同じアレンテージュにあるÉvora(エヴォラ)やErvas(エルヴァシュ)に比べて知名度がないのは、歴史的なものがあまりないことと、何より交通の便が悪いからだと思われる。
日本はかなり交通網が発達しているから大抵のところは電車とバスを乗り継いで行くことができるけれど、スペインやポルトガルの鉄道網は日本に比べるとかなり貧弱なので、一番良いのはやはり車、ということになりますね。
先日、かなり駆け足になってしまったけれどPraia da luzから西海岸沿いを北上してVila nova de mil fontes(ヴィラ・ノーヴァ・ドゥ・ミウ・フォンテシュ)まで犬を連れて行って参りました。
途中、Aljezur(アルジェズール)という町を横切り、その後はずっと一直線の道をひたすら北上。
Aljezur、丘の上にはお城の跡が。 |
まっすぐの一本道を大江千里の「カウボーイブルース」をかけ、歌詞にある通り風を入れながら走っていくのはなかなかに爽快でした。ここがポルトガルであることを忘れそうです。
途中で当てずっぽうに標識を見ながらとあるビーチに停車。
Praia do Alvorião(プライア・ドゥ・アルヴォリアオン)というビーチでした。
こんな木の階段をずっと降りていくと…
こんな海岸でした。2月は波が良くないのか、ポルトガルのビーチでは必ず見るサーファーも全くいません。
こんな小さい滝もありました。
そのビーチを後にし、再び北上。ほどなくMira河をまたぐ橋を渡りVila nova de mil fontes(ヴィラ・ノーヴァ・ドゥ・ミウ・フォンテシュ)に到着しました。
青空がどこまでも青い(日本語変か?)。
想像していたよりも大きな町で、結構人もいました。やはりサーファーは時期でないのか全くおらず、ほとんど地元人という感じでした。
しかし、なぜかインド系が多かった。1人2人などではなくどこへ行っても4~5人で連れ立って歩いている。明らかに観光客ではなくここに住んでいると思われるけれど、何故にこんなところに?リスボンなら分かるけれど。
そしてしっかり中国人経営のスーパーもありました。
海を正面に建てられていた家。ホテルかと思ったら普通の一軒家のようでした。いいところに建ってますね。
そしてこんな飛行機のオブジェが。青い空をバックに映えます。
小さいながらもお城がちゃんとありました(写真撮り忘れた)。そのお城を取り巻くように歩道ができています。
これは河の向こう側へ渡る船に乗るための桟橋へ続く道。
対岸にはかなり大きな砂浜が広がっていました。
訪れた時間が午後3時と中途半端な時間だったこともあり特にレストランなど利用しなかったけれど、さぁーと車で通ってみた感じでは結構おしゃれな雰囲気のレストランやカフェなどがあるようでした。
ただ、あれだけインド系を見かけたにも関わらずインド料理屋は見かけませんでしたね。
その後はあまり遅くならないうちにとこの町をあとにし、Odemira(オドゥミーラ)へ向かいました。
と、こちらがOdemira(オドゥミーラ)。Mira(ミーラ)河沿いにある町で斜面に町が作られているために特に坂の多いところです。
Mira(ミーラ)河に架かる橋。ここも意外に人が多いところでした。なんでもドイツ人やオランダ人の移住者が多いのだそう。
Mira(ミーラ)河沿いにはちゃんと遊歩道と街灯も設置されていました。なんか僕が住んでいるPraia da luz よりちゃんとしているような…
そしてこんなチョコレートの店を発見しました。こんなポルトガルの西の端でホームメイドのチョコレート屋があるなんて。ベアトリスさんという方が作っているそうです。あ~、お金を持っていたら入ったのに。財布は車の中に置きっぱなしで来てしまいました。残念!
こちらがサイトです。
高台の公園。ここにもインド系がいましたよ。 |
アレンテージュの西海岸側は交通の不便さも手伝ってほとんど観光地化されていない分、町もビーチも自然のまま残っています。
町の経済活性化のためには観光客は大歓迎。でもそうすると観光地化されて自然が壊れる。難しいバランスですね。
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