こんにちは!南ポルトガル・アルガルブ(algarve)地方の町、Praia da luz在住。フランス料理、フランス菓子ベースのホームデリバリーをやっています。Algarve はアルガルベ、アルガルヴェと日本語では表記されていますが “アルガルブ” が正しい発音です。

日々のこと、ポルトガル・スペイン・フランス、ヨーロッパのこと。言葉に関しては ⇧「フランス語・ポルトガル語」に別ブログで書いてます。⇧「Serge & Satoshi Home delivery」はデリバリーのFBページです。⇧「Paradores/パラドール」にはスペインのパラドールの滞在記をまとめています。

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2019-12-19

9世紀に起源をもつ古い歴史を誇る修道院、Parador Monforte de Lemos / パラドール・モンフォルテ・デ・レーモス Monforte de Lemos)


ポルトガルのパラドール、カーザ・ダ・インスアを後にし、車で北上。
スペインとほぼ接するところにある街、Chaves(シャーベシュ)を過ぎると10分ほどで国境を越えてスペインに入ります。
と言っても当然何もないんですけどね。その昔、税関だった建物だけが残っていました。

その国境を越えてスペイン側に入るとほどなくベリン(Verín)という街に到着します。
その街にもパラドールが実は2つあり、折角なのでちょっと寄ってみることにしました。







こちらが確か2015年にオープンしたばかりのパラドール、カスティーリョ・デ・モンテレイ(Castillo de Monterrei)。




そして向かい合うようにもう一つのパラドール、ベリン(Verín)。こちらはオープンしてからもうかなり経つようです。
ガリシア地方は好きなところなのでいずれまた訪れる時にはこのパラドールのどちらかに泊まってみたいですね。

ここから更に車を走らせガリシア地方で3番目に大きい街オウレンセ(Orense)を過ぎ、そこからもう1時間ほど北東の方へ走ると、今回の目的地、パラドール、モンフォルテ・デ・レーモス(Monforte de Lemos)に到着します。


                     


堂々の門構え


外観はこんな感じ。ここには13世紀から15世紀の間に建てられたという塔、9世紀に起源がある修道院、そしてPalace Condes de Lemos(レーモス伯爵の邸)の3つの建物から成り、客室やレストランのあるメインのパラドールはこの写真の修道院だった建物に入っています。
レーモス伯爵の邸は結婚式などの催し事に使用されるようです。
2003年オープンなのでパラドール91年の歴史の中では比較的新しいパラドールですね。

小高い丘の上に位置するためと到着した時にはすでに夜になっていたので、かなり遠くの方からライトアップされたパラドールが見えました。
「あれが今日泊るパラドールだ」と、かなり印象的です。


パラドール入口
入口

すぐ横に車を止められます。ガレージも常設しているけれどそこに駐車すると恐らくお金を取られます。

お馴染みパラドールのサイン




レセプションでチェックインを済ませ奥へ進むと、修道院を使ったパラドールではおなじみの回廊が。ここは派手さや豪華さはなく落ち着いていました。

ここには滞在者は無料で使用できる小さなジムとジャクジーがあります。
屋外プールもあるけれど、この時期はさすがに閉まっています。




今でこそ回廊にはこのようにガラスが嵌められているけれど、完全にオープン状態だった修道院の時にはさぞかし冬、寒かったことでしょう。




ここの回廊の中心は変わっていて、中心から外側に向かって緩く傾斜しています(写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが)。これは雨を貯水池に入れるためだそうでこのような造りは初めて見ました。


部屋は今回203号室



部屋はこれも初めて、ロフト付きでした。ベットのスペースが上に行きそのお陰で天井も高くなるのでとても広々とした空間で快適でした。


上からの写真

レストラン
レストラン


荷物も置き、シャワーも浴びて落ち着いたところでいざ食事、の前にバーへ。アミーゴ会員で予約するとチェックイン時に必ずワイン一杯が飲めるバウチャーをくれるのでそれを使ってまずバーでちょっと飲むことに。


これは毎年のことだけれど、このパラドールに行ったのは11月末。この時期から12月初めにかけては本当に閑散期でどこのパラドールに行っても(街のど真ん中にあるパラドールは別にして)お客がほとんどいません。この時も例外ではなくバーでもレストランでもお客は自分たちだけでした。サービスを全部ひとり占め。

そしてその料理がなかなかにおいしかったのです。


前菜キノコのリゾット

牛肉のカネロニ風


ここ数年のパラドールは食事にかなり力を入れているようで実際に食べていてそれを感じます。パラドールごとにその土地その土地の郷土料理が必ずメニューの中にあり、盛り付けにも工夫の跡が見られます。
それにサービスに無駄がない。どこのパラドールに行ってもみんな愛想がよく一人でかなりの数のテーブルを切り盛りしています。


そこがお隣りポルトガルとは偉い違いなんですよね。ポルトガルではレストランに入るとまずサービスする人の人数がやたら多い。その割に誰も注文を取りに来なかったり、そうかと思うとみんなが代わるがわる同じ注文を取りに来たり。愛想が(全く)ないこともしばしば…

まぁ、どちらがいいとも悪いとも申しませんが。


そして翌日。

部屋から見える塔


部屋から撮影。こちらが中世に建てられた塔です。高さ30メートル。冬の間は週末だけ開いていて登ることができるそうです。僕らが行ったのは週の真ん中だったから残念ながら閉まっていました。


部屋からの眺め


そしてこちらは部屋からの眺め。普通の建物の4階分に相当するくらいの高さがあるのに部屋の窓が普通に開くんですよね。結構危険だったりして。


愛犬と一緒に


そして忘れてはならない犬の散歩。

朝食は夕食と同じ場所です。朝は他のお客さんたちもちらほら見えました。

今回はここのパラドールに泊まることが目的でこの街モンフォルテ・デ・レーモス(Monforte de Lemos)を観光する時間は取らなかったけれどレセプションで案内された限りではかなり歴史のある街のようです。
今度来ることがあったら2泊必須ですね。食事もおいしかったし。

このパラドールのサイト・予約はこちら⇩
https://www.parador.es/en/paradores/parador-de-monforte-de-lemos

あるいはこちらからも⇩
https://www.booking.com/hotel/es/parador-de-monforte-de-lemos.ja.html#tab-main



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