でも、状況を考えれば延長されるのはもう目に見えてますね。
もちろん、店を開けられる状態ではないのでその代わりに宅配・ホームデリバリーを始めました。
でも、スペースと機材が揃った店の厨房と普通の家の台所では勝手が大違い。店で出していたもの全てを作ることはできません。
そもそも、土地柄というかフランス菓子屋の看板は出しているけれど、実際にたくさん売れるのはお菓子よりもキッシュなど塩味系。
これをいい機会、いずれにしろスペースが限られているからあれもこれもと作ることはできない、甘い系は抑えてそのまま食事になる塩味系のメニューを増やしました。
と、そんな時に限って、誕生日ケーキ作って、と注文が入る。
大きいケーキも、家ではまず場所が限られているから基本的には宣伝していなんだけど、しょうがない、作りましたよ。
勝手が違うとはいえ、思ったよりうまくできた。1つならまだ何とかなるけど、3つも4つもとなったら無理ですね。
世界を巻き込んで新型コロナウイルス (Covid-19)が猛威を振るっているけれど、自然はそんな僕らの心配をよそにちゃんと巡っていて、ここアルガルブではレモンが実り始めています。
先日も庭で採れたレモン使って、とイギリス夫人がレモンをたくさんくれました。もちろん、農薬など一切なし。
これを使ってレモンタルトも作りました。
これはなかなかうまく出来た。
折角もらったレモンが傷んでしまう前に、レモンケーキやジャムも作らないと。
それでも、店で仕事をしている時よりも時間に余裕があるから、いい機会にとポルトガル語もネットで読んだり聞いたりしてます。
そうすると、新型コロナウイルス (Covid-19)による外出制限で各国に似たような事件の報道が、
ドメスティックバイオレンス、Domestic violence(英)、Violence domestique(仏)、Violência doméstica(葡)。
文字通り日本語に訳すと「家庭内暴力」となるようだけれど、これだと思春期の子供が親に暴力をふるう、というイメージですね。なので日本語では英語そのままの読み。
このドメスティク・バイオレンスがアメリカでもフランスでもポルトガルでも日本でも外出制限がされるようになってから増えているらしい。
狭いアパートにずっと一緒にいる心理的圧迫からDVが増える、というのは理屈として理解できるけれどなんだか寂しいことですね。
それが世界中で確認されるということは、結局どこの人間も人として変わりはないってことか。
フランスのニュースでもひどい事態を報道していました。
一部の医療関係者(医者、看護師、介護者)が自分たちが住んでいるアパートや地域から「他へ移ってほしい」、「自分たちの車の近くに駐車しないでほしい」などとという匿名の手紙を受け取ったり、その類いのメッセージが車のフロントガラスに挟んであったりするらしい。病院でウイルス感染者と接しいるあなた達はウイルスに感染している可能性が高い。それを私たちに移されては困る、ということらしい。
多くの人たちが、これらの仕事に従事する人たちを‟英雄”と称賛している、その一方でこういう人間が存在する。このようなうすら寒くなるような事態も少なからず起きている。
新型コロナウイルス (Covid-19)は人間の負の面もあばきますね。
日本政府の、新型コロナウイルス (Covid-19)によって経済的な被害を被っている、企業、個人事業主、フリーランスなどへのはっきりしない態度も不安を煽ります。
犬は、飼い主が一日中ずっと一緒にいるからご機嫌です。
人間も動物のようにもう少しシンプルに生きられたらいいですね。
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