なパラドールです。

2019-02-13

ポルトガル・アレンテージュの海岸の町。Vila nova de mil fontes、Odemira

アレンテージュ(Alentejo)の海岸沿いは、まだあまり知られていないようだ。

同じアレンテージュにあるÉvora(エヴォラ)やErvas(エルヴァシュ)に比べて知名度がないのは、歴史的なものがあまりないことと、何より交通の便が悪いからだと思われる。
日本はかなり交通網が発達しているから大抵のところは電車とバスを乗り継いで行くことができるけれど、スペインやポルトガルの鉄道網は日本に比べるとかなり貧弱なので、一番良いのはやはり車、ということになりますね。

先日、かなり駆け足になってしまったけれどPraia da luzから西海岸沿いを北上してVila nova de mil fontes(ヴィラ・ノーヴァ・ドゥ・ミウ・フォンテシュ)まで犬を連れて行って参りました。

途中、Aljezur(アルジェズール)という町を横切り、その後はずっと一直線の道をひたすら北上。
Aljezur、丘の上にはお城の跡が。
季節柄、ドイツやベルギー、オランダなどから来ているキャンピングカーとたくさんすれ違いました。
まっすぐの一本道を大江千里の「カウボーイブルース」をかけ、歌詞にある通り風を入れながら走っていくのはなかなかに爽快でした。ここがポルトガルであることを忘れそうです。

途中で当てずっぽうに標識を見ながらとあるビーチに停車。
Praia do Alvorião(プライア・ドゥ・アルヴォリアオン)というビーチでした。



こんな木の階段をずっと降りていくと…

             
こんな海岸でした。2月は波が良くないのか、ポルトガルのビーチでは必ず見るサーファーも全くいません。

             
こんな小さい滝もありました。

そのビーチを後にし、再び北上。ほどなくMira河をまたぐ橋を渡りVila nova de mil fontes(ヴィラ・ノーヴァ・ドゥ・ミウ・フォンテシュ)に到着しました。


青空がどこまでも青い(日本語変か?)。
想像していたよりも大きな町で、結構人もいました。やはりサーファーは時期でないのか全くおらず、ほとんど地元人という感じでした。
しかし、なぜかインド系が多かった。1人2人などではなくどこへ行っても4~5人で連れ立って歩いている。明らかに観光客ではなくここに住んでいると思われるけれど、何故にこんなところに?リスボンなら分かるけれど。
そしてしっかり中国人経営のスーパーもありました。


海を正面に建てられていた家。ホテルかと思ったら普通の一軒家のようでした。いいところに建ってますね。


そしてこんな飛行機のオブジェが。青い空をバックに映えます。


小さいながらもお城がちゃんとありました(写真撮り忘れた)。そのお城を取り巻くように歩道ができています。


これは河の向こう側へ渡る船に乗るための桟橋へ続く道。
対岸にはかなり大きな砂浜が広がっていました。

訪れた時間が午後3時と中途半端な時間だったこともあり特にレストランなど利用しなかったけれど、さぁーと車で通ってみた感じでは結構おしゃれな雰囲気のレストランやカフェなどがあるようでした。
ただ、あれだけインド系を見かけたにも関わらずインド料理屋は見かけませんでしたね。

その後はあまり遅くならないうちにとこの町をあとにし、Odemira(オドゥミーラ)へ向かいました。


と、こちらがOdemira(オドゥミーラ)。Mira(ミーラ)河沿いにある町で斜面に町が作られているために特に坂の多いところです。

 
Mira(ミーラ)河に架かる橋。ここも意外に人が多いところでした。なんでもドイツ人やオランダ人の移住者が多いのだそう。



Mira(ミーラ)河沿いにはちゃんと遊歩道と街灯も設置されていました。なんか僕が住んでいるPraia da luz よりちゃんとしているような…


そしてこんなチョコレートの店を発見しました。こんなポルトガルの西の端でホームメイドのチョコレート屋があるなんて。ベアトリスさんという方が作っているそうです。あ~、お金を持っていたら入ったのに。財布は車の中に置きっぱなしで来てしまいました。残念!
こちらがサイトです。

高台の公園。ここにもインド系がいましたよ。
アレンテージュの西海岸側は交通の不便さも手伝ってほとんど観光地化されていない分、町もビーチも自然のまま残っています。
町の経済活性化のためには観光客は大歓迎。でもそうすると観光地化されて自然が壊れる。難しいバランスですね。


        


2019-02-08

14世紀の城塞、最も古いパラドールの一つ、Parador・Ciudad Rodrigo /パラドール・シウダロドリーゴ

サラマンカからポルトガル国境へ向かっておよそ90Km。高速道路A62を使っておよそ1時間で到着します。ほぼ平行するように鉄道が走っているからサラマンカから電車でもアクセスしやすそうです。

このパラドールはEsentia
少し街の中をぐるぐる走り回ってたどり着きました、パラドール・シウダロドリーゴ。



2019-02-06

19世紀・アルフォンス12世の豪邸、Parador Limpias / パラドール・リンピアス


クリスマスの少し前に、北スペインの港町サンタンデールからビルバオ方面へ車で40分ほど行ったところにあるパラドール、リンピアスに行ってきました。


カテゴリーは"NATURIA"。高速道路(A8)の出口からすでにLimpiasの表示が出ていたのでパラドールまで問題なく到着しました。閑静な住宅街といった雰囲気です。
門をくぐり、左に曲がり庭の中をずっと上がっていくと駐車場に到着します。いちお遮断機があるけれど特に駐車場代を別途とられるようなことはありませんでした。

2018-08-27

夏の大移動

今年は世界規模で天気がおかしかった。
「おかしかった」、と過去形で書くのはまだ早いのかもしれない。ここアルガルブも例外ではなく、2月末まで過ごしやすくはあるが降るべき雨が全く降らない乾燥した冬が続き、その後は6月まで(普通は雨が降らない時期なのに)雨が多い不安定な時が続き、そして夏の初めには北ヨーロッパ(スウェーデンやスコットランド)の方が南ヨーロッパより暑いという異常な状態が続き、そして暑くなったと思ったら記録的な猛暑。
今は昼間は暑くとも夜は涼しい、アルガルブらしい夏にやっとなったけれど、これから12月までどんな天気が続くのか全く分からない。
おかしいほど暑さが続くのか、異常な寒さが来るのか、雨ばっかりなるのか、例年にない乾燥した冬になるのか。

そのおかしな天候に呼応するように夏の観光客の足並みも今年はおかしかった。
本来なら7月に入ればリスボンやポルトに住むポルトガル人が多く訪れるようになるのに、今年7月はずっと静かなまま。普段に7月には必ず来ていた地元人は姿を現さず。
毎週末、来週はたくさん人が来るか、来週はたくさん人が来るか、と言いながら結局その時は来ることなく7月が終わり、8月に入ってもパッとしないまま。

このまま今年の夏は不発で終わるか、と思っていた矢先、8月中盤に入ってポルトガル国内のみならず、イギリスやフランスからもどっと観光客が押し寄せてきた。今年は理由は分からないがみんなが8月15日前後の同じ時に休みを取ったようだ。

路上も車、駐車場は常に満車、スーパーに行けば人だらけ、当然ビーチも人だらけ。
あまりの一極集中に今年はさすがにうんざりした。

8月のPraia da luz。空が曇っているのは近くで起きた山火事の灰のため。

3月の同じ場所。
うんざりしたこともあって思った。本当にこれが最善の休暇の過ごし方なのか?ヴァカンスはこう過ごさなければならない、たとえそれが世界の果てであってもトレンディーな場所へ行かなければならない、みんなそんな風に無条件に思わされているような気がしてならない。
例えば家に留まって普段できないことをする、あるいは住んでいる場所の近くで休暇を過ごす、なんてことは選択の中にはない。FBやインスタグラムにも他の人がアップしない、うらやましがらせるような、いいねをたくさんもらえる写真を上げたい。結果、皮肉なことにみんなが同じような行動をとる。
今、バルセロナ、アムステルダム、ヴェネチアなどヨーロッパのいくつかの都市は観光客の多さが問題になり始めているほどである(ゴミ、騒音、治安、不動産高騰など)。
ポルトガルの首都リスボンもどうやら例外ではなく、リスボン中心部に住むポルトガル人がホテル、宿泊施設にするためと言って住んでいるアパートから立ち退きを迫られるケースもあるらしい。それって何かおかしくないか?
観光客=経済効果、要するにお金・消費の話である。

2016年の観光客数を見ると1位は相変わらずフランスで8260万人、日本は16位で2404万人。
フランスは今年2018年も好調で2020年には観光客1億人を目指すらしい。
日本も東京オリンピック開催時に4000万人を目標にしているらしいけれど、経済効果だけを求める考え方はそろそろ見直すべきなのではないか、果てしなく消費を促すだけの社会システムはおかしいとPraia da luzのビーチを見ながら考えるのである。



2018-04-13

なんだか本当に2月下旬から天気が落ち着かない。
昨日の朝は嵐のような大雨。1月や2月よりも今の方が寒い。

でも雨のおかげでこんないい写真が撮れました。


2018-04-08

牛~~

今日、車で走っていたらいきなり牛の群れが。


スピードの出しすぎには要注意です。